80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

スーパーゼビウス-ガンプの謎(SUPER XEVIOUS-)・ナムコ

2007-04-30 22:48:23 | レトロゲームReview

 『スーパーゼビウス・ガンプの謎』(SUPER XEVIOUS-)は、1986年にナムコより発売されたFC用シューティングゲームです。一応『ゼビウス』(82)の続編ということになっているようですが、アーケードには難易度を調整した『スーパーゼビウス』(83)という続編もあるため、こちらはFC版ゼビウスの続編と考えた方が良いかもしれません。


 ナムコット初のハードケースで、ゴールドカートリッジを採用した作品としても有名。


 『ゼビウス』は、人気ゲームだけあって続編や、アレンジ・外伝が数多くつくられています。アーケードに登場した順に、『ゼビウス』(82)→『スーパーゼビウス』(83)→『ソルバルウ』(91)→『ゼビウス・アレンジメント』(95)→『ゼビウス3D/G』(96)。コンシューマーやPCで独自のアレンジを施したものに、『スーパーゼビウス・ガンプの謎』(86/FC)、『ゼビウス・ファードラウト伝説』(88/MSX2)、『ゼビウス・ファードラウト伝説』(90/PC-E)、『ゼビウス・スクランブルミッション』(06/レッツTVプレイ)などがあります。ポリゴン使用で、別物のゲームになってしまった『ソルバルウ』と、『ゼビウス3D/G』を除いて、これらはオリジナルに様々な改良・アレンジを加えた形になっています。この『ガンプの謎』は、FC独自のアレンジ版という位置づけでよいかと思います。


 これらのアレンジ編は、本来破壊不能のバキュラ(板)を破壊できるようになっていたり、バキュラが左右や後ろからも登場したり、様々な新キャラ新アンドアジェネシス(ボス)が登場したりと趣向を凝らされているのですが、この『ガンプの謎』の他にはない最大の特徴は、シューティングゲームに謎解きの要素を取り入れたことでしょう。これは面をクリアするのに一定の条件を満たすことが必要になっていて、満たせない場合は同じ面をループする構造になっています(4週目で解けないと墜落)。雲の中に入るとか、特定の構造物を破壊するとか、その程度の謎だったようですが、謎解きの要素はシューティングゲームの爽快感とは相反するため不評だったようです。それ以外には、パワーアップすることでバキュラを破壊できたり、幻のキャラといわれたファントムが登場したり、オリジナルでは飛んでくるだけだったシオナイト(自機前方で回るキャラ)と合体できたり、洞窟内や基地内を飛行できたりと、オリジナルからのファンを楽しませようという試みがなされています。しかしオリジナルの持つ神秘性を深化するまでにはいかず、結局中途半端な試みに終わってしまったようです。


 私は、これ当時ちょこっと触れた程度で、本格的に遊んだことはなかったのですが、当時これを手にした子供たちは、期待したのではないでしょうか。それまで紙箱だったものが、PCのように豪華なハードケースに入り、意味不明ですがピカピカのゴールドカートリッジで登場したのですから。ただFCが一番にぎやかで、注目されていた時期でもありますので、楽しいお祭りに参加できたという見方もできますね。ある意味、幸運な時代だったのかもしれません。オリジナル版の作者遠藤氏は、すでにナムコを退社して自身の会社を立ち上げていたため、これらには関わっていなかったようです。※スーパーゼビウスに関しては、こちらに素晴らしい攻略記事があります。



参考:Wiki ゼビウスの項、さかなアイスのファミコンページ

プチ散財日記

2007-04-30 00:31:46 | 散財日記・雑記
 休日の夜をしみじみ噛みしめている散財日記です。

WSC・ファイナルファンタジー2・(スクエア)
WSC・機動戦士ガンダムVol.2・(バンダイ)
WSC・ウィザードリィ・狂王の試練場・(バンダイ)
SFC・スペースインベーダー・(タイトー)  
                     以上全て中古・100円

 ちょっと出かけたついでに、買い物でもしようと思ったのですが、連休中はどこに行ってもたくさんの人で、掘り出し物などは期待できませんね。目をつけていたロボ・フィギュアも無くなってたり・・。ということで、今週末はどうも不発でした。スペースインベーダーは、ちょっと懐かしげですね。ゲームセンターで遊んだ記憶は、ほとんどありませんので、個人的にはインベーダーといえば、バンダイ・『ミサイルベーダー』の方が懐かしいです。後のガンダム、FF2、WIZはパッケージにつられてのジャケ買い。またWSをネタとして紹介するときに、一緒に紹介します。

ハイドライド3・T&Eソフト/ナムコ(バンダイナムコゲームズ)

2007-04-29 22:26:34 | RPGゲームReview

 『ハイドライド3』(87)は、ハイドライドシリーズの3作目にして最終作となる作品です。記念すべき第1作目『ハイドライド』(84)は、RPGにアクションゲームの要素と謎解きを加えたARPG(アクティブRPG)として登場し、人気を博しました。第2作目『ハイドライド2』(85)は、マップを広げて、町や住民との会話、魔法などを盛り込み、よりパワーアップをしていました。しかしゲームバランスに問題もあって、ライバルとされたドラゴンスレイヤー2『ザナドゥ』の人気には及びませんでした。そこで満を持して登場してきたのが、この3作目『ハイドライド3』だったのです。


 『ハイドライド』が発売された84年頃というのは、まだRPGがそれほど知られてなかった頃です。この84年に『ブラックオニキス』、『ドラゴンスレイヤー』と、和製RPGの元祖といわれる作品が相次いで登場しました。第1作目『ハイドライド』の登場は、アクションRPGの元祖ということもあり、(美しい画面も相まって)新鮮な驚きとちょっとした衝撃だったのです。それに対して『ハイドライド3』の時点(87)では、既にドラクエ(86)も発表されてFCでもRPGブームが始まっており、それらを超えることが求められてました。そのため200階建てのハーベルの塔や、天空の街(天空の城)、果ては宇宙服を着ての宇宙での冒険など、ハイドライド最終作にふさわしいボリュームを持っていました。この頃のお約束のデカキャラ(マッドドラゴン、ガイザック)や、昼夜と空腹の概念、モンスターの善悪など、この時点で考えられる要素は、ほとんど詰め込まれていたのではないでしょうか。そのためファンの中には、この『3』をハイドライドシリーズの最高傑作とする声も多いようです。


 この当時私は、MSX(とマークⅢ)ユーザーでしたから、メガロムを使用して他の機種に劣らない形で発売されたのが、非常に嬉しかったですね。MSX1用とMSX2用が発売され、MSX1用はMSX1の後期ということもあって、極限までその性能を使ったのではと思うほど出来が良いものでした。ただこの時期、学校の都合などで遊ぶことができず、1年ほど放置した形になってしまいました。1年後に再び時間のかかるRPGを遊ぶ気にもなれないまま(関心がゲーム以外に移っていた)、中古屋に売ってしまいました。そのため私は、当時遊んだことがないままに終わってしまいました。その後デジキューブのWin版を手に入れて、『ハイドライド』と『ハイドライド2』は再度遊んだのですが、(当時攻略していない)3は結局遊んでないままです。このように書くと、思い入れがないように思われるかも知れませんが、当時友達の家の88版でその世界には触れており、独特の美しいBGMなどを聞くとその頃を思い出します。1万円近いソフトを購入したまま1年間眠らせ遊べる時を待っていましたので、逆に(遊んでいない分)思い入れが強いのかもしれません。


 『ハイドライド』シリーズは、人気だっただけあって当時のほとんどのPCに移植されていました。写真は、ナムコより発売されていたファミコン版(コンシューマ用としてはメガCD版もあった)。他にはMSX版の『ハイドライド』と、MSX2版の『3』を収録した『楽しい!MSXエミュレーター&ゲームス』、88版の1、2、3を収録した『蘇る88伝説』。そのほかにgooゲームでも、様々な機種の『ハイドライド』が遊べるようです。他の当時のゲームと比べて、ハイドライドシリーズはわりと入手しやすく気軽に遊べるのがよいですね。

パックランド(PAC-LAND)・ナムコ(バンダイナムコゲームス)

2007-04-27 23:28:40 | レトロゲームReview

 『パックランド』(PAC-LAND)は、1984年にナムコより発売されたアーケードゲーム。80年代当時に、FCやPCエンジンに移植されて人気を博しました。PS版の『ナムコミュージアムVol.4』にも収録されています。


 パックランドを語る場合には、パックマンより語らなければなりませんが、パックマンは1980年にナムコより発表されたアクションゲームです。欠けた円形の自キャラを操って、モンスターを避けながら迷路上のドット(エサ)を食べてゆくゲームです。日本では、数社より電子ゲームが発売されるほどの人気でしたが、なぜかアメリカでは、アニメ化される(社会現象化する)ほどの大ブレイクを果たしました。ここで、円形の自キャラに表情が付き、手足が生えて、擬人化されたお馴染みのキャラが誕生しました。パックランドは、この海外でのパックマン人気を受ける形で登場してきた作品です(BGMもアニメよりきてる)。ファミコンの箱絵にも、このアニメ調のキャラは使用され、ある意味(80年代らしい雰囲気をもった)時代のイコンと認識されるほどになりました。


 ゲームの目的は、パックランドに迷い込んだ妖精をフェアリーランドに送り届けることです。おなじみのモンスターたちは、今作では車、飛行機、UFO、ホッピングに乗り攻撃をかけてきます。


 街中や森、砂漠地帯など多彩なステージを抜けるごとに、コーヒーブレイクが用意されており、ここでのジャンプによってアーティスティックボーナス(7650点)が入ります。またステージ中の障害物を押すことにより、ヘルメットが手に入ったり、透明になったり、ワープしたりするなど、隠しフューチャーも盛り込まれていました。モンスターを食べるタイミングで、タイムをボーナスに変える『ラッキーパックマン』が出現したり、1UPする『スペシャルパックマン』も隠されており、それまでのナムコゲームの集大成といった趣もありました。


 当時ゲームセンターではじめて見た印象は、アニメ調の大きなキャラが、軽快な音楽に乗って動き回っていたのが新鮮でした。ただボタン連打で左右に移動し、ボタンでジャンプするという、当時としては特殊な操作方でしたので遊びにくく、ゲームセンターではあまり遊びませんでした。わりと早い時期にFCに移植されたので、どちらかというとそちらをやり込んだ記憶があります。隠しフューチャーや隠れキャラの多いゲームだったので、攻略本を見ながらのプレイとなりました。FC版は、スペックの関係で自キャラが小さかったのですが、ゲームとしてはよくまとまっていて、(アーケード版とは別物ですが)意外とよいできだったと思います。後にPCエンジン版も手に入れましたが、その頃には90年代を過ぎてましたので、さすがにやり込むまではありませんでした。


 80年代のナムコ黄金期の作品としては、それほど熱中したり遊びこむことはありませんでした。ただ今となっては、軽快な音楽やポップな絵柄がこれほどまでに80年代をかもし出している作品は、他にはなかったのではと思います。ゲーム自体よりも、キャラや音楽、雰囲気も含めて、トータルとして印象に残る作品でした。

参考:Wiki パックマン、パックマン(アニメ)の項、PC-エンジン・パックランド取扱説明書/ナムコ

プチ散財日記

2007-04-25 21:19:47 | 散財日記・雑記
 週の真ん中、水曜日な散財日記です。

FC・スーパーゼビウス/ガンプの謎・(ナムコ)
FC・ハイドライド3・(ナムコ)
SFC・ニチブツアーケードクラッシックス・(日本物産)
PCE・パックランド・(ナムコ)
PCE・ギャラガ'88・(ナムコ)  以上中古、オール100円

 よくいくゲームショップにて、FC、SFC、PC-Eソフトのオール100円セールをやってました。FCソフト関連の相場や、プレミア価格には詳しくないので、とりあえず懐かしいナムコものを中心に購入。レトロソフトも一時期のプレミア価格から、随分下がりましたね。ゲームショップとしては、レトロブームを当て込んで買い集めてみても、実際にはあまり動かないので放出というところなのでしょう。Wiiやファミコンミニ、ネットでのダウンロード販売に、お客が流れているという事情もあるのでしょうけどね。個人的には、古いソフトが並べられているのを、ショップで眺めているだけでも楽しい気分になれます。