崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

LED

2013年11月13日 05時23分13秒 | エッセイ
応接間のメーイン蛍光灯をLEDに変えた。光の革命と感じた。子供時代の灯火からランプへ、白熱灯へ、蛍光灯へ光の歴史を振り返って感謝の時にもなった。闇世から明るい光の世界への人類史を考える時間でもあった。発明者の中村修二氏にも心魅かれた。彼は元,日亜化学工業社員、工学博士であり、高輝度青色発光ダイオードや青紫色半導体レーザーの製造方法などの発明・開発者として知られている。彼は徳島大学工学部を卒業後、同大学大学院工学研究科修士課程修了。地元の日亜化学工業に就職し、青色発光ダイオードの開発をしはじめ、フロリダ大学に1年間留学後、会社に戻り、研究を続けようとしたが、取り止められた。後に東京理科大学の大川和宏助教授の研究グループとの共同研究によって青色発光ダイオード(LED)を発明したという。
 この光は我が家の明るさを変えてくれた。この光で明るい生活が始まった。これからバイオ野菜栽培などもしてみたい。またこの光では影がはっきりしていることが分かった。光闇の対照、光と同時に影も得たのである。その影の美しさにも目を配ることになる。影はただの闇ではない。家具や人の姿を絵のように映してくれる。光の発見と同時に影に気が付いたのは得である。影劇、影芝居でもできそうである。これからクリスマスに向けて我が家に世の光を持たしてくれたイエスと中村修二氏に感謝をおくりたい。