生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

男の子は泣くんじゃありません!:「私は誰?」シリーズ

2013年11月13日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
母親にしばしば言われたキツイ言葉に「あなたは男の子、泣くんじゃありません」があります。女の子なら泣いていいのかなあ、と思いながら幼い頃を過ごしたものです。大人になりお酒の付き合いが始まりますと「あの人は女性的だ」と侮蔑的な会話が飛び交います。この男性的、女性的、とは、どういう意味なのでしょう?何が良くて、何を悪い、と言いたいのでしょうか?結論からいえば、男女ともに、もともと色々の性格がありますので、男性的、女性的、といちいち騒ぐ方が変なのです。人間の性格形成過程というよりも必要があって、色々の要素が潜在しているので、人類は今日まで種の保存が出来ました。生き延びる為のものと思われます。問題点は唯一つ。自分の中の女性性を嫌悪したり、過剰反応して、自分自身でストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つ)を増大させる考え方が問題なのです。自分は自分、そんな私は私、と自己肯定的にまずは受け止め、その人が生きていかなければならない生活環境で、女性的だ、と侮蔑された時の反応の仕方を思索し、女性的と世間が言おうとも、堂々と生活する毅然とした態度、考え方を養成する必要があります。生身の人間が所持する色々の性格と、それへの評価に一喜一憂する生き方を改善しないかぎり、その人は悔いのある人生を歩かねばならないでしょう。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:97>


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(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は2005年12月10日から2012年4月6日までの約6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。貴重な資料ですので是非大事に読んで下さると有難いです。

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