崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

私は「年少者」

2013年11月17日 04時56分18秒 | エッセイ
 昨朝花屋を廻り材料を購入して我が家のプランターの枝などを利用して盛花を生けて、東亜大学開学40周年記念式典とシンポジウムと祝賀会を飾った。式典では慶南大学校の朴在圭総長から祝辞代読と陶磁器の寄贈があった。ハングルの代読は学部からの弟子である張竜傑氏、日本語の通訳は私の広島大学時代の弟子の李良姫氏、一緒に立っているのを見るだけで嬉しかった。100人を超える多くの人が集まったのも嬉しかった。懐かしい知人にも一々挨拶が十分できなかったのが心残りである。
 シンポジウムには3人が内容などの打ち合わせもせずに活動経歴で何とかなるのではないかという思い通り良かった。発言順番を年齢順にした。古川薫(直木賞作家)氏が88歳の超高齢者、川村博忠(東亜大学客員教授)氏が後期高齢者、そして私崔吉城が高齢者、私は「年少者」として発言し、そして壮年の鵜澤和宏氏が司会をした。古川氏の海峡からアジアへの認識が新しく広がったという話、川村氏の下関の港湾国際都市への発言は私の内容のイントロのような内容であり、それに沿って私はペルシア湾岸文化を例にして対馬海峡を挟んだ東アジアのネットワーク作り、大学の使命について発言した。そこに鵜澤氏が要領よくまとめて、アジアとの良き付き合い方の模索を提起して、「海峡国際都市下関の未来と大学の使命」は有意義なシンポになった。
(写真は私作の生け花)