先日うちのライブラリから60余枚を売りに出してしまったワケであるが、その理由は盤によって様々である。一例を挙げてご理解を頂こうという趣旨なのであるが、例えばフェアポート・コンヴェンション「アンハーフブリッキング」(1970)。彼らの長い歴史の中でも指折りのの名盤であるが、その中の一曲、長尺でなるセイラーズ・ライフ、これがダメなのである。いやいやいやいい曲なんですよ、静かに始まるイントロから徐々にリズム隊がうねりだし、サイモン・ニコルとリチャード・トンプソンによる組んずほぐれつのギター陣、これにフィドルのデイヴ・スウォーブリックも乱入して、いつ果てるともない航海に及ぶという、その意気や良し!リハーサル・セッションから得たアイディアを結実させたのもすばらしいが、自国のトラディショナルをロックに再構築するという彼らの方法論が完成された、それこそ英国でも屈指の一曲なわけですよ。なのですが・・、これを中坊かせめて高校の時分に聞いておれば大のお気に入り盤になってたこと間違いなしなのに、50過ぎてからだとこのひたむきなプレイにいまひとつ没入できず、もうそれが悔しくて手放したという次第でして。こうして書き連ねてもむなしいだけですな、はあ~
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