英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

最近のマラソン中継がおもしろくない理由(2023年別大マラソン)

2023-02-05 17:27:51 | スポーツ
 以前から(10年以上前から)マラソン中継がおもしろくなくなったなあと感じていたが、最近、富につまらなくなった。
 面白くなくなったという理由は主に2つで、一つはマラソンが競技として面白くなくなったというモノ(観戦する立場として)で、もう一つは、中継がおもしろくなくたったというモノ。←なんだかよくわからないよね(笑)。


1.ペースメーカーの存在
 ペースメーカーがマラソン本来のコクをなくしている。
 詳しくは、以前書いた記事を参照していただけるとありがたいです。
「最近のマラソンが面白くない理由 + Wリーグなど」(2011年2月20日記事)
「2021大阪国際女子マラソン  ……あまり面白くなかったなあ」(2021年2月1日記事)
 ペースメーカーが用いられるようになったのは、好記録を出させるため。好記録が出そうだと関心(視聴率)が高くなる。海外レースでは日本よりかなり前から用いられていたようだ。
 日本の場合は、五輪選考レースが複数になったことが大きかった。マラソンは、そのレース展開で大きく記録が異なる(最初からハイペースで走るランナーがいれば、自ずと好記録が出やすくなる。逆に、スタミナ勝負でレース終盤のスパート合戦になれば、記録は出ない。ペースメーカーによって、大会ごとのレース展開を均一化させることができる。

 もちろん、マラソンの記録の高低はそれだけでなく、コースや天候にも左右されるので、代表選考ならば一発勝負で行われるべきだ。その考えから、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が実施された。(その代表選考レースへの参加資格を得るには、マラソングランドチャンピオンシップシリーズ(MGCシリーズ)で、一定の記録と順位をクリアしなければならない)

………で、今回というか、最近感じていたのが、
2.マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の弊害

 一言で言うと(私が一言で言えるのか?)、今日の別大マラソンの場合
「“別大マラソン”の中継ではなく、“MGCの別府・大分予選会”の中継となっている」

 今日の別大マラソンで言うと、30㎞でペースメーカーが離脱する直前に、イブラヒム・ハッサン(ジブチ)がペースを上げ、ダニエル・キプチュンバが食いついたものの、市田孝と(たぶん)市山翼が反応はしたが、日本選手はついていけなかった(ついていかなかった?)。
 その後の中継は、レース中もレース後も、MGC出場権を獲得できる(できた)かどうか》に終始し、《誰が大会を制するか》は二の次だった(この傾向は、女子の大会も含めてどの大会でも同じ)
 優勝インタビューもおざなり程度(失礼だ)。

 日本陸連が《五輪で8位以内の入賞》を目標としているのならそれでいいが、《メダル獲得》が目標なら、外国人選手のスパートについていけないと、メダルなど遠く及ばない。
 MGC出場資格条件に『トップ争いに39㎞まで加わる』か『一度、100m以上離された場合は、優勝あるいは10秒差以内』という条件を付ける。どうだろうか?

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