2015新春特別企画！《ベアーズ・パディントン設計書》その3！

　新年だ！
　新しい年が来るぞう！

　そんな歓声もそろそろピカデリー広場あたりから
　聞こえてきそうな首都ロンドン♪

　なのですが、
　名探偵テディちゃムズたちは新春特別企画の真っ最中でございます。

　政府の重鎮マイクマフト氏が探す
　《ベアーズ・ペディントン設計書》が隠されているというのは……

　　

「しょくんッ、まずはァ、よッくゥ、みてごらんッ！」

　ユキノジョン・H・ワトソン博士と
　友人の虎くんに、ほら！と、
　捜査資料を指す名探偵テディちゃムズ。

「みんながァしッてるゥ、あのォにんきものッ♪」

　そうです、それは
　《くまのパディントン》くん。

　現在、英国では映画《くまのパディントン》が絶賛公開＆大ヒット中！
　その映画との連動企画でパディントン像が制作され、
　ロンドンのあちらこちらに設置されているのです。

　像のデザインもバリエーションに富んでいて、

　　

　↑パディントンくんの故郷ペルーをイメージしたペイントの像や、

「うん！みどりが、ゆたかだ！」

　　

　↑猫ちゃん風なペイントは、作曲家アンドリュー・ロイド＝ウェバーさんデザイン！

「うむ！キャッツの作曲家らしいわい！」

　　

　↑こちらは、ミュージシャンのリアム・ギャラガーさんのデザイン！

「むふゥ！くまッぽいィ！」

　　

　↑ニコール・キッドマンさんのデザインはこちらで、

「ぐるがるるぐるる！」（←訳：あの大女優さんも！）

　　

　↑青いパディントンくんもいるし？

「斬新だわい！」

　　

　↑こちらは探検家をイメージしたものでしょうかしら。

「へええ！」

　当初、記念のパディントン像は50体……と予定されていましたが、
　どうした経緯からか、
　いつのまにやら数が増え（これも怪しい！とテディちゃムズは言いました）、
　50を超えるアートなパディントンくんの像が
　観光名所、広場、公園などでロンドンっ子たちの熱い視線を集めています。

　その中の一体が、《ベアーズ・ペディントン設計書》の隠し場所――
　50（プラスアアルファ）の中のひとつ。
　確率的には、50分の1以下……2％以下。

　難問です！
　なのに、テディちゃムズは、
　もう答えに辿り着いたというんですか？

　　

「そうともッ！
　しょほてきなァもんだいさッ！」

　走り出す名探偵テディちゃムズ。
　すかさず同行するのは、
　ユキノジョン・H・ワトソン博士と虎くんです。

「よしっ、ゆこう！」
「がるるぐる！」（←訳：解くぞ難問！）

　　

「おおぃ、待ってくれいぃ！」

　　

　ちょこっと出遅れたマイクマフト氏も一緒に、
　一行が向かうのは……？




　　　　　　～その4！に続く！～