福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

言葉にはそのものに力があります

2018-01-05 | 頂いた現実の霊験
言葉にはそのものに力があります。こころがこもって無くても効果が出ます。今回はこのことを自分の実例でくわしく書いておきます。
以前ブログにも書きましたが、私は継母と対立し、結婚にも反対され生家の寺も継げず、勤務先にもいやがらせをされるなど破局的な状態でした。それでも田舎で年老いた実父をみてもらっている負い目がありこちらから関係を切ることもできず複雑な状況でした。そういう状態の上にさらに経済的な関係で当方を訴えるといいだして進退窮まっていました。そんなある日、以前生長の家の信者だった叔母が「どんな父母であろうと感謝しなさい」と手紙をくれたのを思い出し、護国寺の一言地蔵様に「母が幸せになりますように」と心にもないお祈りを始めたのです。心底では継母を嫌ったまま表面上「継母を幸せにしてください」とおがみ続けたのです。
すると数回拝んだだけで継母が少し変わってきて優しい言葉をかけはじめました。そしてだんだんと私に金銭までくれるようになったのです。また昔のことを懐かしみ,わたしの病死した実母のことも褒めるようになったのです。今までと正反対の態度を取り始めました。そしていまでは心も通いあうようになり全く実の母と同じような関係になっています。まったく何がきっかけだったのかもわかりませんが一言地蔵様にこころにもなく継母の幸せをねがったことがこんなに早く効験を表すとは思ってもみませんでした。一言地蔵様のお陰は大変ありがたいものですが、それをひきおこす「言葉の力」も大変なものがあると思い知りました。プラスの言葉は出し続ければ、心がこもってなくても必ず効果をもたらします。
御大師様は「声字実相義」で、声字がそのまま実相・真理であるといわれています。
「・・声字分明にして実相顕わる。いわゆる声字実相とはすなわちこれ法仏平等の三密、衆生本有の曼荼なり・・」とおしゃっています。
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