テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ピカピカ新作!《BAT》コミック!

2009-06-23 22:05:58 | ブックス
「あちゅいィ~……
 ネーさ、あちゅいィでスよゥ~……」

 本当に、今日の東京・多摩地方は真夏のようでしたね。
 でも!この新作で元気百倍!
 ぼぉ~っとなりがちな頭脳も目覚めちゃいますよ!
 本好きの皆さま&テディちゃ!
 こちらを、どうぞ~!


 
            ―― BILLY BAT ① ――


 
 著者は浦沢直樹さん、ストーリー共同制作は長崎尚志さん、
 ’09年6月に発行されました。
 『BILLY BAT』は『ビリーバット』とお読み下さい。

「ふむふむッ!
 まんがァ、でスねッ!」 (←急に読む気満々?)

 本日(6/23)付の朝刊に大きく広告が打たれて、
 あっ!浦沢さんの最新作!とお財布を、
 或いは図書カードを握りしめ、
 本屋さんに走った方々も多いことでしょう。
 かくも読み手を惹きつけて止まない
 日本漫画界きっての才人さんの新刊は――?

「わくわくわくくッ♪」

 時は1949年、合衆国本土。
 『スーパーマン』や『ワンダーウーマン』といった
 大ヒットアメコミに勝るとも劣らない人気を誇るのは、
 ケヴィン・ヤマガタさん作
 『ビリーバット』!
 蝙蝠ビリーくんのジャングル探険!
 ファラオの呪いを解き明かす冒険!
 いずれも絶賛を博して、
 現在好評連載中なのは
 ビリー探偵局シリーズ!
 累計総発行部数は○△♪万部~?!

「わおッ、すごいィすごいィ!」

 しかし……
 ヒットコミック作家となった日系のケヴィンさんは
 不安な思いを抱いています。
 『ビリーバット』は僕の完全オリジナル!
 と信じて疑わなかった彼に、
 意外な言葉がかけられたのでした。

  このコウモリのキャラクター
  見たことがある――

「ほぺッ??
 どゆゥことでスかァ??」

 いったいどういうことなのか、
 ケヴィンさん当人も理解できません。
 僕が描いたバリーバットを、
 見たことがある、って?
 しかも……日本で?

 かつて通訳として短期間赴任した国、ニホン。
 混乱を引きずりつつ、
 GHQ占領下のこの国に
 再びやって来たケヴィンさんでしたが……?

「むむゥ、いやなァよかんッ!
 ふあんでスよゥ!」

 凝りに凝ったストーリーと構成、
 迫真の画力、
 多彩な登場人物!
 今後の展開は完全に五里霧中!ではありますが、
 浦沢さんのファンならずともぜひ一読をおすすめいたします。
 とりわけ、巻頭の彩色パートの見事さは!
 必見ですよ!

「だいはくしゅゥ~!
 ぱちぱちぱちィ!!」

 次巻がひたすら待ち遠しい御本です。
 さあ、皆さまも、ビリーバットの謎世界へ!
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