窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

オーストリア、スパークリングワイン会

2009年10月05日 | ワイン・日本酒・ビール


 柳田みゆきさんのワイン会が広尾でありました。今回のテーマはオーストリアのスパークリングワイン。30種類ものブドウ品種を使い、全て瓶内二次発酵(シャンパーニュ方式)でスパークリングワインを造っている「シゲティSzigeti)」のワインをテイスティングしました。



 合わせる料理は香草の効いた生春巻やグリーンカレー、レッドカレーなどのタイ料理。ドライなスパークリングワインと良く合いました。



 さて、例のごとく気取ったテイスティング会というよりは豪快な呑み会の様相を呈する柳田さんのワイン会。初めは「ウェルシュリースリング・ブリュットWelscriesling Brut)」。ウェルシュリースリングは青リンゴを思わせるフルーティさとスパイシーさを併せ持ち、辛口のリースリングに似た感じがあります。



 「グリューナフェルトリーナー・ブリュットGruener Veltliner Brut)」。グリューナフェルトリーナーはオーストリア固有品種で、オーストリアワインの実に60%を占める、リースリングと並ぶ代表的なブドウ品種です。非常に華やかな香りと強烈なスパイシーさをもつ個性的なワインで、タイ風の生春巻の香草(パクチー)との香りと、このワインの香りが互いを高めあい、口の中一杯がハーブで包まれたようになります。今回テイスティングしたワインの中では一番僕の好みに合いました。



 「フェニックス・ブリュット・オーガニック(Phenix Brut Organic)」。有機栽培で作られたフェニックス。フェニックスはバッカスヴィラード・ブランという二つのブドウ品種を掛け合わせたもの。最初、鼻を刺すような刺激があり、酸味・苦味がある割りに後味が非常に短く感じました。



 「マスカット・オットネル・エクストラドライMuskat Ottonel Extra Dry)」。マスカットのほのかな甘みがある黄金色のワイン。ハンガリーの契約農家で栽培したブドウでベースワインを作り、オーストリアで瓶内二次発酵させたワインです。火山性土壌で栽培されたミネラル感が感じられます。写真にあるとおり、エチケットにはオーストリア・ハンガリー帝国(1867年~1918年)の紋章をあしらっています。



 同様にオーストリア・ハンガリー帝国の紋章の使用を許可されたシリーズ、「トラミニ・エクストラドライTramini Extra Dry)」。やわらかい柑橘系のフルーティーな香り、ハンガリーの気候が反映されたワインだそうです。スパイシーさを感じないので、カレーや胡椒を使った肉料理などに良く合います。



 「ピノノワール・ロゼ・ブリュットPinot Noir Rose Brut)」。オーストリア東端、シゲティがあるブルケンランド州ゴルスで栽培されたブドウをすり潰して二日間発酵させ、オーク樽で熟成後、瓶内二次発酵させて作られた、やや茶色がかったピンクのロゼです。上品で繊細な感じ、しかし今まで様々なワインを飲み続けたあとでは少々物足りない、できれば最初に飲みたいワインでした。



 「ツヴァイゲルト・エクストラドライZweigelt Extra Dry)」。美しいルビー色をした赤のスパークリングワイン。ベリー系の香りに適度なタンニンとアルコールを感じさせる上品な味わいです。写真に写っているフルーツタルトとも良く合いました。

 今回の会場はこちらです。

広尾プライベートバー 5A5

東京都渋谷区広尾5-4-11ベルナハイツ5A-5



 繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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