まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

84歳の船乗り

2024年09月10日 | Weblog

なんか、表題、かっこいいね。

ルフィーみたいでもあるな。

マグロ船に乗っていたそうで。

先週末、焼津の港、喫煙コーナーで最近の嫌煙ブームを託ちつつ、の出会い方だったな。

焼津から清水までタクシーで乗り付けお酒を飲んだ、とかね。

船頭と誰それに10万円ずつもらってズボンに入れたまま洗濯に出したらおふくろが。

すわっ一大事、おまえ、どこから盗んできたんだ、とね。

その頃、お袋が一月働いて1万円の手取りだったそうで。

なんとも昭和の、古き良き時代風景、ってんもんだな。

ケープタウン、豪州、メキシコなどなどへ漁に行った、なんて。

別れ際、記念に一緒に写真撮らせてくださいよ、と言ったら断られたのも、これまた物語の一場面みたいでね。

そうだ、T.S.エリオットの詩集が届いたんだった。

猫のね、キャッツ繋がりだ。

この詩人は、「荒地」という言葉だけは知っていて、戦後の日本の詩界では、荒地派なんてグループがあったみたいで。

鮎川信夫だっけ、とか、あと誰だったか、忘れたけれど。

田村隆一は入ってなかったかな。

そのくらいしか知らないんだけどね。

初めて手に取ったのが、ふざけて、おどけて、お茶目に描いた猫の詩集だ。

この猫、タントミールが艶っぽかったな。

 

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グリザベラ

2024年09月09日 | Weblog

遅まきながらいきなりの声量で涙を流した役名が表題ということがわかった。

「キャッツ」、ね。

もと娼婦という年老いた猫という設定だそうだ。

ミュージカルというのは、「オペラ座の怪人」を一度見ただけで、今回が二回目だ。

のだけれど、いいものだな、と思い知った次第で。

まったくね、この世にはどれほど知らないことがあることか、と茫漠たる思いに耽っちゃうよ。

最近では、甲野善紀さんという古武術家から靴下の履き方なんての、習ったしね。

70歳の壁を越える、みたいな書名だったと思うけれど。

立ったまま履くんだな。

まだうまく履けないけれど、これはこれでおもしろそうだ。

歩き方も変えてみた。

彼曰く、古来日本では膝を伸ばす文化はなかったんだ、とね。

明治の西欧化で変わってしまって、挙句、膝のなんとかいう、なんだっけ、潤滑油がなくなったとか。

なんとかがすり減ったとか、ね。

ま、これはこれでお試し中ということだな。

階段の上り下り、山の上り下りもそれなりに古来の足使いがあったようで、これはこれで難しくて、だな。

太ももを使わないこと、かな。

いずれにしても、この先もあれやこれや知らないこととの出会いということがしこたまあるんだろう。

まさに、無知の知ってわけだ。

 

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キャッツと稗田阿礼と村上春樹

2024年09月07日 | Weblog

この三つに共通するのは、北島選手じゃないけれど、なんも言えねぇ。

ってことかな。

まとめますと、ということが意味ない、というね。

村上春樹については、以前、妻が読んでいて、一冊読み終わってその内容を何も言えない。

ということを言っていて。

それと同じような、かな。

もっとも稗田阿礼は話すこと満載だったんだろうけれど。

キャッツ。

昨日、観たのでした。

意味わからず、だったけれど、声量に驚かされて知らぬ間に目に涙、だった。

多くは語るまい。

しかし、このあたりのことをもう少し噛み締めてみるとするか。

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二宮尊徳翁

2024年09月06日 | Weblog

昨日はオクシズまわり。

9月16日の「しぞーかおしごと愛ランド」というキャリア教育のイベントがツインメッセにて開催。

なんだけど、その参加を促しに小中学校へチラシを配布してきた次第。

梅が島、大河内、井川という静岡の北奥となるか。

そこで出会ったのがこの写真、表題の二宮金次郎像だ。

昔懐かしい。

さらに、その像が水車小屋と一緒のこの写真がいいでしょ。

なんとも言えないいい気分だった。

二宮尊徳さんについては、たしか、京セラの稲盛さんの講話の中で出てきたな。

最近よく聴いている藤原直哉さんも触れている。

いずれにしても、その考え方を実践してきた村なんだろうな、オクシズ。

復興、復活するのが楽しみだな。

どうだろう?

空気が違うので、佇んでいるだけで気持ちが良くなるんだな。

戦後民主主義教育で育ったわが世代としては、都会と田舎、みたいな対置としてしかとらえてなかった自然満載の地が、待てよ、日本はここにあったじゃないか、という具合に、ね。

どのみち、自然と共に、ということだな。

自然を改変し、という神をも恐れぬ境地が今や、痛々しい様相を呈しているからね。

ヒントの一つがここにある、ってなもんだ。

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朝の散歩の人々

2024年09月05日 | Weblog

巴川の向こう、こちら側の道を歩いていく。

犬を連れた方や手を振りながらの方や。

秋の気配濃厚な朝だ。

稗田阿礼の表題が続いたら、このブログにやってきてくださる方が増えている。

こう見えても数字、気にしているんだな。

いつもは小学校の学級人数くらいの想定なんだけどね。

この辺りを研究して、扇情的なサムネやら写真やらが流行るわけだな。

昔話のオオカミが来る現象みたいなものだ。

泣き役や怒り役、笑い役、それぞれの持ち味で役回りが変わってくるのが日常での応じ方でもあるけれど。

目立つのが好きな人もいるし目立たないのがいいという人もいる。

さしずめ昨日の数字によれば、367個の世界観を持った方が訪れてくださったことになるな。

その昔の閉鎖された村では一生を通じてそんな数の方々と会うことはあったんだろうか。

それこそ、稗田阿礼の、古代からの出来事を記憶していた、口伝で体内に残していたのは、どんな具合にしてだったんだろうね。

人から聞かされたことが真実としてそれその通り、という具合に残るのか、聞いてみたいね。

相変わらずの稗田阿礼現象が続いているな。

 

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縄文的な稗田阿礼的なもの

2024年09月04日 | Weblog

どうもこのところ、稗田阿礼(ひえだのあれ)だな。

口伝というものね。

もっとやわらかく言うと、なんだろう、目でなく耳で再現する、とでも言えるかな。

目が隆盛を極める現代の対極みたいな、耳で聞き、各々方あとはご自由に再現くださいませ、みたいな話でもあるな。

縄文というには、彼女、711年頃になんとか、っていうので、8世紀だな。

海外からやってきた弥生勢力が跋扈している時代での縄文的な、とでも言っておくか。

勝手にね。

自由自在、ってわけだな。

子供の頃、そんな名前の参考書、あったな。

ところで今朝は、7月31日以来の平日走り。

ほんの15分だけど、たかが15分されど15分、ってことになる。

台風が過ぎ秋らしくなったとはいえ、走った後のストレッチの時には滂沱の汗が、って具合で。

これがまた気持ちがよいのです。

今朝の珈琲はブラジルからのシャパドン。

美味しくいただいております。

 

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稗田阿礼的な

2024年09月03日 | Weblog

どうもことのところ、小林秀雄づいちゃっている。

あるいは、空気のような会話と文字にした伝達とでも言おうか。

氣という文字が気となってしまったような現代、そんな気配でもあるな。

実は、ある時代まで、氣としか言いようのない、自分自身を取り巻くものたちは、氣のなかの米という形のように、四方八方へ広がったりこちらへやってきたりしていたのではなかったか。

なんて妄想だな。

めちゃくちゃ乱暴に言っちゃうと、小泉純一郎の、A4一枚にまとめろ、なんてことにたどり着いちゃった時代、と。

的確にまとめる、ということが、いかにも真実の表出であるかのような、ね。

まとめる、なんてのは、取捨選択、とも言えて、捨ててしまったものへの哀惜をね。

稗田阿礼はひょっとしたらすべてもっていた、なんてロマンというのか妄想というのか、というわけだ。

語り尽くしたと思った時に、でも待てよ、と残るもの。

そこを哀惜と言わないと、今流行りのポリコレみたいな具合になっちゃう、という独断です。

ワンフレーズポリティクス、とかさ。

あんまりカタカナ語、使いたくないけれど。

もうね、西欧文明と呼ばれていたものが、痛々しくてさ。

彼の地で生活したことないから、あくまでも推断、推測、それこそ、まとめ、で語っちゃってるんだけどね。

なので、稗田阿礼的なものを残しつつの暮らし、ってのは、彼の地でもしこたまあるんだろうな。

どうもこのところ、文学づいちゃってる気配をひきづりつつの火曜日に向かいます。

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本居宣長つづき

2024年09月02日 | Weblog

というか、古事記ね。

あれ、稗田阿礼が口承したものを太安万侶が筆記した、となってるよね。

その頃、わが邦には、文字がなかった、というわけだ。

しかし、古来の伝承は口伝という形で残されていて、その集大成が、稗田阿礼という記憶力抜群の女史。

伝承というのは、人々の口口に語り継がれてもいて、それが当たり前のような、今で言えば、常識ね。

気分も心もそんなものに覆われていたわけだ。

それを文字にする、というのは、そりゃ大仕事だ。

中国から伝来の漢字を使って、だからね。

書かれた文章を作っていくということね。

そのあたりのことを事細かく書いているのが、本居宣長の「古事記伝」で、さらに、それを解読しているのが、わが小林秀雄、ということになる。

昨日の日曜日は、そんな一日だったな。

ところで、今朝の空は青い。

少し雲はあるにはあるけれども、だ。

台風10号はどこかへ消えていったのかな。

だけども、在来線は相変わらず運休ということで、用心用心御用心、ってことなのか。

実際のところはわかりませんが、今日も、わが社の社員さん一名は、リモートワークということだろうな。

いろいろなことが起こった後の、まさに台風一過だ。

さて、そんな月曜日に出かけるとするか。

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朝日に匂う山桜花

2024年09月01日 | Weblog

事業に成功して財を成した方からの息子さんへの遺言。

俺は金を、財産を残したけれど、おまえは金を使え、自分の好きなことに使え。

だったそうで。

その方は、終生、山桜の普及に尽力したという。

すごい話だね。

薩長の方には申し訳ないけれど、ソメイヨシノはダメだ、ということらしい。

日本の桜は山桜、ってわけだ。

僕も山桜が好きだけれどね。

御維新の時に全国一斉にソメイヨシノが植えられた。

一説には、薩摩の桜で日本全国を席巻する、くらいの話があったけれど。

僕の好きな小林秀雄によると、その頃の文部省が主導し、ソメイヨシノは誰にも扱いやすい桜なので植木屋さんに号令をかけた、ということだったな。

という話は、小林秀雄が学生への講演の中でのことで。

本居宣長を語りつつ学ぶということの本質を伝えようとしていたのかな。

敷島の大和心を人問わば朝日に匂う山桜花、という歌について解説しながらね。

これはさもない歌だけど、簡単ではない、ってわけだ。

本居宣長が35年かけて研究、検証した「古事記」、そこでわかったことは、古代人の生き様、ものの感じ方、受け止め方、息遣いだ、というんだね。

それこそが今の君たちが歴史を知る、学ぶ、ということだ、とね。

文庫本の10ページにもみたない文章だけど、何度も本を置き、二日も三日もかけて読んだよ。

やっぱり小林秀雄だな、ということになるな。

戦後、多くの文学者が戦争賛美、協力の戦中の姿を反省して、GHQ主導の「戦後民主主義」に突入している時に、彼は。

一つも反省せず、という態度だったんだよね。

その理由はよくわからないけれど、わかるような気もするよ、今になれば。

なんて感想を書きつつの、台風10号未だし、の日曜日の朝です。

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豪華クルーズ船を見た

2024年08月31日 | Weblog

清水港です。

走りの途中、トイレに寄ったついでに撮影。

船名からして中国の船なのかな、よくわかりませんが。

いずれにしても、台風10号の、雨雨という中、雨に降られもせず、気持ちよく走れた。

新幹線は止まっているけれど。

いろいろと考え深い、今回の空模様、天気予報、台風情報、って具合だな。

ある意味、ちょうどいいタイミングなのかもしれないな。

何度も繰り返すようだけど、そもそもなんだっけ、って問いかけ、自問自答だ。

歴史にしても古くから言い尽くされてきたことごとが、果たして、どのくらいの真実であったのか。

なんてこと。

そんな目で眺めてみたら、そりゃもう、おもしろいこと満載状態で。

昼夜も惜しみ、次から次へ訪れることごとを、それこそ、ポップコーンを食べながら映画のように眺める。

もっとも、僕はポップコーンはあんまり食べず、だけどね。

ということで、これから台風が激しくなるという、東海地方の土曜日に向かうとします。

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