河童の歌声

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フルス・・その素晴らしい音色

2015-06-21 04:05:07 | 楽器
Hulusi 葫蘆絲: 李貴中 - 天涯歌女


この楽器は中国・雲南省方面の民族楽器で、フルス(瓢箪笛)といいます。
動画のタイトルに難しい3文字の漢字がありますが、
本来はそう書くのですが、パソコンではその漢字は出ませんね。

私がこの楽器を知ったのは今から30年以上前。
レコード屋にあった「世界の民族音楽・アジア編」そんなタイトルだった様な。
そのLPレコードに入っていたのが、
フルス演奏による「金の孔雀」という曲でした。

その音色に一発で魅せられてしまいました。
「二つの音が同時に出せる不思議な楽器」
虜になってしまいました。

その後、台湾や中国や香港などに私的に行く事があり、
その地の楽器屋さんに行っては「フルスが欲しいと」言っても、置いてなかったり、
「そんな楽器は知らない」と言われてしまったりでした。
もうすっかりあきらめてしまったんですが、
10年くらい前、インターネット検索したら、
何と東京の十条に中国楽器の専門店があり、そこに売っていたんです。
その時ほどインターネットの(凄さ)を感じた事はありませんでした。

早速、購入して吹いてみたんですが、
ドレミファソラシまでは吹けるんですが、最後のドが出せないんです。
仮にも昔、ラッパを吹いていた実積があるので、
ある程度の自信みたいなものはあったのですが、もうすっかりやる気を無くしましたね。

でも、何とかならないのかとアンテナを張っていたら、
東京の錦糸町に、平日の昼間に教えてくれる場所がある事を知りましたが、
平日の昼間に東京じゃ、もうどうにもならないと諦めざるを得ませんでした。

以来、もう野ざらし状態で押入れに放り込んでます。
それは、5年くらい前に買ってバンドに入ろうと思っていた、
ユーフォニアムと全く同じで、ホントにがっかりしてます。
歌声喫茶などにはまってしまうと、バンドに入ってなんて出来ないんですね。
歌声とバンド活動とは時間的に両立は不可能なんですね。

それでも、ネットで出て来たのが、
日本人の若い男性で、本場・雲南省で師匠に付いてフルスを学んだ人が居て、
国分寺の小さな喫茶店で演奏会をしたのを聴きに行った事があります。
大小何本かのフルスを持っていました。

でも、もうフルスは私の中では死に体となっています。
本当に無念です。
「金の孔雀」はYouTubeで検索しても、まるで出てきません。
時々はやはり、あの曲をまた聴きたいと思うのですが、
やはりダメです。
この「天涯歌女」も昔は何百回となく聴いた歌でとっても懐かしく、
この動画でやっと思い出した歌です。

以前の妻の所に、私のレコードや、中国のカセットが100本もあるのですが、
まさか取りに行く訳にもいかず、もう仕方ないですね。

でも、フルスといい、ユーフォニアムといい、
その音色の素晴らしい事ったらないんです。
本当にウットリするんです。
コメント
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