北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

水臭くてごめんなさい。2012年6月23、24日は計10カ所

2012年06月24日 16時35分52秒 | つれづれ日録
 はなはだ突発的であるが、札幌に行くことにした。

 6月25日からしばらくの間、会社の仕事が休みになる見通しがなく、この週末を利用しないと、「大原美術館展」「立体力」を見逃すことが確実であることがわかったためだ。

 あまりに突発的なので、事前に誰にも連絡しなかった。また、バスのきっぷを予約しているヒマがなく、23日の朝、留辺蘂 る べ しべ駅で、特急の往復きっぷを買ってそのまま乗車することにした。

 札幌滞在は正味1日しか確保できないので、ご案内をいただいて、見に行きたいという気持ちはあっても、足を運ぶ時間がない展覧会が多数あった。
 この場を借りておわびいたします。



 筆者の住んでいるところからは、もちろん北見駅のほうが留辺蘂駅より近いのだが、朝いちばんの特急列車に乗るためには、駅まで車で送ってもらうか、タクシーで行くしかない。
 ところが、なぜか北見発留辺蘂行きの路線バスは走っており、自宅の近くの停留所から利用できる。
 朝6:47発と、相当に早い便だが、これまで「貸しきり状態」だったことは一度もなく、この日も女性ひとりが乗っていた。

 留辺蘂から特急オホーツク2号に乗車。
 遠軽から大勢乗ってきて、ほぼ満席になった。

 札幌にお昼前に到着。
 そのまま快速電車に乗り、琴似で降車。

 琴似駅前に、福井えん堤行きのバスがちょうどとまっていたので、それに乗り、発寒橋で降車。7分ほど歩いて、ギャラリー山の手で版 清水淑枝版画展
 清水さんとお会いするのは、音威子府でのアジアプリントアドベンチャー以来だ。

 2分ほど歩いて「ふもと橋」バス停から地下鉄琴似駅行きのバスに乗る。

(いつも思うのだが、札幌市交通局は、なんで国鉄の琴似駅から離れた駅に、同名の「琴似」という名をつけたのだろう。まぎわらしくってしかたがない。「白石」も同じ)

 地下鉄琴似駅でドニチカキップを購入。
 円山公園まで行き、ギャラリーRetaraで泉修次展

 会場全体を使ったインスタレーションの大きな作品。

 泉さんに
「たくさんまわるところ、あるでしょ。全道展もあしたまでだし」
といわれる。
 全道展のことはわすれていた。
 というか、さっきも書いたけれど、わずか正味1日の滞在では、見たくても見られない展覧会が、ほんとうに多いのだ。



 また東西線に乗り、西18丁目でおりて、道立近代美術館で大原美術館展
 会期末が近いこともあり、そこそこの混雑ぶりだった。

 これも、いずれ記事を書くけれど、個人的には、日本の近代洋画がよかった。
 テレビコマーシャルではモネやルノアールの印象が強いし、実際、1920年代以降の西洋画がかなりの点数、展示されているのだが、あまり感動しなかった。
 それより、関根正二、熊谷守一、白髪一雄、吉原治郎といったあたりに、一番興奮した。また、ロスコやフォートリエといった戦後の西洋絵画がきているのもポイント高いと思う。

 ちょうどよいあんばいの交通機関がないため、タクシーでGallery 創へ行き、ギャラリー創5周年記念企画 G.A.A.L展。伊賀信さんによるソロユニットで、伊賀さんに久しぶりにお会いした。
 ギャラリーの本庄さんもいらして、これから東京・青山のスパイラルで開かれるアートフェアに参加するという話をしてくれた。

 地下鉄南北線の中島公園駅へ。大通で東豊線に乗り換え、環状通東駅で降車。
 高校生がエレベーターで地上に上がろうとしている。負けられない。階段を一段飛ばしで駆け上がる。
 もちろん勝った。

 茶廊法邑 さ ろうほうむら谷口明志・川上りえ Space Abstraction II(記事はアップ済み)。

 帰路、川上さんの軽自動車に乗せてもらい、ななめ通りを走って都心まで送ってもらう。
 ギャラリーたぴお→temporary space(森本めぐみ展。記事はアップ済み)

 北18条→さっぽろ。
 しばらく、紀伊国屋書店をうろうろするが、けっきょく何も買わず。

 さっぽろ→円山公園。
 カフェエスキスでコーヒーを飲んでいたら、道立近代美術館の学芸員さんとばったり会い、しばし写真の話など。

 帰路は、11時の最終バスに間に合わず、地下鉄駅から25分かけて歩いた。


 どこに行っても
「あら~、日焼けしたねえ」
と言われた一日だった(笑)。

 長くなったので、続きは別項で。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
美術展めぐり (怜な)
2012-06-24 18:25:32
こんばんは。
札幌での美術展めぐり、おつかれさまでした。
ご感想の記事を楽しみにしています。

谷口明志・川上りえ展、面白かったです。
壁を勢いよく流れる線の束と地割れを思わせる、どっしりした3つの鉄の固まり。
椅子ベンチに上がって観ると、より作品と空間に緊張と調和のようなものを感じました。
怜なさん、こんばんは (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2012-06-24 21:45:51
先ほど帰ってきました。

そうなんですよね。
見て回ってるときは楽しいのですが、記事を書くのは、なかなかたいへんです。がんばります。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。