まるみのあっちこっち巡り

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帝国劇場 ミュージカル「モーツァルト」

2014-11-25 15:29:10 | 観劇・ミュージカル・バレエ・コンサート


「僕こそミュージック!!」

音楽の天才ヴォルフガング・モーツァルトが駆け抜けた
歓喜と苦悩の35年の生涯を描くミュージカル。

ヴォルフガング・モーツァルト役がファイナルの井上芳雄氏。
それも話題ではありますが、Wキャストの山崎育三郎氏の
声の方が好みなのでこの日程を選びました。

世界三大悪妻とも言われるモーツァルトの妻コンスタンツェも
Wキャストで平野綾さんでしたが、
悪妻ならソニンさんの方が凄みがありそうです。

悪妻ではなかったという説もあり、
モーツァルトに愛されていたコンスタンツェとすると
平野綾さんのほうがお似合いだわと思ったり、
キャストは重要でもあるのですが、
日程もあるのでなかなか思い通りにはいきません。

モーツァルトの父レオポルトを演じるのは市村正親氏。
胃がん療養中からの復帰公演で、元気なお姿を拝見できました。
コロレド大司教には相変わらず素敵なお声の山口祐一郎氏。

ミュージカル界最高のクリエイター陣、
父と子の愛情と確執を、
流麗な音楽と壮大なスケールで描いていました。

素晴らしい音楽を遺すためにこの世に存在したモーツァルト、
「もっと簡単な音楽を」と、聴衆の嗜好に配慮するような父の教えもあり、
また、依頼を受けての作曲には規制があったはずですが、
自由な発想のもとに作った曲ももっと聴いてみたかったです。

品行方正ではなかったモーツァルト、
天才を育てるのはさぞかし大変だったのだろうと
市村氏の演技を観て強く思ってしまいました。





脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎
出演:山崎育三郎、平野綾・市村正親、山口祐一郎、花總まり

帝国劇場

2014.11.13
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