散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

読売ランド前から

2023-11-18 | Weblog

向ヶ丘遊園で下車して歩き回ったのが思ったより楽しかったもんで、小田急線の下り列車でさらに2駅ほど都心を離れて読売ランド前で下車した。向ヶ丘遊園は2002年に閉園したけど、読売ランドはまだ閉園していない。木造コースターが超怖いと聞いたことが昔あるのだが、いまも木造のままかどうか。

新宿からくると自然に南側の改札を通ることになる。読売ランドは北側らしいので、踏切(←これが都心には滅多にないので少し懐かしい)を渡って駅の反対側に回り、郵便局を過ぎて右手の路地に入る。「この先行き止まり」のほうへ歩いていくと多摩自然遊歩道に足を踏み入れることになる。

遊歩道の立札のところで、向こうから老人が列をなして歩いてくる。旗を見ると歩こう会かなんかの群れだ。こんなのと遊歩道ですれ違ったら難儀だから立札のところでやり過ごす。100人ばかり、あとからあとから家畜のように連れられてくる。どうしてもホロコーストを思い出してしまう。その妄想を振り払うのが大変だった。

老人たちが途絶え、やっと1人きりになったので多摩自然遊歩道を静かに歩くことができる。住宅地のすぐ裏にこんな山道のようなものがあるとは。そこはかとなく縄文人がかつて暮らしていても不思議ではない雰囲気が漂う。ヒッピーとかのコミュニティがあってもおかしくないような……?

そうそう、こういう衝動的なのか意図的なのか判別しがたい絵が遊歩道の両側に現れてきてね。そうすると向こうから原始的なのか文明的なのか、言い方を変えると下手なのか上手なのか形容しがたいエレキのバンド演奏のようなものが聴こえだし、静かに歩くどころではなくなる。

森の中に突如、出現したコミュニティ。これはヒッピーの祭典だろうか。多摩方面にはいまだに、そういうムーブメント的なものが残っているのだろうか。1991年の夏に青森県の六カ所村で体験した、いのちの祭りにどこか似てる。この人たちもやっぱりNO NUKEを唱えているんだろうか?

森を抜けると車道があって、道なりに進んだら日本テレビの生田スタジオに出た……ここ、タレント取材にきたことある。1999年か、1998年ぐらいかな。収録に来てるタレントの上がり待ちで、夜7時ぐらいから待機して夜9時すぎから洋服のショッピングについて話を聞いたような。もう忘れた。

さらに歩いていくと、よみうりランドが見えてきた。キャーキャー歓声は聞こえるけど、はたして木造コースターが健在なのかどうか遠くから眺めてもよくわからない。こっちは裏手みたいだし、正門に回って入園するのもおっくうだから、よみうりランドに寄らないで京王よみうりランド駅をめざす。

途中、こんな見晴らしのいい場所に出た。山じゃないか、自分がいる場所。そんなつもりじゃなかったから、水も持たずに歩いてきた。ほとんど手ぶらだ。こんな装備で大丈夫か。死亡フラグが立たないうちに里に下りて駅まで歩く。京王よみうりランド駅のつもりが京王稲田堤の駅に出た。かまわないから京王で帰った。

 

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