窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

ボーナンザ(BOHNANZA)-遊びながら交渉を体感する

2014年12月04日 | 交渉アナリスト関係


  日頃お世話になっている、掛川高洲さん主催のセミナーで、「ボーナンザ」というドイツ生まれのカードゲームを初めて体験しました。


  
  「ボーナンザ」は、一言でいうと手持ちの札と山から引いた札をうまく使いながら、畑で豆を育て収穫して稼ぐカードゲームです。細かいルールの説明は割愛しますが、他のプレイヤーと競いつつ、時には協力しながら最終的に稼いだ金額で勝敗を争います。



  このゲームの良い点は、畑で育てる豆の種類や手持ちの「豆カード」の行使に制約があるため、他のプレイヤーと否応なしにコミュニケーションをとらなければゲームを進行させることができないという点です。各プレイヤーは、6種類ある豆の資源制約やカードの山の残数などからゲームの進行を推察し、効率よく畑で育てた豆を換金しなければなりません。その際、通常のカードゲームのように情報を極力秘匿して他のプレイヤーを出し抜くばかりでなく、長期的視野に立脚して他のプレイヤーも利することで自らも利する統合型交渉によるアプローチが必然的に重要な意味を持ってきます。



  初めてのプレイで、ようやく少しコツがつかめた頃に残念ながら終わってしまいましたが、統合型交渉が何故、どのような場合に有効かを感覚的につかむことができるという意味で優れたゲームだと思いました。チームビルディングにも有効かもしれません。実際、本場ドイツでは様々なゲーム賞を獲得しているそうです。対象年齢は12歳以上となっていますが、大人も十分楽しめます。さらに経験を積めば、よりこのゲームの奥深さが理解できるのではないかと思います。

ボーナンザ 日本語版
クリエーター情報なし
AMIGO / メビウスゲームズ


繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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