北海道美術ネット別館

美術、書道、写真の展覧会情報や紹介。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメント、トラバはお気軽に。略称「ほびねべ」

08年5月のおもな展覧会

2008年05月31日 23時52分48秒 | 主な記事へのリンク
 5月のおもな展覧会の記事へのリンクです。
 書き終わっていないエントリには、まだリンクがはられていません。

 このエントリは随時更新します。

 ■■は、更新時に開催中の展覧会、■はすでに終了した展覧会です。

現代美術
metamoric animal XII タダ・ミル
ウリュウユウキ「南11条西13丁目停留所」
ジャパン・コンテンポラリーアート展

絵画・版画
■■北海道の水彩画 みづゑを愛した画家たち
■春の院展
postcard100展
第23回北の日本画展
MNT DE展
第17回山崎亮個展
木芽会 NHK文化センター日本画教室
笹山峻弘展 インド・チベット紀行
徳丸滋展
一線美術会北海道支部展
小林麻美個展「風景が私をみている気がする。」
坂元輝行風景画展 歩く、感じる、描く。PART V
古林玲美展 mosaic
栃内忠男展 ヨーロッパ・スケッチと近作油彩

彫刻
野村裕之 チビアートの世界展

工芸・クラフト
米原眞司展
西山亮ガラス展1983…2008
LONDO SPRING EXHIBITION 船山奈月・菊地絹枝展
金工展
備前焼 SUSU工房作陶展
飯沢能布子 星の七宝展
■北海道金工作家協会展創立30周年記念展および畠山三代喜(遺作)展
北釉会展
新茶を愉しむ 北川智浩の白磁の急須と湯呑み
辻徹個展 木と漆の仕事
第48回 東日本伝統工芸展
陶居・大野耕太郎作陶展


奎星会北海道巡回展

写真
「水の景(しらべ)」清野幸輝写真展
米山ヒトシ写真展 道のない島
写羅 film exhibition


複数ジャンル
第17回教職員OB作品展
さっぽろくろゆり会展
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■米原眞司ガラス作品展 (6月1日まで)

2008年05月31日 21時02分35秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 球体のパワフルなガラス彫刻で知られ、道立近代美術館や欧米の美術館に作品が所蔵されている江別の米原眞司さん。
 6月11日(水)-17日(火)には高島屋大阪店6階アート・サロンで個展をひらくなど、国内外で発表しています。

 球体がずらりと並んだ、STVエントランスアートや江別市セラミックアートセンターでの個展は、印象にのこっていますが、うつわも展示・販売する展覧会を見たのは、じつは初めてではないかという気がします。

 会場には「spiral」と題された球体が2個。
 そうか、1個45万円(税別)なのか。
 筆者には買えませんが、絵の大作の価格を思うと、けっこう安いなあと思いました。

           

 あかりや花器、オブジェ「氷のけしき」「光の樹」、壁掛け型作品「銀河」「Birth」など、これまで見る機会のあまりなかった多様な作品が並んでいます。


           

 スパイラルシリーズ以前に取り組んでいた「ラインドローイング」の手法による小さな作品が、会場入り口附近にありました。
 右側は、3ツ足のグラス。


        

           

 こうして見ると、普段使いのうつわをつくっても、米原さんのはどこか違うのです。
 うまくいえないのですが、どうも曲線の自在さが、ほかのガラス作家にくらべ、際だっているように思うのです。
 だからといって、使いづらいということはなく、食卓をさわやかに彩ってくれそうなのですが。

 つぎの画像は、左から「青き風」「青の花器」「大鉢」。
 「青き風」は、透明な中に青い線が走り回っているというデザインで、ずっと見ていても飽きません。

           >

 じつは、筆者がうかがった29日は、米原さんが会場にいらっしゃるということで、急いで行ったのですが、熱を出したとのことで、姿を見せませんでした。お大事に…。


08年5月20日(火)-6月1日(日)、月曜休み、10:00-18:00
工芸ギャラリー愛海詩(えみし、中央区北1西28 地図D

米原眞司展「planet」(07年4月)
04年、江別市セラミックアートセンターでの個展

STVエントランスアートの米原さんのページ(非常に詳しく、参考になります)
道立近代美術館「遠慮のないガラス」展の資料
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山の手沢

2008年05月31日 20時59分20秒 | さっぽろ川あるき
 西区山の手の「倫土(ろんど)」にはこれまでも何度か訪れていたが、裏手に小川が流れているのを、今回初めて知った。
 倫土の1階はちいさな喫茶スペースになっており、そこにテラスもあって、階段をおりて川べりへといけるようになっている。なんだか、ギャラリー門馬とよく似た感じの小さな谷だ。
 ただし、倫土の裏が、川の事実上の最終地点で、地下の水路へと流れがもぐっていくのが、間近に見える(画像左手)。

 川は、三角山の北東の山すそに端を発し、「札幌育成園」や「琴似平和学園」のそばを流れて、倫土の裏で下水となる。
 古い地図で等高線を見ると、どうやら旧国道5号のジェイアール北海道バス営業所やシャープのオフィスがあるあたりで、琴似川に合流していたようだ。ただし、昔から地上を流れていたかどうかの証拠は筆者の手元にない。ここも小さな扇状地として、昔からいったん地下にもぐっていた可能性も捨てきれない。

 このほか、琴似川には、現在のポリテクセンター(二十四軒4の1)附近に発していた「琴似八軒川」など、左岸に流れ込む細かい支流も、けっこうあった。
 もっと上流(宮の森2の12以南)までいくと、琴似1号川、琴似2号川など、いまも多くの支流が注いでいるのを、目にすることができるのだが。



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■metamoric animal XII タダ・ミル (6月1日まで)

2008年05月31日 20時40分37秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 動物を擬人化した彩色の木彫を制作するとともに、それを撮影した写真などを同時に展示して、独特の空間をつくり出す北広島の山本祐歳さんは、年1、2度、個展をひらいています。 
 今回は、新作の木彫は2体。いずれも、前回と同様、縦に細長い作品です。会場の、左半分は旧作が並んでおり、「展覧会は新作で」というこだわりのあまりない人です。

 冒頭の画像は、新作のひとつ「月ヲ觀ル【馬/アラブ】」月ヲ觀ル【馬/ブーロンネ】」の頭部です。


            


 「觀(観の正字)る」というのが、今回のテーマ。
 木彫の背の壁には、氷が溶けていく過程を写した10枚のモノクロ写真「ice is m e l t i n g …water」が展示されています。
 画面が正方形なので、一瞬ポラロイドかと思いましたが、じつはデジタルカメラで撮影したものを加工したのだそうです。

 また、左側の床の上には「両手で包むように持ってみて下さい」という指示の記された木彫4個が並んでいます。「触レテ觀ル【願フカタチ】」という題です。
 丸っこい木のかたまりを両手で持っていると、気分が落ち着いてきて、だんだん眠たくなってきました。
 表面はオイルで処理されているのでとてもなめらかで、いい香りがいつまでもてのひらに残ります。

 さらに、近くの壁には「解(ほつ)れる光」という、緑に金を混ぜた抽象画も展示されています。
 木彫だけではない「多方面作戦」が展開されているようです。


                 
                 
                 

 もう1点の新作「日ヲ觀ル【馬/ブーロンネ】」日ヲ觀ル【馬/アラブ】」。
 縦長なので、3つの部分に分けて撮影してみました。
 
 
 動物と、植物と、建築が一緒になったような作品です。
 とりわけ、根元の部分が家みたいになっているのは、山本さんの作品でも、これまでになかったユニークな趣向です。


                 


 これは背中から見た図。 
 いずれにせよ、山本さんの作品は、ivoryの白い空間に合っているように思えました。


08年5月27日(火)-6月1日(日)12:00-19:00(最終日-17:00)
HOKUSEN GALLERY ivory(中央区南2西2 NC HOKUSEN ブロックビル4階 地図B

□公式サイト http://www10.plala.or.jp/metamor/

Metamoric Animal グレイの内から(07年11月)
metamoric animal XI wood carving “Tasting”&“BAZAR” (07年3月)
山本祐歳 Metamoric Animal X(06年)
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■LONDO SPRING EXHIBITION 船山奈月・菊地絹枝展 (6月1日まで)

2008年05月30日 23時54分08秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 
 西区・三角山のふもとにある「倫土(ろんど)」で、木工の船山奈月さんと白磁の菊地絹枝さんの2人展がひらかれています。

 菊地さんは「倫土」の主宰者で、ここで陶芸教室もひらいています。
 彼女の白磁はほんとうに白いです。
 朝鮮白磁のどこか悲しげな白さにくらべると、スタイリッシュで透明な白さを感じさせます。
 ドーナツ型の花器など、ユニークなかたちのものも多いです。


           

 船山さんは2003年に道教大を卒業した若手で、これがことし3度目の発表です。活溌に制作・発表を続けています。
 彼女がいちばんつくりたいのは、大きな食器だそうです。
 「桜ながれ皿」「杉楕円皿」など、曲線をいかした個性的なフォルムですが、シンプルで、木が持っている本性を生かした自然なかたちだと思います。
 半球型のうつわもユニーク。断面がわずかにへこんでいて、料理でもアクセサリーでも置けるのですが、そのまま眺めていてもたのしそう。
 「食卓の主役は陶器で、木のうつわは何個も置かれるわけではないので、そこで全体をうまく引き立てるような、そんなうつわをつくっていきたいです」


           

 最近は、木に直接チョークでかたちをかいて、彫りはじめていくのだそうです。フォルムの自然さは、思い切りの良さからきているのかもしれません。
 デザート皿などもかわいいですね。ちいさなさじがついています。

           


08年5月27日(火)-6月1日(日)10:00-18:00(最終日-15:00)
GALLERY 倫土(西区山の手3の12 地図K)



東西線西28丁目から、ジェイアール北海道バス「循環西20・西21 山手線」に乗り継ぎ、「山の手4条11丁目」降車、徒歩2分。平日日中は1時間に2本ずつ
東西線琴似駅もしくは宮の沢駅から、ジェイアール北海道バス「琴29 琴似西野線」の乗り継ぎ、「山の手4条11丁目」降車。平日日中は1時間に1本ずつ
(駐車スペースあり)


02年のグループ展「桃源郷」(画像なし) 
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■postcard100展を見にEma Greenへ行ってきた (6月1日まで)

2008年05月30日 23時50分21秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 札幌のイラストレーター佐々木小世里(こより)さん。水彩のさらっとした感じを生かした明るい絵柄で、北海道新聞日曜ナビ連載「ほっぺ落ちの旅」や、「きのとや」のロゴなど多方面で活躍しています。
 この「ほっぺ…」は、ことし夏に1冊の本になるそう。原画展も同時開催されるかも、とのことです。

 今回は、ポストカードざっと100枚を、おしゃれな雑貨屋さんの一角で展示販売します-というもの。
 会場の「Ema Green」は、パルコの裏手、ホールステアーズカフェのある石造りのビルに入り、階段を上ってすぐのところにありました。 

 クマガイマキさんのステンドグラスのあかりや、彼方アツコさんの版画などもあります。
 また、ほうろう製の調理用具やきれいな雑貨などもたくさん販売されていて、雑貨好きの女の子には見逃せないお店ですね。

                 

 小世里さんのポストカードは新作で、野菜を大きくあしらったもの、北海道に北人を歓迎するものなど、さまざまです。
 ただ、100枚はそろわなかったらしいです。


           

 小世里さんとしては、めずらしい油彩の小品もありました。


08年5月24日(土)-6月1日(日)10:30-20:00(最終日-17:00)
Ema Green(中央区南2西3 パレードビル2階)


□佐々木小世里さんのホームページ http://www7.plala.or.jp/koyori/

佐々木小世里イラストレーション「水たまりに映る空」(06年、画像なし)
佐々木小世里「空色日曜日」イラスト原画展(03年8月20-22日の項)

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■金工展 (6月1日まで)

2008年05月30日 23時46分43秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 道教大の金属工芸研究室の展覧会。
 2-4年生と院生計8人(全員が女性)が、個性的でパワフルな作品を出しており、おもしろかったです。
 あまり全体的な傾向をどうのこうの言ってもしかたないのかもしれませんが、金属だけではなく、鏡や木材など、異なる素材を、自然に用いている作品が多いのは、一つの傾向といえるかもしれません。
 佐藤あゆみさんは木工研究室出身らしく、木と組み合わせてスマートな印象。
 吉成翔子さんの「何時でもいい」は、錆びた歯車などがたくさん集まり、楽しさと完成度の高さが同居した大作です。
 清水愛美さん「あなた たね」は、曲線の細い線をおびただしく這わせて球体とし、球の中心に、植物の双葉のようなかたちを配しています。
 佐藤有希さん「exlstencla;」は、3本の脚を備えた大きないすのような作品。背にあたる部分に割れた鏡が貼り付けられています。
 アクセサリーなど繊細な作品もありますが…。
 全員による共作「ストーブ」もあります。庭でじっさいにまきを入れて燃やしたそうです。煙突がすこし曲がっているところがおちゃめです。


 出品作は次のとおり。
佐藤あゆみ(院1年)「雲路」
吉成翔子 (4年)「何時でもいい」「雑貨屋さん」「かわいこさん」
杉田斐子 (4年)「おしりのでっかい宇宙人のいす」
町嶋真寿 (4年)「今日も雨ふり」「アクセサリーとしてのモチーフ バラと蝶、テッセン、髑髏」
清水愛美 (3年)「あなた たね」「Be e」
佐藤有希 (3年)「nucleus」「stranger in this world」「1 yats 2」「exlstencla;」「storm keeper」
上舘恵理 (2年)「生活」
佐々木清美(2年)「はじめ」


08年5月27日(火)-6月1日(日)10:00-18:00(最終日-17:00)
コンチネンタルギャラリー(中央区南1西11、コンチネンタルビル地下)

04年
02年
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●5月31日から「SPIRAL」

2008年05月30日 23時39分49秒 | 展覧会などの予告

 かなこ社長からのメッセージをそのままコピペ。
 さすがのヤナイも、たぶんすべてを見に行くのは無理かと。

 大学生のエネルギーには、ただただびっくりです。

キュウマル。スパイラル
- iwamizawa90° 1st Season Project -

会場 iwamizawa90° 岩見沢市3条西5丁目5-1
主催 キュウマル。スパイラル実行委員会
企画 SPILAL/いろへやきかく

2008年4月1日、JR岩見沢駅から徒歩3分、北海道岩見沢市の中心商店街の2階建ての空店舗をアートとまちづくりの活動拠点施設にしようと、市民、学生の有志10数名が動き出しました。
2008年5月31日(土)、iwamizawa90°(イワミザワキュウマル)は始動します。


「キュウマル。スパイラル- iwamizawa90° 1st Season Project -」は、iwamizawa90°の始まりの90日間で、建物の紹介、作品発表、岩見沢市民や他都市の人と場所との交流を行う中で、次の90日間に建物の中にどんな機能を入れるのかを探るアートプロジェクトです。


iwamizawa90°(イワミザワキュウマル)には、ギャラリー、アトリエ、カフェ、ショップ、イベントホールなどといった、一つの決まった使用用途はありません。アートスペースの可能性と、岩見沢に今、何が必要なのかを探る建物です。

4月1日から6月29日までの90日間、iwamizawa90°は、施設整備、滞在制作、作品発表を行う場所として存在します。

5月31日のオープンから6月29日までの期間中、建物の公開と同時に、アートプロジェクト、作品展示、その他イベントなどの開催を予定しています。

2008.05.31(sat) 18:00~
iwamizawa90°+SPIRAL  OPENING PARTY
会費300円(当日受付にて)
軽食、お飲み物をご用意いたします。
お誘い合わせの上、ぜひお越しください。

(2008年6月の開場日時)
01(sun)-03(tue) 11:00-20:00
06(fri)-08(sun) 16:00-20:00
12(thu)-14(sat) 10:00-18:00
15(sun)-17(tue) 10:00-18:00
19(thu)-21(sat) 11:00-19:00
24(tue)-29(sun) 11:00-19:00

※都合により、変更の場合あり。ご了承ください。


「SPIRAL」 会場:iwamizawa90°2階 フリースペース

1ヶ月でiwamizawa90°を含む3会場を教育大生の5人+1グループの展覧会が巡っていきます。作家、作品、場所、都市、観客、時間の関係を、螺旋のように構築していくプロジェクトです。新たな作品発表形態の提案、若手作家の紹介、作家と市民との交流、iwamizawa90°と他都市のアートスペースとの連携体制の構築も目的としています。

■iwamizawa90°での展覧会スケジュール
1+3(大塚由夏 桂下いづみ 佐藤祐加理 山内太陽)
「1+3」
06.01-06.03

南俊輔個展
「TTTiiimmmeee rrruuunnnnnniiinnnggg iiinnnsssiiidddeee ooofff mmmeee...」
06.06-06.08

今泉東子個展
「それから、ふと思い出した。」
06.12-06.14

我妻直樹写真展
「ひかりのポートレイト」
06.15-06.17

中里麻沙子個展
「空気になって歩く」
06.19-06.21

西田卓司個展
「Image of pop」&「壁ポップ」
06.24-06.28
※会期中、屋内での平面作品の展示と同時に、外壁に作品を制作します。


SPIRAL 他の開催会場とスケジュール

■PRAHA2+deep sapporo 9J (札幌市中央区南11条西13丁目2-12)
http://www.prahaproject.com/P2d.html

2008.06.01-06.29
床も白いホワイトキューブで、短期滞在制作を通しての展示

06.01-06.03 11:00-19:00 中里麻沙子(初日のみ13:00より)
06.05-06.07 11:00-19:00 今泉東子
06.08-06.10 11:00-19:00 西田卓司
06.12-06.14 11:00-20:00 1+3
06.23-06.25 16:00-20:00 南俊輔
06.27-06.29 11:00-19:00 我妻直樹

■北海道教育大札幌校 談話室 (札幌市北区あいの里5条3丁目)

2008.06.08-07.01
パブリックとプライベートの狭間である大学内での展示

06.08-06.10 11:00-18:00 我妻直樹
06.15-06.17 11:00-18:00 南俊輔
06.19-06.21 11:00-18:00 西田卓司
06.22-06.24 11:00-18:00 今泉東子
06.26-06.28 11:00-18:00 中里麻沙子
06.29-07.01 11:00-18:00 1+3
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■西山亮ガラス展1983…2008 (6月1日まで)

2008年05月29日 21時17分09秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 空知管内長沼町に工房を開設して25年になるのを記念した個展。
 近年は、吹きガラスによる実用的なうつわをメーンにつくっていましたが、今回はそれらのほかに、オブジェも数多く出品しています。
 西山さんがオブジェを多数の制作・発表するのは、1998年に江別市セラミックアートセンターでひらかれたグループ展「北のグラスアート」以来、10年ぶりとのこと。天井の高い空間に作品が映えています。

 「去年この場所が決まってから、どうしよう…っていう感じで。久しぶりに、吹きガラスではなく、パーツを組みあわせて電気炉で仕上げるというのをやりました」
と西山さん。
 「でも、うつわも気持ちよくつくれたので良かったです」


           

 「kurage」。
 ガラスのオブジェでは比較的よくある「つらら」を組み合わせたもの。
 たしかに、海をゆらゆらと泳ぐクラゲのような、楽しい作品です。


                

 これは「forest」。
 クラゲのつららを縦にしてみました。
 案内状の作品とは別のものです。
 奥には「togetoge」が見えます。

 このほか「オーナメント」と題した小品や、海草が絡まり合ったような壁掛け型の作品「wings」5点も展示されています。


                

 もちろん器も多数。
 ピッチャーやカップ、豆皿、ピッチャー、鉢などのほか、一輪挿しもあります。


08年5月24日(土)-6月1日(日)10:00-18:00(最終日-17:00)、火曜休み
茶廊法邑ギャラリー(東区本町1の1)



CRAFT ON JAZZ (07年5月)
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■備前焼 SUSU工房作陶展 (5月31日まで)

2008年05月29日 21時15分10秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 1997年、空知管内栗山町に穴窯を築いた石川進一さんの個展。
 工房の「SUSU」とは、アイヌ語で「柳」という意味だそうです。
 陶芸にマジメ、ふまじめもないかもしれませんが、一目見て「まじめな備前だなあ」と思いました。
 
 冒頭の画像は、急須です。
 しっかりとつくられています。
 渋い日本茶にぴったり合いそう。

 先日見た富良野市山部の恒枝直豆さんの備前はわりと明るい色でしたが、石川さんのは、濃いめの色合いです。


           

 「ひだすき」や「ぼたもち」による表面の変化も、備前焼ならではのたのしみです。穴窯ならではのダイナミックな大皿です。
 価格もそれほど高くはありません。


                  

 石川さんは1954年、福岡県生まれ。
 酪農学園大を卒業後、本場・岡山県の山本陶秀、山本雄一両氏に師事しました。
 現在は北海道陶芸会の会員。


08年5月26日(月)-31日(土)10:30-18:00(最終日-17:00)
ギャラリー粋ふよう(東区北25東1 地図H)

・地下鉄南北線北24条駅から徒歩8分
・「鉄道病院前」(ビックカメラの東100メートルのバス停)から中央バス(どの路線でも可)に乗り「北26東1」降車、徒歩2分。「北24西2」なら徒歩4分

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■第23回北の日本画展 (5月31日まで)

2008年05月29日 21時13分45秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 道展などに所属する日本画家たちが毎年開いている「北の日本画展」。
 昨年から3年連続で、テーマを設けた企画展を併催しており、ことしは「日本画、ニホンガ?にほんが。」となっているので、旧来の日本画の枠にとらわれない作品がかなり出てくるのではないかと予想していたが、いつにも増してオーソドックスな、写実的に女性や花などを描いた作品が目立った。
 これを
「安心して見られる」
ととるか
「物足りない、個性に乏しい」
ととるかは、意見の分かれそうなところだ。
 実名を出すのはアレかもしれないが、加藤拓、谷地元麗子、佐藤綾子、中島涼沙、高橋潤といった面々が出品していれば、全体の印象はもうすこし変わっていたかもしれない。

・小島和夫
 題の「オーランガバード」は、インドの石窟群のある地名。臼杵は大分県で、筆者も昔、ここにある摩崖仏を見たことがある。
 仏教発祥の地の仏像と、大陸東端の仏像を描いた大作2点で、人間の信仰心を静かに問う。一見、色彩は地味だが、よく見ると、インド側にはピンクが、大分側には金色がまぶされ、画面に精彩を与えている。

・平向功一
 以前から「バベルの塔」をテーマとする寓意的な作品に取り組んできた。
 今回の「GULLIVER」は、画面の下半分が、これまでのバベルの塔と同様の器械群で占められ、その上に、縄でくくられた巨人が横たわっている。ただし、ガリバーは、もがいているようなのだが、仰角気味の構図のため、表情などはわからない。したがって、平向さんの絵のもうひとつの特徴である「無人」という印象は、これまでと変わっていない。
 小品の「IKAROS」も風変わり。5枚の羽や塔屋、滑車などを備えた紡錘型の奇妙な機械が空を飛行している。下界は、砂漠の街が広がり、前景にはカタパルトのようなものが描かれている。

・伴百合野
 額装も軸装もしていない縦長の紙本3枚による組作品。回廊の風景を、透視図法を生かして描いているが、ほかの場面を重ね合わせたり、ガーゼをコラージュして、風景画を多層化している。

・竹澤桂子
 竹澤さんはいつも若者をモティーフにしており、「現代」と密着していこうという強い姿勢を感じる。紫のストッキングをはいて携帯電話を手にする少女、赤いいす、i-pod、コーラなど、リアルかつポップさがまぶしい。

・上野秀実
 上野さんは、道展とこの「北の日本画展」でしか見たことがないのだが、なかなかの表現力だと思う。そして、今回の作品などもそうなのだが、若い夢やあこがれの挫折という裏のテーマがあって、全体を重厚なものにしているように感じられるのだ。
 今回描かれているのは、はだしで、かばんをさげたまま横たわって目をつむる少年。指の先には、床の上の恐竜?の骨骼図がある。

・野口裕司
 道内の「日本画家」で最も先鋭的な表現に取り組んでいるひとり。
 「ごろり」は八曲四双の屏風スタイルの作品だが、支持体は透明な樹脂で、墨による線が全体を覆う。
 「流転」は動画。墨の線が増えたり、消えたりするシンプルな作品。
 あらためて墨による表現を問うた作品だと思う。

・前田健治
 これも、現代の墨画があるとすればどうあるべきか-という問題意識を秘めた作品ではあるまいか。いわゆる「水墨画」とは異なる地点で、モノクロームのリアルな画面を追求している。

・川井坦
 一見、ありふれた写実的な静物画だが、複数の視点を取り入れている。
 つまり、テーブルクロスは真上から、人形などは斜めから、壁の絵は正面からとらえられているのだ。なのに、不自然さはあまりない。キュビスム以来の問題意識を自然に消化した作品といったら、言い過ぎだろうか。

・北口さつき
 ぐっと押し出てくるような強さをはらんだ女性像を得意としていた北口さんだが、人間の描き方はややあっさりしてきた印象。

・吉川聡子
 あいかわらず達者だなあ。「n2w3」は、いうまでもなく札幌の北2条西3丁目。背景のコンビニエンスストアはほとんど青の諧調で都会的に処理され、横断歩道の手前で傘をさしている茶髪の女性だけがリアルな色彩で、引き立つようになっている。彼女の傘だけが透明で、あとの傘は模様つき。プロのイラストレーターとしての実力を発揮しつつも、そこにとどまっていない。

・千葉晃世
 白い箔をならべたように見えるが、手書きで、正方形を99個描いているのがユニーク。それ以外は、白と黒のみで表現された冬の荒野と疎林だ。あらためて「日本画らしさ」を問うているようにも見える。

・小林文夫
 これだけ作品があるのに風土性とがっぷり組み合っているのは小林さんぐらいしか見あたらないのは意外。徳丸滋さんとも共通する簡素な構図で、トドマツ林を描写している。

・朝地信介
 年輪のような奇怪な文様を茶と白だけで大画面に展開している。「何か」がきしむような音が聞こえてきそうだ。

・駒澤千波
 中央に立っている女、左にうずくまる人物。その上に鳥が立ち、女の後ろには象の鼻のようなものが右から左に伸びる。動物の描写はあいかわらずうまい。以前よりも輪郭線が強調された上に、画面全体に、雨を聯想させる絵の具のしたたりが目立ち、画風の転換を予想させる面も。


 出品作は次のとおり。
佐藤弘美子 野の譜
大塚博子  Friend III
樋口雪子  卓上
伊藤洋子  クリスマスツリー
安榮容子  カリフォルニアにてオリーブ
      カリフォルニアにてジャスミン
      カリフォルニアにて時計草
小島和夫  想(オーランガバード)
      想(臼杵)
平向功一  GULLIVER
      IKAROS
櫻井明子  晴れ着
今橋香奈子 風横株(←すいません、ちょっと自信ないです)
今井緋紗子 四季の宴
横川 優  雪の舞
熊崎みどり 回帰

伴百合野  旅の日記より コルドバにて
竹澤桂子  おおぜいのなかのわたし
野口絹代  みち
上野秀実  Life
野口裕司  ごろり
      流転
田村直子  山菜採りの日

前田健治  幹
岡 恵子  象のお守り(同題3点)
      早春譜
      はまなす
川井 坦  梅花
      人形とハイビスカス
村木 愛  石づくりのサイロ
陳  曦  旅の思い出
      苗族の人
河内厚子  ひととき
馬場静子  初夏
北口さつき SAVE OUR SHIP
千葉 繁  生命
池田さやか ケープ
      花びら
齋藤美佳  雨あがりに

中野邦昭  ムスタグアタの夜明け
      月の日の雪
富山真祐  機
丸野仁美  想う
吉川聡子  N2W3-雨-
内崎さき子 寒風の跡に(石狩)
古瀬真弓  待つ
大塚さつき 春、咲く

鈴木恭子  爽秋
高木久仁子 12月
小林智恵子 寒林
山本孝子  白い譜
舟山敦子  風を聴く
千葉晃世  冬
佐久間敏夫 椿
      二美桜
笠嶋咲好  遠雷
山内敦子  紫蘭咲く
百野道子  leaf shower

富樫はるか 降りそそぐ祈跡
小林文夫  寂
      夜明け
      冬日
朝地信介  成長する構造II
駒澤千波  夏至


08年5月26日(月)-31日(土)10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A

●深川移動展=6月3日(火)-15日(日)10:00-18:00、月曜休み、アートホール東洲館(深川市1条9、深川駅前)


第22回
第21回
20周年記念
第19回
第18回(5月17日の項)
第17回
01年(5月16日の項)
 =第21回以外は画像なし
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08年5月28日は12カ所

2008年05月29日 06時54分19秒 | つれづれ日録
 27日のエントリに書いたように、28日は仕事が休み。
 1dayカードを手に、都心から離れたギャラリーを中心にまわった。

珈琲淹リファインド(菊水)→
茶廊法邑ギャラリー(西山亮ガラス展)→
粋ふようギャラリー(備前焼 SUSU工房作陶展)→
カフェ&ギャラリー・チャオ→
NHKギャラリー→
時計台ギャラリー(北の日本画展)→
札幌市資料館→
コンチネンタルギャラリー(金工展)→
山の手ギャラリー→
ギャラリー倫土(ろんど。LONDO SPRING EXHIBITION)→
カフェ&ケーキ&ギャラリー北都館→
cafe&bar Radio&Records
の12カ所。

 豊平区の自宅を出発し、白石、東、北、中央、西、南の計7区にまたがる大移動だった。
 まともに交通費をはらえば、2280円になる計算だ(1dayカードは1000円)。

 最初の喫茶店は、行くのが初めて。
 中央バス「豊平3の4」から歩いたが、十数分かかった。

 ちなみに、冒頭の画像は、くだんの喫茶店のある白石区菊水8の2の風景。
 都心に近い地区はどんどん住宅の高層化が進んでいるので、これだけ空が広い風景は、じつはめずらしい。
 ちょっと昔の札幌みたいだ。
 旭川や帯広、岩見沢に行くとなんだか懐かしい気持ちになるのは、空の広さのせいだと思う。

 「東高校前」からジェイアール北海道バスで「時計台前」降車。
 大通から地下鉄東豊線に乗って「環状通東」でおり、茶廊法邑へ。

 法邑と粋ふようの間は、地下鉄を乗りかえるのではなく、北13条東で東豊線をおり、4分ほどあるいて、「北15東1」から中央バスに乗るほうが早い。「北26東1」で降車。




(上の画像は、北25東1のガソリンスタンドの解体現場)

 粋ふようからチャオへは、徒歩。
 チャオでランチを食べる。700円で紅茶付きなので、お得。

 しかし、この時点で、予定よりも1時間45分の遅れ。移動時間を短く見積もりすぎていた。

 北24条から地下鉄南北線に乗り大通へ。
 この日、都心部で立ち寄ったのは2カ所のみ。

 NHKギャラリーの鈴木周作展は、前回の個展でも展示した作品がほとんど。
 ただし、あたたかなタッチで市電を描いているので、路面電車好きや、街並みに興味のある人はぜひ。29日まで。
 鈴木さんの絵のいいところは、昭和30年代を再現した絵がある一方で、LRTが札幌駅に乗り入れる未来予想図なども描いていて、過去・現在・未来を、うまくバランスを取って作品化しているところだと思う。

 「北1西4」からバスで「厚生年金会館前」降車。
 西11丁目かいわいで2カ所。

 「厚生年金会館前」からまたもジェイアール北海道バスに乗り「発寒橋」へ。
 山の手ギャラリーまでは徒歩7分ほどだった。

 同ギャラリーに行くには、東西線の西28丁目でおりてジェイアール北海道バスの山の手環状線に乗り継ぎ「ふもと橋」でおりるのが一般的だと思うけど、天気の良いときなら、旧国道5号を走るバスに乗って、発寒川沿いの公園をぶらぶら歩いてくる方が早いし、気分がいい。
 ただし、「発寒橋」は、中央バスは通過する。ジェイアール北海道バスでも「快速」「小樽号」は止まらないので注意が必要。止まる便は、平日の日中で1時間に5本程度だ。

 山の手ギャラリーからギャラリー倫土までは、ちょうど合うバスの便がなく、あるいた。
 10分あまりで着いた。


       

 (上の画像は、倫土の近くの、北1条宮の沢通りの歩道)

 倫土から北都館へも歩こうと思ったが、ちょうどさしかかった「山の手3の8」のバス停で、あと数分でバスが来ることが分かり、ここから乗車し、終点の地下鉄琴似駅前でおりた。

 ちょっと歩きすぎて、くたびれた。
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■漆の活用術-もてなす、盛りつける、持ち歩く (3月21日で終了)

2008年05月28日 20時36分06秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 またまたエントリが遅くなって申し訳ございません。
 いまさら紹介しても、なんの役にもたちそうもないですが、せっかく舟見優子さんから写真撮影の許可をいただいて写してきたのですから、アップすることにします。
 舟見さんが
「漆かぶれの4人です」
と冗談めかして言っていたのが、とても印象にのこっています。
 伊藤玲(室蘭)さんのさじ類は、自然な感じ。
 勝水喜一さん(釧路市阿寒)による板皿は、このお店ではおなじみ。なめらかな表面に、作者のこだわりを感じます。
 堀内亜理子さん(旭川)の弁当箱「辞書弁」もありました。
 佐々木さんの漆革工芸の作品も。

          


08年3月11日(火)-21日(金)10:00-19:00(最終日・日曜-17:00)、月曜休み
クラフトAger(北区北7西6 地図A)

□勝水喜一さんのページ http://www.k3.dion.ne.jp/~roku-kk/
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08年5月27日は8カ所

2008年05月27日 23時59分28秒 | つれづれ日録
 
 ギャラリー回りをしてから、午後出勤。
 27日限りで終わってしまう展覧会が中心。

 アートスペース201
→富士フイルムフォトサロン(水の景 清野幸輝写真展、28日まで)
→キヤノンギャラリー
→石の蔵ぎゃらりぃ はやし
→ギャラリーたぴお
→きたいちギャラリー
→STVエントランスアート
→道新ぎゃらりー

 「石の蔵ぎゃらりぃ はやし」では、富良野市山部の穴窯で備前焼に取り組んでいる若手陶芸家・恒枝直豆(つねき・なおと)さんの個展がひらかれていた。
 恒枝さんは倉敷出身で、陶に用いる土は本場・岡山県から取り寄せているという。わりと明るめの色の大きなマグカップや皿、茶碗、ぐいのみなどがならぶ。  「食器を作りたかったので、登り窯ではなく、明るい色が出る穴窯にしました」
と恒枝さん。雪国ならではの、窯を維持する苦労もあるようだ。
 27日で終了。

 ギャラリーに隣接するカフェでは、函館の陶芸家・芋坂恒冶さんの赤絵の器が何個かならんでいた。
 朱や金色の渦巻きがぐるぐると躍る個性的なうつわだ。

 STVエントランスアートでは稲村範子展。
 地元・札幌では長くパークギャラリーで個展をひらいてきた染色作家といい、まったく知らなかったけれど、作品は虹のようなあざやかな発色で、布を壁にかけたり、空中につるしたりして、とても美しい。
 虹といっても、靉嘔(アイ・オー)のようにひとつひとつの色の帯がはっきりとわかれているのではなく、隣どうしの色が溶け合っており、染色という技法を効果的に生かしていると思った。
 6月15日まで。




 さて、あすは日曜に出勤したので、代休である。
 がんばって、遠方のギャラリーをまわりたい。

 今週は、時計台ギャラリーで「北の日本画展」、三越で「春の院展」と、日本画の大型展覧会が続く。

 あと、工芸ギャラリー愛海詩の米原眞司展が楽しみだ(6月1日まで)。

 
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■「水の景(しらべ)」清野幸輝写真展 (5月28日まで)

2008年05月27日 23時58分56秒 | 展覧会の紹介-写真
 胆振管内白老町の清野さんの写真展。さまざまな水の表情をとらえた美しいカラー35枚がならんでいます。
 撮影地は、地元のポロト湖や、樽前ガロー、札幌のアシリベツの滝などです。

 会場のパネルによると、清野さんは1940年、歌志内生まれ。
 長く高校の教壇に立つとともに写真部の顧問をしていましたが、99年の高文連(高等学校文化連盟)の大会で講師に来た写真家岡本洋典さん(雨竜沼湿原の作品で著名)と出会い、岡本さんが主宰するNPMに入って本格的にカメラの道を歩み始めます。

 水の意外な表情をとらえる代表的な技法としてスローシャッターがあります。
 シャッター速度を遅くすると、絹糸が連なるような川面や、水面を流れる落ち葉の渦などが、おもしろい見え方をするのは、よく知られており、清野さんも「清楚清流」や、樽前ガローを撮った作品などで、この技法を活用しています。

 しかし、なにがなんでも遅くすればいいというものではないわけで、凍り始めた水面をうつした「真冬のメロディー」など、これ以外ないという絶妙のスピードだと思います。

 もうひとつ、清野さんの写真であらためて感じ入ったのが、本来は透明な水の持つさまざまな色彩です。
 時には紅葉を反射し、また時には、「紫の落陽」に見られるように、ラベンダー色に染まります。目の覚めるような、あざやかな黄緑色の作品もありました。白い不思議な文様が表面を覆っている1枚を見ると、たしかにこういう場面はときどき目撃するのですが、それをあえて撮影してみようとはなかなか思わないなあ…と感服します。

 ラティチュードの深さにおどろいた作品もありました。
 冬の湖に突き出た半島にカメラを向けた「湖畔冬景」は、手前にあって、まるで中村善策の絵のように画面を横断して引き締めている数本の枝が、真っ黒につぶれていませんし、奥の半島に積もった雪は白く飛んでいません。この露出は相当むつかしいものだと思います。

 先日の道新によると、清野さんは難病にかかり、重い機材を持つのがむつかしくなっているとのことですが、できれば今後もむりのない範囲で清新な水の表情を撮り続けてもらいたいものです。


08年5月23日(金)-28日(水)10:00-18:30
富士フイルムフォトサロン(中央区北3西3、札幌北三条ビル 地図A)

ウトナイ湖野生鳥獣保護センター(苫小牧市字植苗156-26)に巡回します。
=6月1日(日)-29日(日) 月曜閉館 午前9時-午後5時


□北海道Nature Photo Masters(NPM) http://h-npm.com/
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