散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

うどん県

2017-06-19 | Weblog
とあるニャンコを取材・撮影するため香川県に行ってきた。何年ぶりだろう? 香川県……ついこのあいだの
ような気がしていたけど、ブログ見たら5年ぶりだった。要潤、5年以上うどん県やってんのか。


そんなわけで、うどんを食べに

ニャンコの取材・撮影を終えて、宮武讃岐製麺所が営む「まごころ」へ。人は、うどんを食べるために讃岐まで
はるばるやってくるという。繰り返し通う人もいると聞く。レンタカーを借りて、うどんの店をはしごする人だって、
20年くらい前からめずらしくない。


うどん製麺所としては大きいほう

午前6時から午後6時まで営業してる。朝ごはん、昼ごはん、夕ごはん全部うどんにするのも不可能じゃない。
地元の人は慣れっこだろうけど、滅多に来られないから興奮してきた。


こういうふうになってるのか~~

何をどう注文したらよいのか、いまひとつよくわからない。キョロキョロあたりを見回すと、手がかりになりそうな
ボードが目に入った。


小は1玉、中は2玉、大は3玉

普通、うどんは1玉ではないのか? どうも讃岐では違うらしい。遠くからやってきて、小ですませるのは何となく
気が引ける。とはいえ大は3玉って、そんなに食べきれるだろうか?


あの家族は大を食べるのかな

ずっしり重そうな丼をお父さんが持っている。あたりまえのように大をたいらげそうな雰囲気。あれで中だったら
びっくりする。それも含めて今日のところは中にしておこう。


温玉肉ぶっかけの冷にするか

迷うなあ、シンプルなの? 豪華なの? どっちが好きなの? ボードを見つめているうちに、温玉肉ぶっかけ
に心ひかれてきた。そうしよう、そうしようと決めました。


うどんを頼んでトッピング

また天ぷら関係のトッピングが、どれもこれも大ぶりで魅力的! あれ食べるためにも、うどんは中にするのが
正解だろうな。 (並んで順番を待つ間ずっとこんなこと考えてる)


温め湯のコーナーがある

かけうどんは、あの温め湯でセルフで温めるという。温玉肉ぶっかけの冷は、おばちゃんが完成形にしてくれる
から初心者としては安心だ。


ついに自分の番がやってきた!

あれが中か。よかった、大じゃなくて。中でも量がある。2玉だもん。普通にいうと2人前だもん。大だったらば、
通常の3倍だもん。さらっと大盛りみたいな表現してるけど、よく考えたら尋常じゃないもの。


温玉肉ぶっかけの冷の中です

それだけならば、まだいいが……ちくわ天とか、いろいろ欲ばって皿にとってしまった。いただきますをするとき
ふと我にかえり、全部ちゃんと食べられるか心配になってきた。


まっ食べちゃったんですけどね

麺にコシがあるから満腹感が半端じゃない。電車で高松に移動する前に、丸亀の町を腹ごなしに歩き回ることに
した。アーケードに若者が群がっている。


ジャグリングが流行ってるのか?

楽しいかどうか聞いてみたら、楽しいですと返事があった。丸亀のホテルに1泊しようとしたらどこも満室で予約が
できなかったのは、この土日にイベントがあったせいかもしれない。


ワールドジャグリングデーin香川

丸亀城では日曜に仮装行列があるようだった。その丸亀城というのは、天守閣が焼けずに残っている12の城
のひとつだというので、ちょっくら見にいった。


あることで日本一の丸亀城

天守閣が日本一、小さい城……なるほど。天守閣は小さいけれど、土台の石垣が立派だな。城は遠くから見る
ものと毎回思うのに、つい近くまで見にいってしまう。


そして坂を上るはめに

こんな一本道がある城はめずらしい。その分、攻めにくいように傾斜が急にしてあるのかもしれない。息切れ
した敵を一網打尽にしようという……。


三の丸まできたらもう疲れた

この先、二の丸、本丸と坂を上っていき、小さい天守閣に上る。


天守閣から丸亀港がよくみえる

あそこに取材・撮影したニャンコがいるのだ。さて、駅まで戻って高松に移動しよう。途中、町の駅という施設で
声をかけられ、防空壕をのぞいた。


高松が焼けたとき作った防空壕

北朝鮮の弾道弾がここまでくるとは思わないけど、せっかくだから防空壕の中に入ってみる。核シェルターという
作りにはなってない。そんなもの昔はなかったから。


懐中電灯で照らす


防空壕の中はひんやりしている

30人ぐらいは入れるという話だけど、30人も入ったらギュウギュウだろう。いちおう背は立つ。窓はないから、
大勢で入ったら息苦しいだろう。今ならワインセラーにするといいと思った。


高松港からフェリーで男木島へ

もう仕事は終わったのだから、さっさと帰ればいいんだけど、高松で1泊して猫の島として知られる男木島に
渡る。その島の神社と漁港には猫がたくさんいるらしい。


男木島が見えてきた……

2時間に1本ぐらいのフェリーで40分ほど瀬戸内海をゆくと男木島につく。途中、鬼ヶ島といわれる女木島に
寄港するけど、さすがに時間がないので女木島では下りずに男木島へ。


神社に猫がいるかな?

昼間は暑いから猫たちはどこかに隠れているという。島に200も300も猫がいたときは世話が大変だったから、
去勢してだんだん数を減らしてきた。それでも朝夕は猫の群れを見ることができるけど、フェリーと飛行機の
接続を考えると夕方までは粘れない。 (仕事じゃなくてよかった……)


あ、でも猫が出てきた

狛犬のかげから猫がひょっこり出てきた。暑くても、ちょっとは出てくるようだ。


涼しそうなところで休む


漁港のほうにも何匹かいた


いっぴき近くに寄ってきた


なんという座り方を


人間の影で涼もうとしている?


だいたい日陰に出てくる

関連記事:  こんぴらさん (5年前)


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岩淵水門

2017-06-10 | Weblog
ヌーディストかと思ったらパンツをはいていた。梅雨入りしても雨が降らないので、荒川の土手をぼんやり歩いて
見かけた。バーベキュー場に群がる人、かんかん照りの下でランニングする人、自転車を乗り回す人……。



朝から麻布十番で、不機嫌そうな顔をした中高年の集団が歩道いっぱいに広がって行進してるから、何のデモ
かと思ったら「第1回 TOKYOウォーク2017」とかいう反社会行為だった。ひとりで歩けないんだろうか、やだやだ
と荒川の土手に逃げてきたのだった。



刑務所のような建造物がゆくえに立ちふさがっている。目的もなく徘徊していると、いずれ遠からずあんな施設
に収容される日が訪れるかもしれない。視力2.0以上ある目をこらすと、コンクリートの突起部分に監視の人が
いるのがわかる。いかにも役人らしい様子をして、こっちを見ている。



土手の看板を参照すると、あれは新岩淵水門という施設らしい。隅田川がたびたび氾濫するので、明治44年
から昭和5年までかけて放水路が開削された。それがいまの荒川で、隅田川に流れる水を調節するための門
があれだ。荒川は昭和40年まで、荒川放水路だった。隅田川よりも放水路のほうが太いから荒川と呼ばれる
のも時間の問題だったということか。



この水門から先が隅田川と思うと、なんかすごい。土手の看板の上空写真では、これが青水門になっていて、
ちょっと上流に赤水門がある。大正5年から大正13年にかけて作られた隅田川の水門で、老朽化に伴って
昭和50年から57年にかけて青水門が作られると役割を終えたという。



それから赤羽までふらふら歩いて行って千べろ酒場で昼から飲んだとか、飲まなかったとか。 (歩いていった
けど千べろ酒場で飲まなかった)
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芋神さま

2017-06-03 | Weblog
京成幕張駅で下車して改札の外に出てみると、思ったよりも閑散としていた。海浜幕張のほうに行くバス
の乗り場のむこうが更地になってる。駅前が更地って……。


よーく見たら更地じゃなくて神社

もうちょっと木が生えてたりしてもよいのでは? と思うほど、がらんとしたところに神社があった。ビルを
建てようというわけでもないみたい。


昆陽神社って鳥居に掲げてある

救荒作物として、さつまいも(甘藷)に目をつけた青木昆陽が甘藷先生と呼ばれて、東京の目黒不動にその
墓があるのを見たことがある。甘藷先生墓と書いてあった。あの青木昆陽の神社だろうか?


反対側の鳥居には秋葉神社と

秋葉神社なのか、昆陽神社なのか、どっちだ? 傍らの掲示を読むと、幕張はむかし馬加村(まくわりむら)
と呼ばれて、まくわりで青木昆陽がさつまいもの苗をつくり、これを関東に普及させたらしい。


こっちが秋葉神社のほう

昆陽が亡くなって40年ほど後に天明の飢饉がおきたが、まくわりでは甘藷のおかげで1人も餓死しなかった。
そこで昆陽のことを「芋神さま」と敬い、秋葉神社の境内に祀ることになった。


それがこの昆陽神社だという

秋葉神社と昆陽神社はなかよく並んで建っている。目黒不動の墓には甘藷先生墓と刻んであったけれども、
先生はまくわりで神になっている。


幕張昆陽地下道なんていうものまで駅前にある

関連記事:  不動前  (甘藷先生墓がある)
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