テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

クラックとウェザーチェックの違い

2022年09月25日 | 楽器
昨日も訪問者数が1,200人を超えたのだ

足繁く通ってくださる常連読者の方々に感謝!

訪問者数が伸びないブログも数多あると思う

報われない努力に落胆してブログを止めてしまうことも多いという

同志として何となく気持ちが理解できる

仮に私もそんな状況ならば止めてしまうかもしれない

誰も読んでくれないブログに書く意味を感じない

訪問者数が減るから書く気力を失う

書かないからさらに訪問者数が減る

という抜け出せない悪循環に陥るのだ

因みに私は訪問者数を増やす為の工夫や努力は皆無なのだ

特に何も考えていない

書きたいことを自分のタイミングで投稿しているだけなのだ

結局は無理をしないそんなスタイルが長続きの秘訣なのだと思う


本題に入ろう・・

私は言葉の使い方を間違っていたようだ

オベーションの表面の小さいひび割れを『クラック』と表現していた


一番大きなひび割れがこれなのだ


リペアの業界ではクラックとはボディの割れを指すようだ

実際に『アコギクラック』のようなワードで検索するとかなり酷い状態のリペア例にヒットする

完全にボディは二つの割れてしまうこともあるようだ

割れた箇所に添木をしてボンドで埋めるというところから修理作業開始なのだ

修理期間や修理費用も相当になるようだ

今回の私の場合は塗装面が薄くひび割れたのだ

リペア業界では「ウェザーチェック」と呼んでいるようだ

仮に遠方のリペア業者に修理の見積もりを電話やメールなどで依頼する場合には言葉での伝達も大事になってくると思う

実際にはメールならば修理箇所の画像などの添付を要求されると思う

まぁ、電話でも会話の流れで汲んでもらえると思うが・・

出来れば、修理を依頼する側も正確に状況を伝えられればベストだと思う

ウェザーチェックという言葉は耳にしたことがあるが・・

実際に会話でも使ったことがなかった

仲間内でもクラックという表現で通用していた気がする

どうでも良い話だが・・

まぁ、発信者である責任として間違った情報は修正すべきだと思うのだ

繰り返しになるが・・

今回の私のギターの症状は『ウェザーチェック』なのだ

クラックとウェザーチェックでは雲泥の差なのだ

クラックは病気で喩えるならばかなりの重症

一方のウェザーチェックは年相応の貫禄という感じなのだ

塗装面がひび割れていることは事実だがそれを悪く言う人は少ないようだ

むしろ、人為的に塗装面の割れを作り出す方法を指南している人さえいる

結論から先に述べるならば、近年のギターの塗装はそう簡単には割れない

古いギターの塗装は薄く硬い、一方で近年のギターの塗装は厚く柔らかい

そんな違いがあるようだ

確かに言われてみればそんな感じに思えてくる

ドラゴンテレキャスにもラッカー塗装が採用されているが塗装面が割れる気配は皆無なのだ

特にボディの塗装には厚みを感じる

一方でネックに関してはかなりの極薄の塗装が採用されているという

明らかに素人の私でも分かる違いがあるのだ

塗装面を温めて一気に冷却するという方法で割れを生み出す方法がある

どんな感じに割れるか?は予想不可能なのだ

ヴィンテージのような良い感じの画をイメージしていると後悔するのだ

あの蛇の皮膚のようなバキバキでカサカサの乾いた感じにはならない

ギターは自然に使っているのが一番だと思う

私も黒テレには強引にレリック加工を施したが塗装の割れには手を入れていない


テカテカの表面の輝きを抑えたという程度なのだ

実践で使うことでリアルなピックキズなどが加わる

そもそもポリ塗装は経年で割れない

キズを中心に塗装が剥がれるということはあってもひび割れにはならない

フェンダー系のギターは基本的にすべてポリ塗装なのだ

一部の特殊な仕様にはラッカー塗装が採用されている

ヴィンテージに関しては良く分からない

とにかくポリ塗装は簡単には割れないということ

メーカーはクレームを嫌ってとにかく丈夫なギターを目指した時期がある

アコギなどにもそんな流れが見られる

ボディの変形を避ける為にボディを厚く、骨組みを丈夫にする

特に初心者が使うことを想定された廉価アコギは総じてそんな感じ



辛うじて音は出るが鳴りが良くなるはずもない

合板に極太の骨組みななのだ

それでも頑張って弾き込んでいるとそれなりに音が育つ

個人的には弾いていて楽しい音に育ったと思っているのだ

仕様の違いはあくまでも高級なギターとの比較という意味なのだ

壊れない丈夫なギターも悪くないと思う

炎天下の車のトランクの中に放置しても無事なのだ




因みにネックも最初に数回修正したくらいでその後は反っていない


ペグも多少動きは渋いが実用の範囲内なのだ

廉価なれど、こだわりのいなたい仕様に好感が持てる

本当に初心者向けならば密閉タイプのペグを採用した方が良い

メーカーの拘りが感じられるギターなのだ

愛着が増す理由のひとつにもなっている

ウェザーチェックは多くのギター弾きに歓迎されている事実を知った

経年で塗装にヒビが入ることで分かる事実も多いようだ

「塗装のひび割れって何年くらいで起こるんですか?」

という質問を見かけた

ギターの置かれた状況や環境にもよると思う

現在はウェザーチェックは数カ所だけだが冬場にどのように変化するか?

どんどんとひび割れが増えるのか?

それともこのまま現状維持で留まるのか?

暖房が効いた部屋から寒い屋外に放置するような無茶はしないようにしたい

私の中には得体の知れない悪い虫が棲んでいるのだ

このギターは廉価なアコギや黒テレとは区別したい

40年という時間を熟成してきたギターなのだ

自然の流れにその身を委ねてみたい

知人のお兄さんの思いが詰まったギターでもあるのだ

機会があれば、このギターの元のオーナーであるお兄さんとお会いしたい

まぁ、ギターをリタイヤしたお兄さんは私が思うほどセンチメンタルではない気もするが・・・

そもそも、このギターの存在を忘れてしまっている可能性もある

まぁ、どうでも良い話だが・・・

初めての自然な塗装割れに少し興奮しているのだ

時間があれば、実際に販売されている古いギターを見学してみたい

『古い』というワードが何となく心に刺さっているのだ

故意にレリック加工などを行った自分の行為が恥ずかしくなってきた

まぁ、それはそれだが・・・

どんなに上手に加工してもリアルには勝てないという事実を知った

経年変化(経年劣化)した外観と音は連動しているということ

ルックスは古びた感じなのに音が若い・・

人工的なレリック加工の最大の弱点だといえる

リアルに勝るものはない・・










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エレキ弾きとオベーション

2022年09月24日 | 楽器
凝り性の私は毎日オベーションについて調べているのだ

特に二本目を買う予定はないが色々と気になる

何が気になるのか?

自分でも上手く説明できないのだ

とにかく手に馴染むギターなのだ

とても相性が良いように感じる

このギターの特長になっているボディバックも大好きなのだ


抱えた時に滑りやすいという声を耳にするが私は感じない

私のギターはボディバックが薄いタイプ

それが良いのだと思う


エレキからの持ち替えでもまったく違和感なく使える

エレキ弾きがアコギを手にした時に感じる違和感は弾き難さ

アコギのボディの厚みに苦慮することが多い

コンター加工やエルボー加工に慣れたエレキ弾きにとって

アコギの角ばったボディも難敵だといえる

共通点は弦が6本張ってあるギターというだけ

勢いで買ってから気付くことも多い


アコギらしい弾き方や奏法を知らないことにも気付く

私はアコギからギターをスタートさせたのでエレキ弾きが苦手とする
指弾きなどは出来たのだ

ピック以外の奏法が可能だったことも大きかったと思う

オベーションは生粋のアコギ好きには向かない

特に鳴りや響きを意識するような層には向かないと思う

さらにはライブなどで弾く予定がないならばまったく意味がない

むしろ、平素エレキを愛用している人にお勧めできる

先に述べたようにアコギの弾き難さが非常に軽減されているのだ

鳴りが云々というよりも弾き易さ優先で良いと思う

手や体に馴染まないギターはやがて弾かなくなる

弾かないギターには一生慣れないのだ

悪循環の始まりなのだ

楽器店での試奏は意外にあてにならない

弾き心地も音も自宅に持ち帰ると違った印象を受けることも多い

楽器店では妙な物質が脳内に溢れているのだと思う

特に人前で弾き機会が少ない人や演奏に自信がない人は上がってしまう

私にも経験があるのだ

子供の頃には楽器店の店員さんが超絶テクのプロに思えた

「どんなに弾いてるの? リッチーブラックモアとか?」

懐かしいのだ

エレキが弾けない私は店員さんに弾いてもらったことがある

少しは抱えてみたりもするが・・

上手い人に試奏を代わってもらうのも一考だと思う

その楽器の性能を知ることも大事なのだ

楽器店での妙な見栄は自分が損をする

知らないことを知らないと言える勇気も大事なのだ

私は電気系のメンテは楽器店に丸投げなのだ

それで良いと思う

知ったふりをプロは嫌うのだ

その辺りの立ち位置を明確に出来る人は何かと得をする

謙虚な姿勢は他人に好印象を与えるのだ

それも生きる知恵なのだ

何故だかギター弾きは気難しい人が多い

特に苦手なことは他人の良い点を褒めること

私は上手い人や凄い人をすぐに認めてしまう

好きになってしまうのだ

そんな感情が相手にも伝わるのだと思う

楽器屋さんとトラブルになったことは一度もないのだ

かなりの無理難題をお願いしても快く受け入れてくれる

脱線したが・・

楽器店のお兄さんはオベーションが好みではないようだ

会話をしていて伝わってくる

だからといって興奮している私の話の腰を折ることもない

大人の対応なのだ

むしろ、長年に渡り私の好みや演奏スタイルを知っているので応援してくれる

有り難いことだと思う


この手のギターはある意味で弾き手を選ぶ

万人に必要なギターとは言い難いと思う

しかしながら、用途が自分のツボにハマった時には強いと思う

今回、このギターを貰う話が出るまでその存在を忘れていた

私の中では影が薄い存在だったことも事実

実物を弾く機会が少なかったことも影響していると思う

このギターを使った成功体験がないのだ

学園祭の時に成金のお父さんを持つ友達のギターに触ったことが最後

むしろ、あまり良い印象を持っていないのだ

彼は今でもオベーションを持っているのだろうか?

そもそもギターを続けているのだろか?

何十年も疎遠になっているのだ

文化祭の時だけの浅い付き合いの友達だった

正直な話、当時の文化祭での音も良く覚えていない

あまりに昔過ぎて記憶が曖昧になっているのだ

このギターを抱えているとタイムマシーンに乗っているような感覚になる

このギターと青春時代を過ごしてきたわけではないが・・

このギターに思いを馳せた知人のお兄さんの志を感じる

当時、初心者だったお兄さんはどんな目的でこのギターを買ったのだろうか?

当時はオベーションが一大ブームだったことも大きいと思う

特にエレアコという意識はなく手にしていた人もいたような気がする


私の友達にもメーカー不明のエレアコを使っていた者がいた

エレアコ仕様なのにアンプを持っていないのだ

「何でエレアコ?」

まぁ、かく言う私もライブなどの目的もないのに一本目のエレアコを買った

エレキ弾きは電気系やピックアップが好きなのだと思う

アナログ好きの生粋のアコギ弾きとは別の感覚なのだ

アコギ弾きはエレアコを極端に嫌う

ボディの鳴りが悪くなるというのだ

それは間違いない事実だと思う

余計無い回路がなければ故障もしない

理に敵っていると思う

そんな理由から他の二本のアコギもあえてピックアップレスを選択した


これはこれで正解だった

気が向けばマイクで音を録るという感じなのだ

以前に持っていたエレアコを手放したということに後悔はない

凝り性の私はアコギ用のプリアンプなどを買ったこともある

都合二台ほど買ったのだ

zoomの製品だった

同社はとにかくリーズナブルで高性能なのだ

小遣い程度で買えるという価格設定には好感が持てる



私にはこのくらいで丁度良い

何だかんだと手元に残っているのだ

気に入ると同じ機材を何度も買ってしまう癖がある

「同じの買って飽きないの?」

は愚問なのだ

むしろ、その性能を使い切る前に挫折する人が多いのだ

この手の機材を使い倒している人を私は知らない

アコギ用のプリアンプも使い倒す前に壊れてしまったのだ

たしか一回は修理したと思う

実は今になって同じ機種が欲しくなってきたのだ

すでに新品は生産が完了しているのだ

誰かが使い倒した中古を買うのにも抵抗がある

何となくモヤ~とアコギ用のプリアンプを探しているのだ

緊急性はないので気楽なのだ

オベーションを手に入れたことで色々とイメージが膨らんでいるのだ

マルチやMTRでそこそこ良い音が録れることは確認済み

アンプでの出力が整えば完璧だと思う



まぁ、エレキ用のマルチを前段に接続するもの一考だが・・

可能ならばアコギ用のプリアンプを試してみたいのだ

音と弾き心地が良いだけに想像が掻きたてられる

エレアコで大事なことは各弦のバランス


サドル下に仕込まれたピックアップとの相性がある

生鳴りの音量バランスをピックアップが拾うのか?

そうともいえない難しさがある

生鳴りでは1弦の響きが良いのにラインで出力したら音が小さい

そんなケースも多々あるのだ

ギターのリペアや調整にも各弦の音量バランス調整という依頼が多い

実際にどのような作業を行うのか?は知らないが・・

エレキなども音量のバランスが悪いギターがある

ポールピースの高さ調整やピックアップの傾きなどで対応することも多い

それでも解決しないこともある

ギターの難しい部分なのだ

歪みのバランスは良いがクリーンのバランスが悪いということもある

エレアコの場合、究極ピエゾピックアップ部分だけを交換することも可能

可能だが意外に高額になるのだ

お金をかけるメリットがあるか?

ギター改造や修理の壁なのだ

改造費や修理代が本体価格を超えることも多々ある

私の愛器である黒テレもそんなケースに該当する

とても満足しているのだ

勢いが止まらないのだ

トータルの金額を合算して苦笑いすることもある

それもギター道の楽しみなのだ

弾くという明確な目的があるならば大枚を叩くのも惜しくない

それが改造や修理の醍醐味だと思う


正直な話、ラインで弾くことはあまりない

エレアコなれど自宅で弾く時には生で弾く

しかしながら、ブログへの投稿などではその威力を発揮する

いつでも気軽にラインで出力出来るということが強みになっているのだ

エフェクターやシールド、アンプなどをすでに持っているエレキ弾きこそエレアコの魅力を感じることが出来るのだ

お安いエレアコで遊んでみるのも楽し😉 












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ギター弾きとレッドツェッペリン

2022年09月24日 | 楽器
唐突だが・・

読者の皆さんのギターヒーローは誰だろうか?

年代で違ってくると思う

因みに私のギターヒーローはジミー・ペイジなのだ

ペイジ師匠に憧れてギブソンのレスポールを買った経緯がある

氏のレスポールはかなり大胆な改造が加えられている

ネックは薄く削られ、ピックアップは位相での接続になっている

野太い音のレスポールとは真逆の仕様なのだ

レスポールの以前に使っていたドラゴンテレキャスに寄せているという事実を後に知ったのだ

しかしながら、レスポールを低く構えた立ち姿は時代が変わっても№1だと思う

私も真似したがあの独特のフォームでは弾けない

ペイジ氏は少し腕が長いという噂も広がっているのだ

まぁ、真実は良く分からないが・・

カッコいいという事に異論を唱える人はいないと思う

楽譜をあまり買わない私だがレッドツェッペリンの楽譜は買った


このシリーズはこの四冊で終わりなのだ

購入当時もそこそこの値段だった


その価値は十分にあると思う

結局のところ、無駄遣いか?否か?は使用頻度による

買ってはみたものの使わない楽譜ならば無駄になる

ある意味では楽譜が参考書にも似ている

値段が高い参考書で勉強して希望の学校に入れたならばそれは結果オーライ

良い学校に入り、良い会社に入れば十分に元は取れる

多くの場合、楽譜は買っただけで満足してしまうことが多い

読者の皆さんは如何だろうか?

実は私もそんな感じだった

この楽譜たちも購入から数年は放置したのだ

真剣に取り組むとかなり難易度が高いのだ

ようするに挫折したのだ

数年くらい前からコツコツとコピーに取り組むようになった

ギター弾きの意地のようなものなのだ

自称レッドツェッペリン好きを豪語しながら一曲も弾けないではお話にならない
まぁ、好きとコピーは別の話ではあるが・・

私は納得できないのだ

そもそも、ドラゴンテレキャスを買ったのに弾けないでは悲しすぎる


動機は至って単純なのだ

ご存じの方も多いと思うが初期の二枚はすべてこのギターで弾いているのだ


アンプはスプロという小型アンプ

歪みペダルは当時流行していたファズなのだ

興味ある方は調べてみていただきたい

後期になって氏はマーシャルなども使うようになったが基本はコンボ

ヤードバーズの時代はVOXのAC-30を愛用していたようだ

当然ながらギターはテレキャスなのだ

人間は常に流動的であり変化するものなのだ

レッドツェッペリンというキャリアにおいて機材が変化するのも納得なのだ

このギターは紆余曲折あって後に姿を消すことになる

しかしながら、お気に入りのネックだけは後のギターに引き継がれた


ソロになったペイジ氏はブラウンのテレキャスを愛用していた

そのギターのネックがドラゴンテレからの移植だったことは有名な話

氏は今でもそのギターを使っているそうだ

フェンダーがこのギターを作る際に氏からギターを借りて採寸した

特にネックにはかなり拘ったということなのだ

確かに薄い

古典的なテレキャスのネックは丸太なのだ

かなりの極太なギターも少なくない

線が細いピックアップに極太ネックは不釣り合いだがそれがテレキャスの個性になっているのだ

ヴィンテージ好きな人は薄いネックでは満足できないようだ

結局、氏のダメ出しをクリアして製品化された


ネックは薄いがピックアップはそこそこパワーがある


特にリアのパワーは個性的

加えて独特の噛みつくようなバイト感が特長になっている

このリアに確信を持った私は潔くレスポールと決別できたのだ

気難しい面をもつギターだが一方では誰が弾いてもロックな音になる


フロントはブルースに特化したような甘い音なのだ

氏のドラゴンは特に改造を加えていないという

まさに偶然の産物なのだ

当時は良くも悪くも製品の精度にムラがあったようだ

つまり、当たりハズレなのだ

音が太いテレキャスが当たりかどうかは分からない

ロックで使うということならば大当たりなのだ

このギターは盟友ジェフベックからのプレゼントだった

当時はプロ同士でもギターのプレゼントや交換を行っていたようだ

ライバルでありつつも仲良しという微笑ましい時代なのだ

リッチーブラックモアとジェフベックの間にも交流があったようだ

リッチーがストラトにテレキャスのネックを移植していた時期がある

こんな伝説は山ほどあるのだ

クラプトンはツアー先で買った6本のギターを自分で組み合わせたのだ

最良のパーツの寄せ集めで作ったギターが伝説のブラッキーとブラウニー

余ったギターはジョージハリスンなどのギター仲間にプレゼントした

実際に貰ったギターをレコーディングに使っているのだ

男気溢れる話だと思う

昔のギタリストには『思い』がある

音楽に対する情熱のようなものが感じられる

最近のギター弾きに最も不足している部分だといえる

極端な話、ギターテクなどどうでもよいのだ

ギターが好き過ぎて堪らないという感情が大事だと思う

とにかく弾いてほしい

ギターを眺め磨く時間があるならば弦を弾いてほしい

どんなに安いギターでも必ず応えてくれる

ギターとはそういう楽器だと思う

入力が足りない楽器はすぐに分かる

借り物のギターなどでもそう感じることが多々ある

まぁ、他人のギターの使用頻度などどうでも良いが・・

基本的に無改造主義だがサドルだけは交換した


購入当時はピカピカだったが今は良い感じになった

ペグなども良い感じにくすんでいるのだ

金属の種類によって経年変化が異なるので注意が必要なのだ

因みにストラトの金属パーツは今でもピカピカなのだ

どちらが良いのか? ギターにもよると思う

繰り返しになるが購入時に良く確認した方が良いと思う

金属が曇るのも嫌う人が多いのも事実

とにかくゴシゴシと磨いているのだ

弾いている時間よりも磨いている時間が長い

私の知り合いにもそんなタイプが少なくない

ドライブよりも洗車場にいる時間が長い人と同じなのだ

「走ったからタイヤが減るだろ?」

「もっと真剣に磨けよな 腰入れて」

という感じだろうか?

こんなお父さんを持った家族は災難なのだ

ギターも同じ

「弾いたらフレットが減っちゃうだろ?」

「ボディにキズが付いちゃうしさ 眺めるのよ」

「一日中眺めていても飽きないぜ だろ?どうよ?」

まぁ、これもギターの楽しみのひとつだといえるが・・・

私には理解できない


気が付けば、レッドツェッペリンのアルバムに関してはライブ盤も含めてかなりの数を所有している

同じ曲でもスタジオとライブでは異なることが多い

アコギ弾きの憧れであり登竜門的な曲『天国への階段』

スタジオテイクは多重録音なのだ

ライブで完全再現することは難しい

レッドツェッペリンにはそういう曲が多い

天才ペイジ氏のアレンジに興味がある

ライブ音源がとても参考になる

良い意味での手抜きや音抜きの技を盗むのだ

いくら本家でもまったく違うプレイではファンが失望する

ファンは鼓膜がダメになるほど原曲を聴き込んでいる

歌えるほどに聴き込んでいるのだ

ライブでの崩しは要所を押さえるところがポイントになる

私もコピーなどをする際の参考にしている

余談だがジミヘンの『リトルウイング』を単純にコード弾きしてもあの雰囲気は出ない

伝説の曲にはそういうことが多いのだ

レッドツェッペリンのアルバムはその時代の最高峰なのだ

それでもどれか一枚と問われれば四枚目を挙げる人が多いと思う


ファンならずとも一回は耳にしたことがある有名曲のオンパレードなのだ

中でも『天国への階段』は歴史的な一曲だといえる

アコギから始まるのでアコギ系の曲だと勘違いしている人も多い

最後までコピーしてみるとそれが間違いだと気付く

アコギもエレキもフルに活用しているのだ

後半のギターソロはロックのバイブル的な存在なのだ

氏はアドリブであのフレーズを紡いだという

まさに天才なのだ

ある意味でジミヘンに通じる部分がある

天国への階段は氏が自宅で練りに練って作ったという

ライブで演奏する機会も多いので勘違いしている人も多い

一音までも緻密に計算されているのだ

私はこの曲が弾きたくてアコギを始めたのだ

まぁ、それ以前から弾き語りのようなフォークソングを歌っていたが違和感を覚えていたのも事実

「歌じゃないなぁ・・」

そんな折りに出会ったのがこの曲だった

好き嫌いを問わず、アコギ弾きんならばマスターしておくべき

あるギタリストが言っていた

「アコギの部分だけをコピーして満足しちゃう人多いよね」

「あの曲は後半がカッコいいだよね リードもコピーしてほしいね」

まさに私のことなのだ

アコギ部分が少し弾けるからと有頂天になっていた時期がある

振り返れば、フレーズも間違っていた

著作権の問題があるので完コピの音源は遠慮させていただきたい

とにかく真面目にコピーし倒した曲なのだ

挙げ句の果てにはライブバージョンまでコピーしたのだ

ライブでは氏はエレキですべてを弾くことが多い

というかアコギからエレキに持ち替えるライブを私は知らない

エレキでアコギの雰囲気を出すようなプレイの参考にもなる

何でもかんでもフルテンではダメだと気付く

静かな部分ではボリュームを絞り、盛り上がる部分で一気に爆発!

下手なバンドの多くはリズム感もさることながらメリハリがない

それに気付いているのだが・・

もはや、自分たちの力だけではどうにもならない

ペイジ氏が語っていた

「バンドを成功したいならレッドツェッペリンをコピーすべきだ」

「ロックに大切な部分が詰まっているハズだよ 得るものは多いよ」

氏は簡単に言うがバンドでコピーするのはかなりハードルが高い

仮にギターが上手くてもベースとドラムが追いつかない

その逆も然りなのだ

バンドスコアは勉強になる

私はベースも弾くのでかなり参考になるのだ

以前は作曲でドラムなども打ち込んでいた

今ではそんな気力もないのだ

ひとついえることはギター道においてピークは過ぎたということ

若い頃のような勢いと気力が失せた

それで良いのだと思う

人間は良いタイミングで枯れるべきなのだ

枯れた年代のプレイがあることを知る

私の中では速弾きの時代は終わったのだ

そもそも無理なのだ

そんなフレーズを一人で練習している姿が悲しい

何と言うかもっと悲哀に満ちたトーンが欲しい

この年齢になってブルースの奥深さが分かってきた

レッドツェッペリンでもブルースのコピーやアレンジした曲が多い

レッドツェッペリンのブルース世界は独特なのだ

完コピは無理なのだ

雰囲気だけでも学びたい

そんな味を吸収したい

ギターに行き詰まった人はとにかく好きな曲を何回も聴くと良い

あえてギターを置いてしまうことも大事

私は自宅でも移動中でもとにかく音楽を聴いている

古い時代のロックやブルースを聴き倒しているのだ

聴くだけで得られる伸び代もあるのだ

聴き取りが少ない人は迷うのだ

「あれ? 俺が欲しい音ってこれだっけ?」

ゴールや目的が曖昧なままに走っていても意味がない

明確なゴールを決めるという作業が大事になってくると思う

ここ最近のマイブームは『天国への階段』なのだ

スタジオテイクとライブ盤を混ぜたり色々と試しているのだ

名曲は何回聴いても何度弾いても飽きない

それが名曲だと思う


この曲に衝撃を受け、憧れていた当時の私に教えてあげたい

「数十年後には自分で弾けるようになってるよ」

まさに継続は力なり・・

ダラダラでもコツコツでも良い続けることに意味がある

思い半ばでドロップアウトした同志の分までギターを楽しみたい

アコギをお持ちの方は是非ともアコギ部分のコピーの挑戦していただきたい

便利な時代なのだ

ネットでもそこそこの楽譜が手にはいると思う

ギターが和音楽器であるということを再認識できる曲なのだ

スタジオではアコギとエレキと12弦のエレキを使用しているのだ

ちなみに伝説のギターソロはテレキャスで弾いているのだ

音源をお持ちの方はその辺りを意識して聴き返してみていただきたい

ギターはそのニュアンスやトーンに拘ることでより楽しさが増すのだ

余談だが・・

ペイジ氏もピグノーズを愛用していたという噂を耳にしたことがある

あくまでも噂なので特に根拠はない

ジェフベックも持っていたらしい

本当だろうか?


仮にそれが事実ではないとしてもイメージするだけでもワクワクする

ギターの楽しみの半分は妄想なのだ

妄想力が強い人は飽きることなくギターを続けられる

ギターには浪漫が大切なのだ😉 







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ブログ訪問者数1,233人

2022年09月24日 | 楽器
昨日は久しぶりにブログを更新出来たのだ

訪問者数も1,233人とそこそこ良い感じだった

足繁く通ってくださる常連読者の方々に感謝!

ブログ更新のモチベーションになっているのだ

昨日はオベーションギターのクラックについてご報告したのだ


クラックの原因は主に乾燥によるという

乾燥というと冬場をイメージするがエアコンによる乾燥も多いという

確かに私の傍らに置かれたギター達は私と一緒にエアコンの風を浴びていた

高級アコギを使っている人はその辺りにかなり注意しているようだ

弾き終わった後で弦を緩める人も少なくない

トップ板の浮き上がりを抑える目的があるのだ

ソリッドのエレキとは無縁の話なのだ

アコギならではのあるあるだと思う


実際にこのギターも貰った時点でブリッジとボディに隙間が出ていた

良く見ると分かる程度なのだ

すでに専用のボンドを注入して対処済みなのだ

現状では安定しているのだ

逆に弦を緩めることなく40年という時間を耐えたこのギターが立派だと思う


特に初期のオベーションは鳴りを優先させる為にトップ板が薄いと言われているのだ

度重なるクレームでボディは厚くなり、塗装も厚塗りになっていく

これはエレキにもいえる流れなのだ

レスポールなどもある年代で塗料の成分が大きく変わっているのだ

当時は褪色がクレームの対象になっていたのだ

つまりは近年に製造されたギターはいくら待ってもヴィンテージのような色合いにはならないということ

私の場合に限ってはポリ塗装のストラトの方が大きく色変化を起こした

購入時は白っぽい真珠色だったが現在ではかなり変色しているのだ

色変化は個人的には大歓迎なのだ

冬場になってもう一段階クラックが進行する可能性がある

それはそれで良いかなぁという感じなのだ



アコギも酷い状態になると完全にボディに亀裂が入ってしまうようだ

高額にはなるがそんな状態でも修復は可能だという

ギターのリペア世界は奥深い

小さなクラックなどアコギ弾きには日常だという

クラックが入るということは塗装は薄いという証になるようだ

冬場になると乾燥が進む

乾いた状態はギターにとっては良くないが音は良く響く

読者の皆さんも体感でそんな経験をしたことがあると思う

ジメジメしている梅雨時よりも冬場の晴れた日の方がギターが鳴るのだ

中空ボディのアコギではエレキ以上にそれが顕著に表れる

通年を通してギターと触れあうことで色々な気付きや発見があるのだ

同じギターを長く使い続ける最大のメリットだといえる


手持ちのギターでクラックが発生したのは初めてなのだ

非常に良い経験になったと思う

古いギターは本当に繊細だと思う

一口に40年と言うが・・

良く考えてみれば結構な年月だと思う

当時、大学生だった人が還暦を迎えるのだ

クラックの発生を抑える為には使用後にケースで保管する必要がある

私の場合にはそのままスタンドに立てかけて放置するつもりなのだ

ケースで保管するだけで使用頻度がかなり低下する

実際のところ、置き場がないのでベースを押し入れで保管している

ここ最近はまったくベースに触れていない

まぁ、そこそこ熟成?しているので今更育てる必要もないが・・

弾かなければ下手になる

ギターもベースも一緒だと思う

弾き始めると馴染んでくる

そんなことの繰り返しなのだ

手持ちの楽器の本数が少ないほど各楽器の登場機会が増えるということ

私が楽器の本数を絞る理由の一つになっている

余談だが・・

先日、張ったブロンズ弦が良い感じなのだ


キラキラな成分が抑えられて落ち着いた音になった

『天国への階段』などを弾いているとディープな世界に浸れる

私のアコギの試奏はこの曲なのだ

この曲を弾いてツボにハマるギターを合格としているのだ

ローポジからハイポジまで満遍なく使うフレーズも音程の確認には最適

鳴りのデッドなポイントにも気付き易い

因みにペイジ師匠もソロになってからはライブなどでオベーションを多用していた

当時は爆発的なヒットになったようだ

現在ではマニア専用ギターになっているようだ

好き嫌いが分かれるギターだと思う

私は好きなのだ

オベーションを追加で購入する予定はない

この一本でお腹一杯なのだ

・・というかこのギターが気に入っているのだ

古い年代のオベーションがあれば弾いてみたい

知り合いの楽器店に声をかけているのだ

『比較』はギター弾きの大好物なのだ

何故にギター弾きは他と比べたがるのだろうか?

かく言う私も比較好きなのだ😉 



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バッキングは弦の弾き分けでカッコ良くなる

2022年09月23日 | 楽器
今回はバッキングについて語りたい

最近はリードプレイよりもバッキングが主役になっているようだ

時代は変わるのだ

私の年代ではリードプレイが花形であることに違いはない

まぁ、ギターを弾くうえでどちらも疎かには出来ないと思う

現実問題としてバッキングを弾く機会の方が圧倒的に多いのも事実

9対1くらいだろうか?

楽器店での試奏でもバッキングで音を確認することが多い

ギターは和音のバランスが大事だと思う

単音の鳴りは良いが和音で鳴らすと魅力が半減するギターがあるのも事実

まったくもってギターは不思議な楽器だと思う

和音の響きが良いギターは愛着が湧く

いつまでも弾いていたくなる気持ちにさせてくれる

リードプレイは気持ちが上がっていないと弾く気も起きない

一方、バッキングというか和音を鳴らす作業は気兼ねない

気持ちが沈んでいるような時、少し疲れているような時でもハマる

他の人は知らないが私にはそう感じられる

私にはいくつかの転機がある

バッキングとの向き合い方が大きく変わった時期がある

それは

”シングルピックアップとの出会い・・”

なのだ

ストラトを購入してから色々と変わったのだ

それまではハムバッカーが主体だった

とにかくドンシャリに歪ませて弾くことが好きだった

というか・・選択肢はなかった

二音のパワーコードでグリグリと攻める

ハードロックやメタルで育った世代にはありがちだと思う

考えてみれば、そんな時代よりも前にジミヘンのようなバッキングは存在していたことになる

単に私が勉強不足であり、それを知らなかっただけなのだ

「ジミヘンって何が凄いの?」

「ジミヘンって上手いのかな?」

という疑問はいまだに多い

他人に訊くようなことでもない気がする

それに気付く人はそれなりに行動を起こす

それに気付かない人はそれを知らぬままにギター道に幕を下ろす

他人に問うような話でもないと思う

カッコいいというベクトルは人それぞれなのだ

自分がカッコいいと思う音やプレイを追求すれば良いと思う

速弾き命というような人には私の言葉やプレイは刺さらない

そんなことは百も承知しているのだ

少し脱線したが・・

シングルはハムと同じように弾いても楽しくない

両者に演奏上の大きな違いがある事に気付く

今更だが当ブログは初心者に向けて発信していない

それ故に人によっては分かり難い部分もあると思う

それで良いのだ

私のバッキングの理想系はやはりジミヘンなのだ

ジミヘンを頂点にして色々と派生しているように感じる

ジョン・メイヤーもジョン・フルシアンテも多大な影響を受けているのだ

単なるコピーに終始しないのは才能の賜物

これは素人にもいえること

コピー的なプレイを頂点に考えているような層は微妙

YouTubeなどでも完コピ部門のウケが良いのも事実

それも素晴らしい技術ではあるがそこからオリジナルを広げることも大事

それが無ければ自分というカラーが出せないのだ

個性なきギターに魅力などないと思う

如何だろうか?

ジミヘンに続いて手本にしているのはペイジ師匠

特にテレキャスを使っていたヤードバーズやツェッペリンの初期のプレイが好きなのだ

レスポールに持ち替えてからは単音のリフが代名詞になっているがシングル主体の時代はクランチでのコード弾きが多かった

特に決まりはないと思う

そのギターや状況に応じた引き出しを持っておくことが大事だと思う

2音のパワーコードしか知らない人がストラトやテレキャスを買っても後悔すす

まさにストラトを買った直後の私のことなのだ

悩んだ時代が数年くらい続いたと思う

「売っちゃおうかな?」

と思った時期もある

購入に尽力してくれた楽器店の面子もあるのでそれは留まった

ギターの世界も何でもありではないのだ

ひとりで生きていくと決めたならば何でもありのだ

「え~ ストラト売っちゃったんですか?」

「何で? まだ一年も使っていなのに・・」

仮に売っていたら呆れられたと思う

離れた心は意外に取り戻せない

男女だけではないのだ

人間関係には志のようなものがあるだと思う

オーベーションのプリアンプの大修理も私の志と熱意が伝わっているのだと思う

修理したギターは間違いなく弾き倒す

それを知っているのだ

ギターを愛する者だけに通じる心があるのだ

プリアンプの交換を請け負う業者はいるが朽ちたプリアンプを分解修理してくれる業者はいない

たぶん・・

機会があれば、読者の皆さんも調べていただきたい

仮にあったとしても尋常ではない金額を請求されると思う

取り付けとオーバーホールは別次元の世界だと思う

特に保証などは謳っていないがその後の不具合も面倒を見てくれると思う

腕が良いリペアマンはプライドの塊なのだ

「なんかノイズが出るんだけど・・」

過去にエレキのノイズ処理などでも何度もお世話になっているのだ

修理後の不具合は無償で対応してくれたと記憶している

結局、ストラトもレスポールもテレキャスも電気を通す楽器はノイズが出る

ギターは買った後が大事なのだ

リペアも大事

そのギターを弾き倒すことはもっと大事なのだ

ギターは弾く為に買ったのだ

「分かってるよ そんなこと・・」

という人でも意外に弾いていない

忙しいは逃げ口上なのだ

24時間忙しい人がいるだろうか?

一日10分が捻出できない人は生活を根本から見直すべき

ギターを弾く云々の前に過労で倒れてしまう

ギターという趣味は良いバロメーターになっている

短い時間だからこそ、簡易に弾ける環境を整えるべきなのだ

話をバッキングに戻そう・・

複音(和音)のバッキングを意識すると弾き方が変わる

私が意識しているのは『弦の弾き分け』

全弦をすべて弾いているのではないのだ

これはアコギでも同じなのだ

全弦を弾くスタイルをフォーク風というならば弦の弾き分けスタイルはロック風といえると思う

同じコード進行でもかなり雰囲気が変わる

今回の音源でもその辺りを意識して弾いているのだ

単音のリフに和音ヲ織り込むというイメージなのだ

ジミヘンが得意とするバッキングのパターンでもある

後発のプレイヤーにも多大な影響を与えているのだ

ハム系のギターでも応用が利く

せっかく良いギターを買ったのに2音のパワーコードだけでは勿体無い

他人ごとならが心底そう思う

私の知り合いにもそんなハム弾きが多いのだ

カスタムショップ製も何も関係ないように思える

極端な話、ピックアップもアンプも歪みペダルも何でも良い気になる

弦の弾き分けのコツが分かってくると音作りも変わってくる

そもそもが良いピックアップが分かってくるのだ

パワーはあるが音の分離が悪いピックアップがある

飽きるのだ

廉価の黒テレのピックアップがまさにそんな感じだった


素が良いギターだけに惜しいと感じた

ダンカン製に載せ替えて大正解だった

このギターの良さと個性が全面に出るようになった

ピッチの良さも相まって弦の弾き分け的なプレイが心地良い

バッキングで大事なことがもう一つある

それは

”小指の使い方・・”

リードでもバッキングでも小指が使えない、使わない人が多い

コードを押さえる指は5本もあるのだ

親指と小指が使えるだけで世界が広がる

ロック系では親指を使うことはもはや常識

それ故に手が小さい人には極太ネックではダメなのだ

ネックは薄いが幅が広いネックも同じ意味

指の長さがネックの外周に勝るギターでなくてはダメなのだ

ギターを飾っておく人には何もいうことはない

ギターを積極的に弾きたい、ギターを攻めたいという人には条件があるということ

好きなギターを買うだけではダメなのだ

分かっているようで分かっていない人も多い

好きなギターと自分に向いているギターは違う

加えてギターの値段と音は比例しないということ

複合的にギターと向き合うと色々と見えてくるのだ

色々と分かってくると廉価のギターでも良いかな?になるのだ

バッキングで小指が使えると単純なコードが華やいでくる

色々なギタリストがそんなプレイをするが・・

やはり、ロック系の元祖はペイジ師匠だと思う

ロックにテンションコードの響きなどを取り入れたのもペイジ氏なのだ

それ以前からビートルズなども実験的にコードと向き合っていたが万人に分かり易いアプローチをしたのはペイジ氏だといえる

ロックの祖はジミヘンだがそれを広めたのはペイジ氏だといえる

慣れてくれば小指は自然に動いてくるのだ

自分のバッキングに飽きてくるのだ

何事も飽きるが第一段階なのだ

飽きて止めてしまう人も多い

それでも続ける人は進化する

希に進化しない人もいるが・・・

耳が肥えている人は間違いなく進化する

自分のプレイに疑問を抱くことが大事なのだ

上手い人と自分の違いを感じることが大事だと思う

私は常々それを意識しているのだ

プロや素人を問わず、上手い人には憧れる

最近は動画が参考になるので有り難い

上手い人はすべての指を余すことなく使っていることに気付く

伸び悩む人はネックを中心にギターのサイズを見直すのも一考

「買ったばかりで勿体無いなぁ・・」

ではダメなのだ

親指でネックを握り込めるか?

小指でのストレッチが自在に行えるか?

左手(右利き)の動きを考えてみるのも良いと思う

いつものコードに小指をプラスでも良い

「なんか良い響きだなぁ・・」

何かのコードになっているはず

和音と不協和音の違いを本能で感じられない人はギターに向かない

そもそも楽器に向いていない

音の繋がりが悪いことに気付かない人は楽器に向いていない

スケール練習なども目で追いかけているようではダメなのだ

耳で感じる練習が大事なのだと思う

まさに音感なのだ

「うちは音楽の家系じゃないから・・」

と嘆く人も多い

練習や訓練をすればある程度のレベルには到達するという

指が太い人も短い人も諦めるのは早いのだ

面白いことにギターは長く弾いていると指が大きく広がるようになる

理由は筋力アップなのだ

ギターを弾く為だけの筋力が向上する

ペンを持つ筋力でも箸を持つ筋力でもない

慣れてくると何時間でも延々とギターを弾くことが出来るようになる

むしろ、飽きとの戦いになってくる

指が疲れる前に自分のプレイに飽きてしまうのだ

引き出しが少ない人の大いなる悩みなのだ

私も引き出しが少ないのでいつも飽きと格闘しているのだ

ここ最近は良くも悪くも多忙なので丁度良い時間配分になっている

むしろ、ギターを弾く時間を得たことに感謝するほどなのだ



アコギでもロック的な雰囲気が出せるのだ

シングル系のエレキでも弾いてもハマると思う

Aコードを主体にしたロックの王道的なバッキングなのだ

色々な曲に応用が利くと思う

小指が使えれば、違うコードでも広がりが加味できる

今回はGT-001で音作りしてみた


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