テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

新曲に『コンプ』をガッツりかけてみたよ~(^O^)/

2012年08月09日 | 日記
昨日の新曲は如何だっただろうか?

流れでサウンドデザイナーの『素人投稿コーナー』の作品もお聴きいただいただろうか?

そろそろ私も単なる読者から『参加者』になってみようかな?と考えているところなのだ

過去の作品から気に入ったものを投稿してみようと考えているところなのだ


そんなに簡単に採用されるとは思えないが・・・

いつかは順番が回ってくると信じているのだ


昨日の楽曲で仕上がりに一部気に入らない箇所があったので修正してみたのだ

ベースのロー(低音域)がオケの中で浮いているように感じられたのだ

パソコンで制作している時には『迫力』に感じたのだが・・
音楽携帯プレーヤーで聴き直してみると妙に低音域が耳に煩く感じられたのだ


いつもはこの一手間を惜しまないのだが今回はパソコンからアップロードへと直行だった

やはり、面倒でも自分のスタイルは貫いた方が良いと感じたのだ



ブログのタイトルにもあるが・・・

読者の皆さんは『コンプレッサー』というエフェクトをご存じだろうか?

ギターを弾いている人にはお馴染みのエフェクターだと思う

中級者以上のギタリストには必須のエフェクトなのだが初心者が
もっとも理解し難いエフェクトの一つともいえる


ディストーションやフランジャーのように誰にでも分かるエフェクトではない

どのように効果が出ているのか?が分かり難いエフェクトの筆頭なのだ


積極的にエフェクトをかければ音を加工することもできるが通常は音の凸凹を補正するような感じで使うのだ

ギターならばカッティング、ベースならばスラップ奏法だろうか

音にムラができてしまう場合に有効なエフェクトなのだ



実はコンプはDAWでも重要なエフェクトの一つに挙げられるのだ

音楽制作におけるコンプの使い方はギターのエフェクトとは異なるのだ

先に述べたように音の凸凹を補正する場合もあるし、もっとエフェクティブな使い方をする場合も多いのだ


”コンプの二度がけ・・”という処理がある

各楽器のトラックに最適なコンプをかけた後で最後にマスタートラックにコンプ処理をする手法なのだ

cubaseでも上位機種にはマスタートラック専用のコンプが入っているのだ

ちなみに私のエッセンシャルにはコンプは一種類なのだ


各楽器に対するコンプの使い方はギター専用のコンプに似ていると思う

問題なのはマスタートラックのコンプ処理なのだ


最終的に音楽ファイルに書き出すのだがその際に音量が不足していたと仮定する

そのまま、目的の音量まで上げていくとどうなるか?

レベルメーターのピークを越えてしまう音が発生するのだ

ピークを越えた音は『音割れ』などの原因になってしまう


音割れを気にするあまり、再び音量を下げればオケに飲まれてしまう音が発生するのだ


そこで登場するのがコンプなのだ

大き過ぎる音のピークを圧縮し小さい音のピークを引き上げてくれるのだ


過度にコンプ処理をするとどうなるか?

全体の音に統一感が出る一方で音がべったりとした感じになってしまうのだ

周波数にもよるが特定の楽器が引っこんで聴こえるようになるのだ

引っ込んだ楽器のピークを引き上げると再びマスターのピークがレベルオーバーになってしまう・・・


その辺りの駆け引きがコンプを難しいエフェクトだと認識させている理由なのだ

ある意味ではコンプを味方につければ、ギターも音楽制作も無敵だといえる



コンプ処理したマスタートラックの波形なのだ


さらに過度にコンプ処理をするとギザギザの部分が真っ直ぐになってくる

好みにもよると思うが・・そこまでいってしまうとかなり個性的な音になってくるのだ

私の場合には元のニュアンスを残しつつ、ほどほどにピークを抑えるという使い方をしているのだ

これでも、まだ上限に余裕があるのがお分かりいただけると思う


実際にプロのスタジオテイクでもコンプは必須らしい

ある音楽雑誌でエンジニアが答えていたのだが・・

「現代の音楽でコンプを使わない曲は皆無ですね」

「意識的にコンプをかけないという場合もありますが稀ですね」

という感じなのだ


ライブ音源と比較してスタジオテイクの音が良く聴こえる理由の一つなのだ

特にボーカルへのコンプ処理はマストらしい

もともと歌唱力があるプロの歌声に一流のエンジニアが処理を施すのだ

それに憧れて素人さんが真似をしてみてもイメージと違ってしまうのは当然なのだ

ギターやベースも同様なのだ


ストラトマスターであるChar氏は『後かけのコンプ』があまり好きではないというエピソードは有名なのだ

エンジニアは本能的に音のムラを潰してしまうらしい

つまりはChar氏のカッティングの強弱をコンプで補正してしまうのだ

「こんなにコンプをかけるなら他の弾き方をしたよ・・」

「何なのこのコンプの処理? 変じゃない? ダメだよ」

あるエンジニアが若い頃に仕事をした失敗談を専門誌で語っていたのだ


おそらく、そのエンジニアはギタリストではないのだと思う

鍵盤奏者にギタリストのイメージは伝わり難い

その逆も然りなのだ

エンジニアは楽器のプレーヤーではないという事をその記事で知ったのだ


なかなか奥深いエピソードだと思うのだ



またまた、脱線してしまった・・


今回の修正ポイントは・・

マスターのコンプ処理をさらに強調した

コーラスごとの頭に入れた爆発音をEQ処理した

エンディングをアレンジし直した

という以上の三点なのだ


楽器の弾き直しなどはしていないのだ


読者の皆さんがお聴きになっているピアプロのプレーヤーで聴き取れるかは分からないが・・

とりあえず、私の自己満足の世界なのだ



前回の曲と違いを聴き比べてみていただきたい

DAWとは重箱の隅を突っつくような細かい作業の繰り返しなのだ

違いが分かった読者の皆さんは相当に耳が肥えていると思う


聴き分けられなかった人もご安心を・・

普通の耳の持ち主なのだ

特に聴力は関係ないのだ






夏休みも間近なので今から楽しみなのだ

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
超カッコいいですね (健太郎)
2012-08-09 20:23:13
検索でこちらのブログを見つけました。
内容が濃いですね。
作曲できるなんて羨ましい限りです。
ギターも超絶に速いですね。
何かイイ練習方法ってあるんですか?
Unknown (ボブ)
2012-08-13 02:26:33
ホントに勉強になります。
次の曲を楽しみに待ってます

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