昨日も訪問者数が1,200人を超えたのだ
足繁く通ってくださる常連読者の方々に感謝!
訪問者数が伸びないブログも数多あると思う
報われない努力に落胆してブログを止めてしまうことも多いという
同志として何となく気持ちが理解できる
仮に私もそんな状況ならば止めてしまうかもしれない
誰も読んでくれないブログに書く意味を感じない
訪問者数が減るから書く気力を失う
書かないからさらに訪問者数が減る
という抜け出せない悪循環に陥るのだ
因みに私は訪問者数を増やす為の工夫や努力は皆無なのだ
特に何も考えていない
書きたいことを自分のタイミングで投稿しているだけなのだ
結局は無理をしないそんなスタイルが長続きの秘訣なのだと思う
本題に入ろう・・
私は言葉の使い方を間違っていたようだ
オベーションの表面の小さいひび割れを『クラック』と表現していた
一番大きなひび割れがこれなのだ
リペアの業界ではクラックとはボディの割れを指すようだ
実際に『アコギクラック』のようなワードで検索するとかなり酷い状態のリペア例にヒットする
完全にボディは二つの割れてしまうこともあるようだ
割れた箇所に添木をしてボンドで埋めるというところから修理作業開始なのだ
修理期間や修理費用も相当になるようだ
今回の私の場合は塗装面が薄くひび割れたのだ
リペア業界では「ウェザーチェック」と呼んでいるようだ
仮に遠方のリペア業者に修理の見積もりを電話やメールなどで依頼する場合には言葉での伝達も大事になってくると思う
実際にはメールならば修理箇所の画像などの添付を要求されると思う
まぁ、電話でも会話の流れで汲んでもらえると思うが・・
出来れば、修理を依頼する側も正確に状況を伝えられればベストだと思う
ウェザーチェックという言葉は耳にしたことがあるが・・
実際に会話でも使ったことがなかった
仲間内でもクラックという表現で通用していた気がする
どうでも良い話だが・・
まぁ、発信者である責任として間違った情報は修正すべきだと思うのだ
繰り返しになるが・・
今回の私のギターの症状は『ウェザーチェック』なのだ
クラックとウェザーチェックでは雲泥の差なのだ
クラックは病気で喩えるならばかなりの重症
一方のウェザーチェックは年相応の貫禄という感じなのだ
塗装面がひび割れていることは事実だがそれを悪く言う人は少ないようだ
むしろ、人為的に塗装面の割れを作り出す方法を指南している人さえいる
結論から先に述べるならば、近年のギターの塗装はそう簡単には割れない
古いギターの塗装は薄く硬い、一方で近年のギターの塗装は厚く柔らかい
そんな違いがあるようだ
確かに言われてみればそんな感じに思えてくる
ドラゴンテレキャスにもラッカー塗装が採用されているが塗装面が割れる気配は皆無なのだ
特にボディの塗装には厚みを感じる
一方でネックに関してはかなりの極薄の塗装が採用されているという
明らかに素人の私でも分かる違いがあるのだ
塗装面を温めて一気に冷却するという方法で割れを生み出す方法がある
どんな感じに割れるか?は予想不可能なのだ
ヴィンテージのような良い感じの画をイメージしていると後悔するのだ
あの蛇の皮膚のようなバキバキでカサカサの乾いた感じにはならない
ギターは自然に使っているのが一番だと思う
私も黒テレには強引にレリック加工を施したが塗装の割れには手を入れていない
テカテカの表面の輝きを抑えたという程度なのだ
実践で使うことでリアルなピックキズなどが加わる
そもそもポリ塗装は経年で割れない
キズを中心に塗装が剥がれるということはあってもひび割れにはならない
フェンダー系のギターは基本的にすべてポリ塗装なのだ
一部の特殊な仕様にはラッカー塗装が採用されている
ヴィンテージに関しては良く分からない
とにかくポリ塗装は簡単には割れないということ
メーカーはクレームを嫌ってとにかく丈夫なギターを目指した時期がある
アコギなどにもそんな流れが見られる
ボディの変形を避ける為にボディを厚く、骨組みを丈夫にする
特に初心者が使うことを想定された廉価アコギは総じてそんな感じ
辛うじて音は出るが鳴りが良くなるはずもない
合板に極太の骨組みななのだ
それでも頑張って弾き込んでいるとそれなりに音が育つ
個人的には弾いていて楽しい音に育ったと思っているのだ
仕様の違いはあくまでも高級なギターとの比較という意味なのだ
壊れない丈夫なギターも悪くないと思う
炎天下の車のトランクの中に放置しても無事なのだ
因みにネックも最初に数回修正したくらいでその後は反っていない
ペグも多少動きは渋いが実用の範囲内なのだ
廉価なれど、こだわりのいなたい仕様に好感が持てる
本当に初心者向けならば密閉タイプのペグを採用した方が良い
メーカーの拘りが感じられるギターなのだ
愛着が増す理由のひとつにもなっている
ウェザーチェックは多くのギター弾きに歓迎されている事実を知った
経年で塗装にヒビが入ることで分かる事実も多いようだ
「塗装のひび割れって何年くらいで起こるんですか?」
という質問を見かけた
ギターの置かれた状況や環境にもよると思う
現在はウェザーチェックは数カ所だけだが冬場にどのように変化するか?
どんどんとひび割れが増えるのか?
それともこのまま現状維持で留まるのか?
暖房が効いた部屋から寒い屋外に放置するような無茶はしないようにしたい
私の中には得体の知れない悪い虫が棲んでいるのだ
このギターは廉価なアコギや黒テレとは区別したい
40年という時間を熟成してきたギターなのだ
自然の流れにその身を委ねてみたい
知人のお兄さんの思いが詰まったギターでもあるのだ
機会があれば、このギターの元のオーナーであるお兄さんとお会いしたい
まぁ、ギターをリタイヤしたお兄さんは私が思うほどセンチメンタルではない気もするが・・・
そもそも、このギターの存在を忘れてしまっている可能性もある
まぁ、どうでも良い話だが・・・
初めての自然な塗装割れに少し興奮しているのだ
時間があれば、実際に販売されている古いギターを見学してみたい
『古い』というワードが何となく心に刺さっているのだ
故意にレリック加工などを行った自分の行為が恥ずかしくなってきた
まぁ、それはそれだが・・・
どんなに上手に加工してもリアルには勝てないという事実を知った
経年変化(経年劣化)した外観と音は連動しているということ
ルックスは古びた感じなのに音が若い・・
人工的なレリック加工の最大の弱点だといえる
リアルに勝るものはない・・