北海道美術ネット別館

札幌を中心に、美術、書道、写真の展覧会を見まくる日々。コメント、トラバはお気軽に。

マイケル・ケンナ展について

2009年11月17日 22時00分33秒 | 読者からの投稿
マイケル・ケンナ写真展

 上記のテキストを2009年10月27日にアップしたところ、会場である道立釧路芸術館の担当の方から丁寧なメールをいただきました。
 ありがとうございます。

 広くこのブログの読者にも参考になる内容ですので、許可をいただきて、ここに転載いたします。 

 マイケル・ケンナ氏の作品の寸法につきまして、ご指摘の通り、7 1/2インチ(約19cm)四方のプリントサイズは現代の写真作品にしては、いささか珍しい寸法であります。1980年代中盤以降、マイケル・ケンナ氏がもっぱらハッセルブラッドを用いて6×6判の作品を制作するようになってから以降の写真の殆どは、ほぼ同じサイズの正方形のものとなりました。ケンナ氏によると、寸法をほぼ揃えることにより展示の際に制作年代の隔てた作品同士も違和感なく並べることができ「幸せに共存できる」のだそうです。

 また、プリントサイズが小さい理由としては作者ご本人によりますと人間の目が焦点を合わせる際の視界が約35度であり、鑑賞者が作品から10インチ(約25.4cm)離れたところで最もよく見えるよう意図したからだそうです。美術館での作品鑑賞距離にしてはいささか近すぎるように思える距離ですが、彼の卓越したプリントテクニックが生み出した、豊かな諧調表現は、近距離でじっくり見詰める方が伝わり易いようです。


 このあたりの説明は、会場で販売されていた図録にもなかったところで、とても興味深い内容です。

 先のエントリでは書き漏らしましたが、この展覧会場の特徴のひとつに、「このラインよりも下がってご覧ください」というような表示がいっさいなかったことが挙げられます。
 近年では、あるところまで近づくと機械仕掛けでブザーが鳴るような施設も存在しますが、釧路芸術館のこの写真展では、思いっきり作品に顔を近づけて作品を堪能することが可能でした。しかし、いくら近づいても、額にガラスが入っているのかどうか、分からなかったのですが。

 もっとも、主催する側としては、オリジナル作品が傷ついたりはしないかと、気が気ではないと思います。美術館の鷹揚おうような姿勢に敬服しました。
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上遠野敏さんの東京・青森(6 完結) 奈良美智+graf A to Z

2006年10月22日 00時07分51秒 | 読者からの投稿
●弘前 吉井酒造煉瓦倉庫
「奈良美智+graf A to Z」 (2006.7.29〜10.22)

青森からの電車の車窓から、岩木山や赤いりんごが見えて嬉しくなりました。
奈良美智の「AtoZ」は展示や小屋など見せ方に工夫が凝らされ、良く出来ていて見応えがありました。若い女性を中心に大人気。満員御礼です。彼は人々のこころを完全に掴んでいます。グッツも長蛇の列で大儲けかな?
弘前における経済効果は抜群かと。奈良美智の作品は図録や写真では分からない良さが実物から発見できるのが嬉しいです。下地づくりや細部の表現が実に良く出来ています。小屋は「AtoZ」まで用意され次になにがあるのか期待させてくれます。
まるでディズニーランドのようでした。
ゲストの三沢厚彦の動物作品などもあり楽しい展覧会です。奈良美智の作品は、どれをみても予想を裏切らない確かさがあります。
会期はあと少しです。あなたも事件に立ち会ってみましょう。
(JR弘前駅から15分程度かかります。駅舎の観光案内所で無料の自転車を貸してくれます。ご利用を)

■関連資料
「奈良美智+graf A to Z」作品集 5,670円 送料800円
11月中旬発売予定。図録がまだ出来ていませんでした。会場で予約しました。サイン入りです。重いので送ってもらったほうが楽です。
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上遠野敏さんの東京・青森(5) 縄文と現代

2006年10月22日 00時07分20秒 | 読者からの投稿
●青森県立美術館
「縄文と現代」 2006.10.7〜12.10

青木淳の青森県立美術館は地下にすっぽりとはまった空間構成でなかなかエネルギーを感じさせました。縄文の聖地ですものね。
エントランスから地下へ誘導するのはベルリンのユダヤ博物館みたいでした。
「縄文と現代」展は小谷元彦が良かったです。札幌芸術の森美術館での「ガンダム」展でも秀逸な写真作品を見せてくれましたが、彫刻の作品は初めてでした。造形力の確かさとコンセプトがかみ合って、すばらしい作品を作ります。
岡本太郎の写真はすごい。恐山、オシラさまなど迫真の眼力で切り取っています。やはり、縄文を発見したのは岡本以外に考えられないのであります。
現代と言えど・・東京近代美術館にあるような、戦後の美術系譜を見てるようでした。地元の方の啓蒙としては必要なことなのでしょうが、もう少し新鮮な作家がほしいところでしたが、各地から集められた縄文土器と美しい調和を見せていました。好企画。

常設は地元ゆかりの作家が個展形式であり適度な見応えがありました。
シャガールの緞帳4面もありました。手描きです。
(JR青森駅からバスで25分。1時間に1本程度のシャトルバス:300円があります。お隣は三内丸山遺跡)

■関連資料
図録、こちらも予約受付中。連絡先を書きました。値段等も未定。

 (写真は、青森県立美術館 青木淳設計 地中が展示場)
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上遠野敏さんの東京・青森(4) ビル・ヴィオラ

2006年10月21日 00時06分56秒 | 読者からの投稿
●森美術館
「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」(2006.10.7〜2007.1.7)

ビル・ヴィオラ・・映像は映画のようでライティング&セットともスゴイことをしております。やはりプロ。文献や写真からでは真意が分かりませんでしたが、やっと彼の作品を認識することができました。
ビデオインスタレーションなればこそ、身をおいてこそです。1分間の映像を81分に引き延ばして見せるなど、悲しみや憎しみを超微細に時間軸で見せてくれます。言いたいことはひとつ!禅的な死生感。そこに深いものを感じました。こざかしいビデオ作品が世に多い中、より孤高で崇高でした。凄い作家でした。

■関連資料
図録:ビル・ヴィオラ:はつゆめ 2,800円 
よりビル・ヴィオラを知る手掛かりとなります。

(写真は、六本木ヒルズ広場 ルイーズ・ブルジョワ「ママン」)
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上遠野敏さんの東京・青森(3) 国宝 伴大納言絵巻

2006年10月20日 00時06分03秒 | 読者からの投稿
●出光美術館
「国宝 伴大納言絵巻 ―新たなる発見、深まる謎―」2006.10.7〜11.5

伴大納言絵巻・・3巻勢揃い 小さい人物群なのだが、人間の頭は視覚を増幅させて細かな表現までくっきり見えて、アニメ1本みたような満足観を味わえました。模写が並ぶ日程もありますので、確認されて行ってください。
他に「十王図」がありました。ずらり並ぶ死後の裁判官十王と八大地獄の呵責の様相がダイジェストで盛り込まれています。
珍しく八寒地獄1場面ありました。奪衣婆ちゃんが可愛らしい。地蔵さんが男女を地獄から救済して三途の川を渡らんとする場面など素晴らしい出来です。

■関連資料
今回も図録が出ていましたが、平成6年発刊の「国宝 伴大納言絵巻」を所持しているので買いませんでした。

(写真は、出光美術館からの皇居の眺め)
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上遠野敏さんの東京・青森(2) 東博 

2006年10月20日 00時03分50秒 | 読者からの投稿
●東京国立博物館
「仏像 一木にこめられた祈り」 (2006.10.3〜12.3)

これがよかった。結構な名品が出ています。八百万?の仏が大集結して頂けるなんてありがたい。その上めでたい。
壇像が素晴らしい。十一面観音像など小品ながら各部のパーツまで一木で彫る唐の技術に感服。法隆寺(元三輪山のもの)地蔵菩薩や元興寺の薬師如来などは威厳に満ちて素晴らしい仏です。鉈彫りの仏や顔が割れて十一面観音が表れる珍しい仏。

円空や木喰の素晴らしい仏群など楽しいひとときでした。
高名な向源寺(渡岸寺)の十一面観音像は11/7〜展示です。妖艶です。

■関連資料
図録「仏像 一木にこめられた祈り」2,500円 仏像の横や後ろの写真もあり研究資料として望ましい。入手。

(写真は、東京国立博物館 平成館)
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上遠野敏さんの東京・青森(1) 大竹伸朗展 

2006年10月19日 00時11分54秒 | 読者からの投稿
 札幌の現代美術作家、上遠野(かとおの)敏さんから、東京と青森の美術展めぐりをしてきたことについて、投稿がとどきました。
 6回に分けて掲載します。

●東京都現代美術館
「大竹伸朗 全景1955-2006」 (2006.10.14〜12.24)

 現代美術を代表する作家「大竹伸朗」が少年期から現代までの作品を引っさげて、現代美術の牙城でベールを脱いだ。作品は2000点。札幌芸術の森美術館展示フロアーの5倍くらいはあるでしょうか。(2万点とも3万点とも言われている作品群から厳選。本人を始め関係者の苦労がうかがえる)一人の作品量とは思えない圧倒的な量と質で、改めて造形の持っている力に感動しました。

○まず「宇和島駅」のネオンサインがお迎え。エントランスではワニの「イチロウ」(メタ・アルビノ)と宙づりの「網膜」(零景)が回転しながらギターを
かき鳴らしワクワク感を盛り上げてくれます。

○入場すると濃厚な「スクラップ64冊」が美しく鎮座。場所、時間、思考、行為などがぎっしりとそれぞれの厚みとなって強烈な一撃を喰らわされます。大竹作品の源として、これだけでも見る価値が十分。

○「小学校から大学受験までの作品」。
子どもの作品を見せるほどのお目出たい作家ではない、既に独自な造形言語を有している出発点を確認したかったのであろう。中学で作った、笑う顔面、足付きの彫刻などは、シュワンクマイエルばりの作品で非凡な才能を発揮しているプロ並み。受験期の作品はやはり苦しいが、そんな中でもダイアン・アーバスの写真を絵にするなどの作品は高校生にして既に優れた嗅覚と言えるだろう。

○自己の存在を確かめる「別海時代」の写真とスケッチ。
これは別海の「ウルリ−牧場」(10.8〜12.25)と道立近代美術館での「FIX MIX MAX展」(10/10〜10/19)でもご覧になれます。無給、無休で牛の糞だしをしながら何をみつめたのか、3ヶ所の会場で軌跡をたどるのもいいのでは。

○貼り込みやノイズの目覚め「ロンドン時代」
マッチのラベルの出会いや収集物との出会いをはじめ、ラッセル・ミルズやホックニーとの出会いなど大きな収穫があった。

○「デビューまで実験時代」紙でつくったボブ・ディランの彫刻やラッセル・ミルズやマックス・エルンストを思わせるコラージュ、ギターや靴箱のボール紙の絵画、版画、ノイズバンドなどの実験が大竹表現の礎となっている。

○ワタリやロンドンICAでの「デビュー時代」
世界の潮流、ニューペインティングの寵児として注目された。
アーティストブック「倫敦/香港」がADC最高賞

○伝説の展覧会「佐賀町エキジビットスペース」1987
画廊とのトラブルから3年間の沈黙を破っての展覧会。「東京−京都」、「ラビュシュマン」「ベルリン」「サンチャゴ」などで名声を高めた。当時の若者から絶大な支持を集め、その後活躍する村上隆などを輩出する母胎とも言える伝説の展覧会。この時代はひとつの頂点としてご覧頂きたいです。ふきのとうのように大地に出てきたようなエネルギーが溢れでています。

○「アメリカ シリーズ」
アメリカの基金の招聘での制作された作品。どこでも移動可能なように綿布を丸めてられるように工夫。オールオーバーな色面やしみ、胞子を思わせる線描などの作品。

○「シップヤードワークス」
宇和島に拠点を移したこともあり、漁船や造船のFRPなどを使った作品群が登場。作らずに創る極意は廃漁船を使った西武アートフォーラムでの「フィシャマンズ・ヘッド」や「漁船窓」「家系図」など、寺田倉庫でのFRPの「隔壁」「船尾と穴」などモノが大きいだけに圧倒的な迫力。
素材との出会い、造船所との出会いが嬉しさとなって作品から喜び溢れています。

○「網膜シリーズ:写真&平面」
写真撮影の際、カメラマンがゴミ箱に捨てたポラを拾い上げ、カラー印画紙に引き延ばしてテープやインク、透明プラスチックで絵画とした作品。この作品に強いショックを受けたことを、今でも残るプラスチック臭が呼び起こしてくれました。

○「立体コラージュ:網膜」
都築響一(「TOKYO STYLE」「珍日本紀行」でお馴染み)とモロッコ旅行。コラージュ魂に発火。箱型の立体にここまで貼れるかって所まで貼った「網膜:ニュートン オブタンジェ」ほか、すざましいエネルギーの放出。

○「モロッコ:カスバの男」
モロッコの取材で生まれた色鉛筆のスケッチ群。色彩感覚が豊で絵がやはり上手い。「カスバの男」は紀行文。

○「絵本:ジャリおじさん」
名作絵本。原画と副産物の絵画。素早い筆致で描かれた顔の連作などは、絵と言うものの良さが最大に引き出されて傑作。家族の肖像も見もの。

○「インクジェットの力 Printing/Painting」
福島県須賀川の現代グラフィックセンターでのイングジェット絵画。コラージュの元ネタをインクジェットでキャンバスに拡大印刷したものを魅力あふれる絵画に作り変えた。このような機会を大竹は鋭敏な感覚で表現をものにしている。

○「既景」
すでにそこにあるものから、インスプレーションを受けて制作された作品群。
これは日本景へとシフトして行く。「ちえりあ」に設置された18点の組替え可能の絵画(鹿の絵)「既景/6402兆3737億572万8000分の1」はこれにあたる。「ちえりあ」緞帳ともに今回出品されています。

○「日本景」
雑誌の取材で日本各地をめぐり、絵描きが見向きもしない絵にならないものを大竹の目で見いだされて、「日本景」として絵画、ネオン作品など広範囲に新たな価値感を作り出した。2000年に「ちえりあ」に設置された緞帳「北の空に浮かぶカタチ
」も展示され、燦然とその美しさを示しております。札幌市の英断を讃えたい。

○「パズルパンクス」
関西のノイズ系アーティスト:ヤマタカアイとのユニット。CDや作品集がつくられた。

○「ダブ平&ニューシャネル(独自の演奏システム)」
ギター、ベース、ドラム、DJタウンテーブル、カラオケ、照明などが遠隔操作で演奏出来るステージセット。ヤマタカアイとのライブはいつも大盛況である。今回は11/27に行われます(予約:チケットぴあ)。1999年時代の体温(世田谷美術館)、2000年大阪キリン、そして今回と益々バージョンアップしています。早くロンドンとかに持って行って世界をあっと言わしたいものである。

○「鼠景(マウス景)」
エプサイトの協力で絵筆をマウスとペンタブレットに持ち替え制作したインクジェットの作品群。バーチャルを超えて創造は力であることが証明されたのがこの作品群である。

○他に「ビルディング」「釣船」「新作」「本」など
最新作は巨大な「女神の自由」が吹き抜けのロビーに鎮座して女神の自由を謳歌しています。

やはり大竹伸朗は抜群でした。横綱登場。村上隆や奈良美智の台頭で沈黙をしていた大竹が露払い宜しく登場した感があります。海外の美術館等でみる巨匠の作品と同じような品格と崇高さを作品が語っておりました。東京まで行って観る価値があります。皆様も是非に。

■関連資料
「大竹伸朗 全景1955-2006」11月下旬刊行予定。会場価格6,300円
会場で予約できます。送料、別途1.000円
展覧会の全作品やテキストなど貴重な資料といえる。他に関連本は多数ありました。

(写真は、東京都現代美術夜景 宇和島駅のネオンと「ちえりあ」の緞帳)
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造形展・風の中の展覧会(10月10日まで)

2006年10月02日 21時31分29秒 | 読者からの投稿
 ことしも後志管内倶知安町の林雅治さんから、野外彫刻展「風の中の展覧会」の作品写真が届きましたので、紹介します。
 まず林さん。

 次は伊藤幸子さん。
       

 小野寺紀子さん
       

 笠原昌子さん
       

 加藤宏子さん
       

 川上勉さん
       
 
 川上加奈さん
       

 橘井裕さん
       

 藤田尚宏さん
       

 こうして見ていると、会場に行きたくなるなあ。

9月6日(水)−10月10日(火)、小川原脩記念美術館(後志管内倶知安町北6東7)。

■05年の様子もぜひごらんください。

※追記(07年9月) 展覧会のタイトルと、藤田さんの名前が間違っていました。おわびして、訂正します
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越後妻有・番外−上遠野敏さんから

2006年09月07日 22時08分06秒 | 読者からの投稿
 札幌の美術家、上遠野(かとおの)敏さんから、越後妻有アートトリエンナーレ大地の芸術祭について投稿がありました。筆者のいつ終わるとも知れぬ文章と違い、簡潔にまとめられていますので、ここにアップします。

菊池歩  「こころの花ーあの頃へ」
3万本のビーズの花がかたくりの花のようにブナ林に美しい光景を見せておりました。村人の協力で2年がかりで作ったそうです。
地域の人々と共につくるのがこの展覧会の良さを引き出しています。作品も美しいが「こころが美しい」と感じました。
今回、NO,1の作品と思いました。

       
レアンドロ・エルリッヒ 「妻有の家」
金沢21世紀美術館のプールの人。新潟の十日町は雪が深く、3階建てこのようなパッチワークの窓を散見する。
彼はそこが面白かったのでしょう。なにより鏡の効果でこのようなパフォーマンスが楽しめます。アートもサービス業。大事なこと。
       
みかんぐみ+BankART1929 「 BankART  妻有」
建築ユニット「みかんぐみ」の空家再生プロジェクト。庭に見えるのは数種類のお風呂プロジェクト。水風呂に腕をひたしてゆったりした気分になれました。
ここは迎える人も気持ちいい。冷たい麦茶をご馳走になりました。内部空間もシンプルに整えられてさりげなくアートと共存していました。
将来セミナーハウスとなるそうです。

          

マーリア・ヴィルッカラ 「TUMARI SU 3持ち上げて−行ったり来たり」
ここも空家。まだ生活の場もなまなましく、それをそのまま見せています。作家はこの家の時間や記憶の「事」を金箔でちょっとだけコメントを入れています。当時住んでいた幼い姉妹が作ってもらったブランコが気配を感じさせます。
神棚、そして6月に亡くなったおばあちゃんの位牌も仏壇にありました。もちろん手を合せさせて頂きました。

          
「儀明劇場 倉」 中村祥二設計 アーティスト中瀬康志+3名
空家から突き出した空中廊下が楽しい。里山とひとつになれました。ここを使い「文楽」などを行うそうです。
入口の旋回するアプローチもよく、内部空間も良かったです。

他に、日大彫刻科の脱皮する家。彫刻刀で彫られた床が足裏で感じられて、その感覚がとてもよかったです。
ここは完全に再生され、どなたかが買い取ったそうです。
ボルタンスキー、アブラモヴィッチ等々も見れました。

越後は米よし、へぎそば絶品、酒よし、棚田(北海道のように平地がありません)の光景よしでした。
今回で終わりの噂もありますが、また行って見たいところでした。
アートは地域の持っている価値を引き出すちからを持っています。
なにより、生き生きと話や挨拶をしてくれる地域住民の方のちからとなっていることがすばらしい。
9/10で終わるのが惜しまれます。
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