80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

FC版ドラゴンバスター・ナムコ(バンダイナムコゲームス)

2009-02-22 22:13:38 | レトロゲームReview

 『ドラゴンバスター』は、1985年にナムコよりアーケードゲームとして発表されました。前年6月に『ドルアーガの塔』、翌86年には『イシターの復活』、『ワルキューレの冒険』(FC)と、この頃はファンタジーやRPGが一般的になりはじめた頃で、成長の要素やアイテムによる強化など、剣と魔法の世界を舞台にしたRPG風の演出がされていました。兜割りや垂直切り2段ジャンプなど、テクニックを必要とする要素も盛り込まれ、『ドルアーガ』や、『イシター』と比べても敷居が低く、誰でも遊べ奥が深いというナムコのアーケード(アクション)ゲームらしい作り込みがされていました。80年代ナムコ作品の中でも、知名度が高くて人気も高かった一作だったと思います。FC版は、1987年1月に登場。


 ゲームは、王国親衛隊長セリアズの子孫クロービス(CLOVIS)となって、ドラゴン山に住むドラゴンを退治してセリア姫 (CELIA)を救いだすという、ファンタジーの王道ともいえるものです。ドラゴン山へ向かうルートは分岐しており、廃墟や、塔、鍾乳山など、選択したルートにより難易度が変化するようになっていました。迷宮内には、様々なモンスターと部屋を守るルームガーターが配置され、出口を目指して、そこを突破することが目的となります。アーケード版には、経験値の要素はありませんでしたが、マッシュルーム(バイタリティの容量UP)、(攻撃力2倍)、(ダメージ軽減)といった、キャラの強化の要素は持っていました。セプター、クラウンといった特殊アイテムもあり、これを持っていると王女にキスをしてもらえるなどの効果がありましたが、これらは剣、盾と同時に所持できないようになっていました。全体的にモンスター、アイテム数は少なめでしたが、初心者にもわかりやすく、なおかつ(非常によく練られた)効果的な設定になっていたと思います。


 FC版の登場時は、FCブーム絶頂期であり、RPGや隠れキャラ(隠し要素)が乱発された時期でもありました。それまでナムコットは、内箱のないシンプルな紙箱だったのですが、PCのような(小型の)ハードケース入りとなり『スーパーゼビウス・ガンプの謎』に続いてのゴールデンカートリッジとなりました。写真下にあるのは当時のパンフレットで、ボードゲーム版『ドラゴンバスター』も発売されていました。FC版は、基本的にアーケード版に沿った移植(youtube)ですが、アイテム追加や、一部モンスターの変更など、(家庭用向けに)アレンジがおこなわれていました。 またWikiによれば、基本的なアルゴリズムも異なっていたようで、ジャンプの感触や動きなども微妙に変わっていました。アーケード版の売りであった多彩な動きのドラゴン(デカキャラ)も、ハードの制約のためか背景が黒で表示されるなど、微妙にグレードダウンしていました。それでも当時としては、家庭用として遊べるだけでも嬉しいことでしたから、十分に許せる範囲だったと思います。続編のドラゴンバスターⅡは、オリジナルとはほとんど別物になっており、こちらはあまり高い評価はされていないようです。


 この黄金色に輝く、FC版の『ドラゴンバスター』を語る場合にはずせないのが、“おばあちゃんのドラゴンバスター”ですね。これは思い出のFCサイトに投稿された話が、感動フラッシュ作品化されたもののようです。アーケード版を知っている層には、ドラゴンバスターはとても知名度の高い作品なのですが、この頃は凄いドラクエブームで、ドラクエよりRPGなどを知った層には、より身近に感じられる話なのかもしれませんね。ちなみに私は、8ビット機の中でも美麗な移植度を誇ったFM-77AV版が、当時欲しくてたまりませんでした。

参考:Wiki ドラゴンバスターの項、思い出のファミコン

MSX MAGAZINE&楽しい!!MSXエミュレータ&ゲームス・アスキー/秀和システム

2009-02-22 15:38:26 | 書籍・漫画

 『MSX MAGAZINE 永久保存版』は、株式会社アスキーより2002年12月に出版されました。これは、80年代にMSX規格の専門書として出版されていた『MSX MAGAZINE』の最新号という位置付けで、実に十年ぶりの復活ということになりました。MSXマガジンは、MSX規格の衰退とともに1992年8月で休刊になっていますので、この10年ぶりの最新号では公認エミュレータ“MSX PLAYer”にまつわる記事と、CD-ROMに収録されたゲーム紹介記事、関係者へのインタビューがメインになっています。これが好評だったためか、『MSX MAGAZINE』は第3弾まで、『蘇るPC-9801伝説』、『みんながコレで燃えた!NEC8ビットパソコン PC-8001・PC-6001』、『蘇るPC-8801伝説』、『蘇るPC-9801伝説 第2弾』と、昔のPC誌の復刻本+当時のゲームという書籍が次々と出版されました。


 これが発売された2002年前後は、ダウンロード販売で古いPCゲームを、Windows上で遊べるようにしたサービス“プロジェクトEGG”(2001年末)が開始されるなど、(ネット上での)古いPCゲーム関係の動きが活発になっていた時期でした。個人的に(仕事以外では)PCより遠ざかっていましたので、ネットに触れるようになったのは、結構遅くて2000年前後でした。まずMSXなどの8ビット機や、電子ゲームなどの、古くて懐かしい情報にのめり込んだのを覚えています。また古いアーケードゲームが、Windows上で動くということに衝撃を受けたりもしてました。(今ではその手の書籍は、書店に溢れていて珍しくないですが、この辺りまではまだまだ情報が少なかった)。そのような感じで、これが発売される時にはリアルタイムでネットの記事を追いかけ、わくわくしていました。


 MSX関係の商標や、権利関係の管理を行う「MSXアソシエーション」が発足したり、永久保存版の公式サイトがオープンしたり、かなり盛り上がっていたように思います。その後もMSXの周辺では、公認エミュ『MSXPLAYer』を皮切りに、Windows機でカートリッジを読み込める『MSXゲームリーダー』、MSXを1チップ化した『1chipMSX』等が製品化されていきました。


 『楽しい!!MSXエミュレータ&ゲームス』(著・高木 啓多/岩堀 将吾)は、永久保存版と同じく2002年の12月に秀和システムより出版されました。こちらにも公認エミュの『MSXPLAYer』が収録され、『MSX MAGAZINE 永久保存版』が出版されるまでの経緯や悲喜こもごも、(CD-ROMに収録されている)当時の市販ゲーム『ハイドライド3』、『ドラスレファミリー』、『スーパーレイドック』、『レリクス』などの攻略記事が入っています。こちらは、ネットでレトロPC関係の活動を行なわれている“RetroPC.NET”の管理人氏の著書ですので、どこか同人誌的でマニアックな作りになっています。今だったら、わざわざお金を出してまで古いゲームで遊ばなくてもという気にもなるのですが、当時を知ってる身としては一本数千円もしたソフトが、これでもかと詰め込まれている豪華な作りにはやはりかないません。永久保存版復活までの裏事情も面白いのですが、やはり目玉は『ハイドライド3』と、『ドラスレファミリー』だろうと思います(人によって違うでしょうが)。最後までの詳細な攻略記事も掲載されていますので、当時最後までいけなかった人も思いを果たせるようになっています。


 今現在はどうなっているのかわかりませんが、この2002年前後はレトロPC関係の復刻の動きが活発で、ネットの記事を追いかけているのが非常に楽しかった記憶があります。80年代にログインやBeep、コンプティーク、テクノポリス等を見ながら、新作ゲーム記事を追いかけていた頃の楽しさ(熱気)が、ちょっとだけ甦ってくるような感じがありました。この頃に、MSX専門サイトや、電子ゲームサイト、レトロPC関連サイトを巡っていたことが、自分でもこのようなレトロブログを作るきっかけになっていると思います。

ポピニカ魂 PX-01X ・マジンガーヘッド・バンダイ

2009-02-14 23:15:41 | 玩具・雑貨

 ポピニカ魂 PX-01X マジンガーヘッドは、2000年12月22日にポピニカ魂シリーズとしてバンダイより発売されました。PX-01Xという品番よりわかるように、もともと2000年5月27日発売のポピニカ魂・第一弾 PX-01 ホバーパイルダーの台座として製作されたものが、あまりに販売の要望が多かったため市販されたものだそうです。70年代~80年代に一世を風靡した“超合金”を現在の技術でリニューアルする企画として“超合金魂”というブランドが立ち上げられ、1997年の12月に第一弾 GX-01 マジンガーZが発売されました。当時のレトロブームもあってこれが大ヒットとなり、現在まで続く息の長いシリーズとなりました。少し遅れて、“ポピニカ”ブランドのリニューアルとして“ポピニカ魂”も登場しました。こちらは、2000年にPX-01 ホバーパイルダー、PX-01X マジンガーヘッド、PX-02 サイクロン、2004年にPX-03 金田バイクと発売され、2001年にはビッグスケール ポピニカ魂BPX-01 宇宙戦艦ヤマトも発売されましたが、それ以降は新商品は登場していないようです。
  

 2000年の4月に、超合金魂ブランドよりGX-01X マジンガー大格納庫が発売されました。これは、TVアニメの設定ではプール下にある、マジンガーZの格納庫を商品化したもので、超合金魂マジンガーなどを収納し、電動リフトで地下より上がってくるギミックを再現していました。マジンガーヘッドも同じく独立した商品というより、ポピニカ魂パイルダー用のアクセサリーといった位置付けですね。材質はソフビ魂などと同じ塩化ビニール製で、当時の販売価格は3,150円でした。ポピニカ魂パイルダーが5,040円のため、セットで8,000円程の価格設定がされていたということですね。熱心なファンの集まる掲示板などでは、材質やお値段の問題もあって出来の方は微妙という評価がされているようです。アニメや特撮などの場合、形の方は造形師の解釈にもよりますので正解はないと思いますが、先にポピニカ魂パイルダーがあって、それにあわせて作られているでしょうから、マッチングはなかなか良いと思います。
  

 上から見たところです。マジンガーの頭部を真上から見る機会は、そうそうないと思いますので、こうなっていたのかと新鮮だったりします。材質が塩ビのため、パイルダーを収納すると小傷が入るのがちょっと難点です。パイルダー用の台座として企画されていますので仕方ないですが、頭部がちょっと幅広すぎるかなという印象です。一般的に一番なじみのある頭部のシーンは、アニメOP冒頭のパイルダーオンの部分だと思いますが、もう少し収納部が深いような気もします。写真のパイルダーの下に発光装置のスイッチがあり、パイルダーを置くとスイッチが入るようになっています。この写真では、マジンガーヘッドよりポピニカ魂パイルダーのコックピットの再現の方が、見所かもしれませんね。


 自宅の前にバイクのように止めてあるパイルダーに飛び乗って、いくぜ!。関係ない話ですが、今の技術だったら、このパイルダーくらいは実現できそう。


 永遠のジャッキーチェン・石丸博也氏の甲高い声で、マジーン ゴー、パイルダーオン!!と、おやじがにやにやしてしまう瞬間ですね。マジンガーヘッドの内部は空洞になっており、単3電池2本と豆電球による発光装置が入っています。頭部にパイルダーを置くとスイッチが入り、マジンガーの目が光る唯一のギミックが設けられています。本体の材質は、ソフビと同じ塩ビですから、当時の販売価格3,150円は、高いのか安いのか微妙なところだったかもしれません。ただポピニカ魂パイルダーは、お宝ショップなどでよく見かけますが、マジンガーヘッドは再販がされていないため(生産量も少なかった?)、今では8,000円~15,000円程のプレミア的な値段がついていたりします。数年前に再販がかかるという噂もあったのですが、どうなったのでしょうか。


 ジェットパイルダーと比較しても、メカの美しさが秀逸なデザイン。原案では、バイクだったんですよね。


 希少価値はともかくとして、出来の方は圧倒的にパイルダーが力が入っています。(もともとポピニカ魂パイルダーの台座として登場したわけですし)。ポピニカというブランドは、ポピーのミニカーという意味なのだそうで、(超合金自体が、ポリエチレンや塩ビで作られていたロボット玩具を、ミニカーと同じダイキャスト製にして高級感(重量感)をもたせようというところから始まっている)甦った“ポピニカ魂”は、ちょっと高価だけど精密な大人向けのミニカー的な雰囲気があります。付属している兜甲児のフィギュアも手足が可動して、コックピットに座らせたり、立たせてポーズを決めたりできます。こんなに小さいのに、似ているというとこもまた泣かせます。


 このコックピットとキャノピー感。たまらないものがあります。

 

 もともと『パイルダー』というのはギミックの少ない玩具ですから、よく出来ていれば出来ているほど、余計に物足りなさを感じるのかもしれません。そういう要望に答えて販売された、(かゆいところに手が届くような)玩具だったのでしょうね。実は、パイルダーの縮尺に合わせたこの“マジンガーヘッド”、そんなに大きくありません。全身を作って“ジャンボマシンダー魂”という方向性でも有りだったかもしれません。しかしお値段が凄いことになりそうなんで、こういう形に落ち着いたのでしょう。ということで、今となっては再販される見込みは薄いですから、プレミアが着く前にポピニカ魂パイルダーにぜひ一緒に欲しい一品、マジンガーヘッドでした。
 

エクセリオン&エグゼドエグゼス(EXERION&EXED EXES)・ジャレコ&カプコン/徳間書店

2009-02-11 23:05:45 | レトロゲームReview

 『エクセリオン』(EXERION)と、『エグゼドエグゼス』(EXED EXES)は、80年代中盤を代表するシューティングゲームです。


 『エクセリオン』(EXERION)は、ジャレコより1983年に発表されたアーケードゲームです。シューティングゲームの系譜として、78年インベーダーの大ヒット、79年ギャラクシアン(ポストインベーダ)、80年ムーンクレスタ(合体の概念の導入)、ディフェンダー(海外作品)、81年ギャラガ(ギャラクシアンの続編)、スクランブル(空中と地上への横スクロール打ち分け元祖)という流れで、同83年には『ゼビウス』が登場しています。位置的には、ギャラクシアンから、ポストギャラガを狙った作品郡の1つではないかと思います。


 85年にジャレコファミコン参入第一弾として発売されています。システム的には、オーソドックスな固定型のシューティングゲームであり、連射不可のデュアルショットと、連射が可能で弾数制限ありのシングルショットの構成になっています。この頃は、(ゼビウスが出現するまで)たいていのシューティングがこのような形で、その中でいかにオリジナリティを出すか、独自性を競っていました。


 このゲームの特徴として、擬似3Dの独特なスクロール画面と、慣性のついた独特な操作性がありました。この作品のスクロールは、岩山などの地上物が(スペースハリアーのように縮小、拡大表現ではなく)、ベルトコンベアーのように奥からロールする地面に乗っかって流れてくるといったもので、慣性のついた操作性も慣れるまでは重く感じる特殊なものでした。この二つの要素が合わさって、独特なゲーム世界を表現していました。思うように動かない自機のおかげで、どちらかというと爽快感に欠ける作品だったようにも思います。ただファミコン参入第一弾として選ばれるなど知名度も高く、MSX、SG-1000、PSにも移植されていたりと、ジャレコを代表するシューティングといってよいでしょう。個人的には、駄菓子屋やデパートの20円コーナーで遊んだ印象が強いです。


 対する『エグゼドエグゼス』(EXED EXES)は、1985年にカプコンより発表されたアーケードゲームです。こちらは、FC版の登場はかなり早くて、同じ年の12月に徳間書店(徳間書店インターメディア)より発売されています。この頃のFCの勢いがわかりますね。これは、前作『バルガス』(VULGUS)(84年・カプコンの業務用参入第一弾)の流れを汲む作品で、『スターフォース』(STAR FORCE)(84年・テーカン/テクモ)などと同じく、ポスト・ゼビウスを狙ったものだと思います。作者はあの岡本吉起氏。同氏の横スクロールシューティングゲーム『ソンソン』からも、(隠れキャラやPOWなど)様々な要素が持ち込まれています。ちなみEXED EXESとは、最終ボスの浮遊要塞の名前。


 システム的には、ゼビウス以降主流となった縦スクロール型シューティングで、地上と空中を同一のショットで攻撃するスターフォースと同じシステムをとっています。2重スクロールを使って、(スターフォースと同じように)空中都市?に地上物がある構成になっていて、地上と空中を同一ショットで破壊できる矛盾点を回避しています。ショットは、レバーの入力によって射程距離が伸びる独特なもので、他に副武装として敵弾を一掃できるクラッシュを持っています。敵は立体的で硬質な表現がされた昆虫型で、自機はゼビウスに影響を受けたような銀色の機体となっており、POWをとることにより4段階までパワーアップします。文字だけのPOWもあり、こちらを取ると敵がフルーツになる、ソンソンより持ち込まれた要素もありました。(ソンソンと同じく2人同時プレイも可)。全体的に神秘的な画面構成の中に、ボーナスや隠しキャラとしてフルーツが持ち込まれ、コミカルな(軽快な)雰囲気もありましたね。かなり綺麗なゲーム画面で、ゲームセンターで堂々の主役を張れるくらいの魅力は持っていたと思います。ただFC版は期待が大きすぎたのか、①2重スクロールでない、②キャラが非常にちらつく、などクソゲー扱いされることもあるようです。個人的には、徳間書店のテクノポリスや、ファミマガに掲載されていた、(同時期に発売されたパズルゲーム、ロットロットと一緒の)広告がとても印象に残っています。


 この頃84~85年は、ゲームセンターで話題となったゲームが次々とFCに移植されて家庭で遊べるようになるなど、(業務用も家庭用とも)とても活気のあった時期だと思います。子供が多かったということも大きかったのでしょうが、(ビックリマン、ミニ四駆、RC、キン消しなど)子供向けの流行が幾つもあって、この頃の子供たちはとても幸運だったような気もします。不景気や少子化の流れで、あまり活気のある流行は起こりづらくなっていますが、これも時代の流れなのでしょうか。

参考:エクセリオン、エグゼドエグゼスの項

プチ・ガレージライフ Petit GarageLife

2009-02-11 15:24:24 | 原付趣味&Bianchi

 最近では、祝日を土日にくっつけての連休が増えてますが、週の真ん中に祝日があるのもなかなか気分のよいものです。といいつつ仕事をちょこっと片付けて、床屋、書店などをまわって用事を済まして終り。ドリーム号にもここ2ヶ月は乗っていません。寒いと防寒着を着込んだり、手袋をはめたりと、バイクに乗るのも一仕事で、おっくうになります。時間があれば遠出も考えるのですが、中途半端に用事が入っているとそれも難しかったり。こんな細切れの時間を有効に使う手段として、ガレージにてバイク&車いじりというのは1つの手でしょうか。ガレージライフ(GarageLife/ネコパブリッシング)という雑誌がありますが、あれに出てくるガレージライフには憧れますね。ちょっと古い車や外車、マニアックなバイクなどを並べて、模型や小物などを置いたり、人によっては自ら設計したり。私のところは、ガレージというより車を置くスペースといった感じで、高価な車もバイクもありませんし、車いじりや整備などもできませんので、あくまでも妄想なのですが。でもドリーム号は、そんなマニアックなガレージに置いてあっても似合いますね。維持費のかからない、モンキーやべスパ、アプリリア(改造費や修理代がかかるか) などを並べてみたり、新型ではなく旧型のFIAT500(チンクエチェント)を、こっそり置いておきたいとか妄想は膨らみます。あらためて考えてみると、(実用性はまったく度外視してますので)これは玩具箱と同じ感覚ですね。景気が思いっきりわからなくなっていますので、雑誌に出てくるようなガレージライフは、全く実現性(現実味)がないのですが、お金をかけなくともできる、プチ・ガレージライフの方向もありかなと思ったりもしています。


 こちらは、グンゼ産業のプラモ『1/24 フィアット・アバルト1000TCR ベルリーナ』。中古を1,000円にてゲット。小型実用車FIAT600をベースに、チュー二ングメーカー・アバルト社が作り上げた(FIAT600ベースの)究極のチューニング・マシンでありレーシングカー(youtube)。こうやってみると、現在の新生『アバルト500』と重なるイメージがありますね。フィアット社は大衆車メーカーのため、あまりプラモが出ていないのですが、FIAT500だけは別格で結構な種類(ミニカーも入れると把握しきれない)があります。グンゼがFIAT500L(1/24)、FIATアバルト595 Berlina(1/24)、FIATアバルトアセットコルサ(1/24)、FIATアバルト1000TCR(1/24)、それにメタルパーツ使用のHIGH-TECH MODEL、タミヤがFIAT500F(1/24)、FIATアバルト695SS(1/24)、FIAT500ではないですがタミヤのFIAT131アバルトラリー(1/20)、フジミFIATバルケッタ(1/24)、RCでFIATアバルト1000TCRベルリーナコルサ(タミヤ)、RCクラブ FIATアバルト695(東京マルイ)などがあるようです。それにアバルト関連では、アウトビアンキ アバルト A112が日東、フジミなどから出ていたようです。後グンゼからは、映画『カリオストロ』の情景モデルでもルパン・チンクが出ていました。行きつけの店に一台入ったこともあって、最近は旧型のチンクが欲しいです。80万~ほどからあり、その気になれば軽自動車を手に入れる感覚でいけますので、お金をかけなくともできるプチ・ガレージライフにはぴったりの素材ですね。でも、(足車が必須になりますので)やっぱり思いきりが必要ですね。