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ギャンブル依存症

2024-04-03 06:40:41 | 日記
大谷翔平の通訳だった水原一平が逮捕されました。
彼はギャンブル依存症だとか。
依存症というのは、もう病気で、それを治すのは不可能。
そのくらい根の深い病気です。

2011年に大王製紙事件がありました。
製紙業界第三位の大王製紙の会長が、
マカオ、シンガポールのカジノで106億円を使い、
会社に損害を与えた背任事件です。





その人の名は、井川意高(もとたか)氏で、
彼は大王製紙の3代目社長であり、逮捕当時は会長でした。
大王製紙は井川氏の祖父が四国で立ち上げた会社であり、
彼は2代目社長の父親から譲り受けた御曹司、ボンボンでした。

井川意高・・1964年生まれ。東大法学部卒、今年60歳、若いですね。
      2007年、42歳で社長。
      2011年、46歳で会長に就任。

大王製紙は日本の製紙メーカーでは、
王子製紙、日本製紙、に次ぐ業界3位の大企業でした。
現在は4位に落ちたみたいですが、売上高は646億円です。

井川氏は元々頭が良く、
小学校4年生の時に、父親から「お前受けてみろ」と言われて、
小学校6年生の模擬テストを受け、全国で2位だったと言いますから、
飛び級の頭脳だったのですね。

その彼は、元々きっとギャンブル好きな体質を持っていたのでしょう、
最初はヨーロッパかアメリカかでカジノに行きましたが、
それは年に1回とかだったのですが、
マカオを知りシンガポールを知ると、距離的に日本と近いですから、
頻繁に通える様になりました。

そういったカジノにはジャンケットと呼ばれる、言わば世話係がいます。
ジャンケットはカジノに大金をもたらせてくれる上客を見つけ、
その客の資産を推し量り、その客を喜ばせる為のあらゆる手段を使います。



シンガポールと言えば、世界に知られるこの建物があります。



そこの地下にカジノはあります。
一般の客はそこで、バカラに興じるのですが、
井川氏みたいな特別な上客は、
専用のエレベーターで最上階に特別ルームでバカラをします。
バカラというのは、言わば丁半博打で1/2で勝ち負けが決まります。
井川氏は最高で、2時間で38億円勝った事がありましたが、
そに日のうちに全部負けてしまいました。
カジノの儲けの70%は、こういった上客からの儲けだそうです。
彼等の人数は限られていますが、使う金額が半端ではないのです。

普段は大王製紙社長として仕事に没頭し、
金曜日、仕事が終わると7時間の飛行機でぐっすりと睡眠を摂り、
土曜日、日曜日と36時間眠らないでバカラをやり続け、
また7時間のフライトで眠り続け、月曜日からは仕事に没頭。
毎週それの繰り返しでバカラ三昧の生活。

井川氏いわく、「1000万円勝ったから車が買える。
1億円勝ったから家が買える」などと言ってる奴は、
永久に38億円は無理。だそうです。

ジャンケットは井川氏みたいな上客には至れり尽くせり。
持ち金が無くなれば貸してくれるし、
往復の飛行機はプライベートジェットだったり、
最高級ホテルの宿泊費は勿論無料。
客が欲しがるものは、何でも与えてくれるそうです。
こういった上客というのは、他人から顔を見られたくない、
というのでエレベーターは専用、ホテルも人知れずの部屋なんですね。

カジノでは客が勝ち逃げしても怖くないんだそうです。
何故なら、彼等はまたカジノに遊びに来てくれるから。
恐いのは二度と来なくなってしまう客。
井川氏も負けが込んで会社に大きな秘密を持っても、
案の定、カジノ通いがやめられなくなってしまいました。

彼は2011年に事件が発覚して逮捕され、
2016年12月まで4年間の実刑となりました。

井川氏一族は大王製紙を追い出されましたが、
今でも都内の豪邸に住んでいるし、全く無一文という訳ではありません。
現在「自分はニートだ」なんて言ってますが、
それなりにYouTubeなどで活躍されていますし、
韓国だったかのカジノで賭けている姿を見られたりしている様です。

やはり、ギャンブル依存症は不治の病なんでしょうか。
水原一平は、さてこれからどういった事になるのでしょう?
大谷翔平の精神をかき乱す事だけは、本当にやめてほしいですね。


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