80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

散財日記 in ドラキュラ三部作

2012-09-29 08:53:37 | 散財日記・雑記

 ということで半月ぶりの散財日記。前回書いた超えなければならない地点は、無事通過してました。ただ、まだ次の波がやってきます。このまま年末まで行くかも。プライベートな部分では、ちょっと頭が痛いかなといったところ。これ去年も書いてましたね。

LSIゲーム・THE DRACULA(ザ・ドラキュラ)・(中古/ツクダオリジナル) 1,500円弱ほど

 THE DRACULA(ザ・ドラキュラ)は、オセロで有名なツクダオリジナル製のLSIゲーム。三部作といえば尾道三部作や宇宙刑事三部作等が有名ですが、バンダイ・ドラキュラ城、エポック・ドラキュラハウスと並んで、電子ゲームドラキュラ三部作の一つ。


 発売年は、ちょっとわかりませんが82年~83年頃の後期のものだと思われます。同じシリーズにグレートエスケープという追跡ものがあり、ツクダオリジナルはブームの時期にも意外と電子ゲームは発売していません。ネットでも未使用品を良く見かけるため、あまり売れなかったのだと推測されます。


 未使用品ではありませんが、買ってからそのまま保管していたものとのことで、なかなか綺麗。取説、保証書、梱包袋とも揃っています。


 筐体は、グレートエスケープとも共通。何色かカラーバリエーションもあるみたい。学研のパックモンスターにも少し似ているかな。


 このシリーズ最大の特徴。セパレートタイプになっており、取り外すとコンパクトになって持ち運べます?ボタンを押して分離させるのですが、実際はただ持っているだけでもずれて遊びにくいです。


 ゲームはパックマンの亜種で、ドラキュラが主人公。特徴的な要素としては、タイマーが準備されており、夜が明けてしまうと棺おけに戻らなければなりません。


 ということであまりコレクター人気のない一作ですが、ゲーム自体はそこそこ良くできており、内容といい、設定といい、非常に懐かしい感じがします。


 1,000円~2,000円ほどで未使用品に近いものが手に入ると思いますので、電子ゲーム好きにはお勧め。



UFO MASTER BLASTER STATION・(倉庫保管品/バンビーノ) 2,500円弱ほど

 こちらは、バンビーノ(エミックス社)のUFO MASTER BLASTER STATION。世界最初のFL機とされています。同じものがトミーからミサイル遊撃作戦として発売されていました。箱がすごいことになっていますが、スクリーンの保護シールも残った一応未使用品でした。


 トミーのミサイル遊撃作戦の方は意外と見かけますが、こちらは少し珍しいものだと思います。


 海外をメインに考えていたのか、外箱は全て英語。UFO MASTER BLASTER STATIONで検索しても、引っかかるのはほとんど海外。国内使用には、この日本語の取説を付けて販売していた模様。


 ミサイル遊撃作戦との違いは極わずかで、ミサイル遊撃の方はここがTOMYロゴ。


 裏面の解説シールも、ミサイル遊撃作戦と異なります。


 惜しむらくは、箱がもう少し綺麗だったら良かったのですが、箱のおかげでこの金額で入手できていると思われます。綺麗な未使用品でしたら、10,000円超えでしょう。


 FL最後のスペースハリケーンは所有してますので、最初と最後が揃ったことになります。液晶LCDゲームと異なり、蛍光表示管はほんの短い期間しかゲームに使用されませんでした。一瞬またたいて消えてしまったその儚さも、FLゲームの魅力の一つかと思います。



MSXゲーム3種・(中古/パックインビデオ・アスキー) 約3,000円弱ほど

 あまり手を広げてしまうとキリがないので、レトロPC関係は手を出してなかったのですが、当時所有していたり、遊んだ事のある懐かしいものが出ていたので、入手してみました。レトロ関係は何でも高いですが、8ビットPCものや、MSXものは意外と高いです。ゲームブックも意外と高いですね。ブックオフの100円コーナーの感覚では入手できません。


ランボー地獄のヒーロー!激闘救出作戦・(中古/パックインビデオ)

 ランボー地獄のヒーロー!激闘救出作戦は、85年に発売されたランボー2の頃のゲーム化作品です。版権ものはあまり出来の良いものは少ないですが、こちらはMSXでは意外と有名な良作。評判が良かったのか、スーパーランボー(PC-88版)、スーパーランボースペシャル(MSX2版)と、続編が作られています。


 ハイドライドなどアクションRPGが人気の頃でしたので、それらに良く似た雰囲気。成長要素はありませんので、ジャンルはアクションアドベンチャーになると思います。


 ランボーは初めナイフ一本しか所有していません。音を立てずに忍び寄り気付かれずに敵兵を倒していきます。ということでコナミのメタルギア(87年)に先駆けたステルスアクションの要素が入っています。詳しくはまたネタでやります。


F-16ファイティングファルコン・(中古/アスキー)

 F-16ファイティングファルコンは、85年発売のMSXでは非常に珍しいフライトシミュレーター。発売元はアスキー。スクロールすら苦労する8ビット機の中でも、特に非力だったMSXでフライトシミュレーションをやってしまった貴重な1作。MSXのゲームとしては、意外と知名度があり、有名なものだと思います。評判が良かったのか、セガ・マークⅢにも移植されています。


 ゲームは思い切り地味な展開で、アクションゲーム的な爽快感を期待していると肩透かしをくらいますが、噛めば噛むほど味わいのある、スルメの様な展開。なんの前触れもなくポンと発売されていて、その異色さが不思議な感じでしたが、海外のソフトハウスの製作だった模様。しかも海外PCからの移植ではなく、MSX用として開発されたものだそうです。


 当時88を持っていた友達がしきりに薦めてきて、これ所有していました。そういう意味でも、個人的に思い入れのある作品でした。


TZRグランプリライダー・(中古/アスキー)

 アスキーリアル路線2本目。TZRグランプリライダーは、アスキーより86年に発売されたレースゲーム。こちらは上2本と異なり、かなりマイナーな作品だと思います。当時としてもそれほど話題にならず、雑誌での評価も☆ひとつと散々だった模様。


 サーキットが舞台のレースゲームだというのに、何故にヤマハの市販レーサでなく市販されていた公道用のスポーツモデルTZRなのか。ROMを見るとリアルタイムライディングシミュレーションと長いサブタイトルが。


 レース画面は、ただでさえ解像度が低いMSXのさらに低解像モードで作られており、話題にならず、評価も☆ひとつだった理由はおそらくこれ。ただこれを自分は当時持っていました。そしてもう一度入手したいという気持ちも持っていました。ということで、こちらもネタとしてやります。



散財日記 in エポック・デジコム祭

2012-09-15 11:35:34 | 散財日記・雑記

 一ヶ月近くぶりの散財日記。やらなければならない用事の山は超えて、少し余裕が出てきました。とはいっても結果が全て出たわけでもなく、まだしなきゃならないことも残っていて、しばらくは様子見です。

デジコムシリーズ・ドラキュラハウス・(デッドストック/エポック社) 3,000円

 エポック社のデジコムシリーズ・ドラキュラハウスです。81~82年頃、スペースディフェンダーやスーパーギャラクシアン等と同じ頃に出ていたものだと思います。当時は、TVコマーシャルも打たれ電子ゲームとしても知名度の高い部類にはいるでしょうか。価格が少し高めなのは、デッドストック品だったため。


 ゲームは探検家となってドラキュラハウスに進入し、狼男やコウモリなどを避けながら、ドラキュラと対決して財宝を集めるというもの。


 取扱説明書、梱包用ビニール、保証書なども全部揃っています。


 これは筐体のデザインが良いと言われる一台です。


 スペースディフェンダーやスーパーギャラクシアンなどと共通点の見出せるインパネ部。


 筐体が(電子ゲームとしては)かなり大型ということもあって、奥行きのあるスクリーン。レンズが仕込んでありますので、ゲーム画面も結構大きめ。スクリーン周りの十字架や骸骨がいい味を出してます。


 スクロールしない固定画面ですが、①狼男の部屋、②吸血コウモリの部屋、③ドラキュラの部屋と、画面を三分割することによってゲーム内容に変化を加えています。


 個人的な思い出としては、当時デパートの試遊機であそんだきりでした。


 これ知名度もあり、人気もあると思われますが、オークション等ではあまり値が付きません。競争もほとんどなし。コレクターと言われるような人たちは、すでに入手済みということなのでしょうか。



デジコムシリーズ・デジコム9(ナイン)・(倉庫保管品/エポック社) 1,000円

 こちらは、デジコムシリーズの野球ゲーム、デジコム9(ナイン)。スコア表示部ののみに蛍光表示管を使用したいわゆるLEDベースボールゲーム。79~80年辺りのものだと思います。このタイプのものは、バンダイ、トミー、学研など各社から発売されていました。これも倉庫保管品ということで、いわゆる未使用品。


 この手のLEDベースボールゲームは、ルールや外観など大体のフォーマットも各社共通。懐かしい形だと思います。


 マイコンベースボール、マイコン制御という表現がいい味だしてます。


 この部分だけ蛍光表示管。これが業界初の使用例ということのよう。


 FCなどのほかのレトロゲーなどと同じく、スポーツゲームはあまり人気がありませんので入手しやすいです。人気があるのは、やはりキャラもの、移植もの、稀少品。


 自分では持っていませんでしたが、親戚の家、友達のところと、どこかしらで見かけました。電子ゲームというと、これを連想する方も多そうです。



デジコムシリーズ・デジコムフットボール・(店頭展示品/エポック社) 1,000円ちょい

 打って変わってこちらは(日本では)結構珍しいフットボールもの。発売年は難しいですが81年前後だと思います。海外ではマテルやバンビーノなどフットボールの電子ゲームはありますが、これも海外を見込んだものかも。電子ゲームは当時高価なものでしたから(これの値札は7,000円超)、そう簡単には買ってもらえませんでした。電子ゲームを遊ぶ年代の子供達が、その際にフットボールゲームをチョイスしたとは考えにくいです。


 サッカーゲームはサッカー競技場型、野球ゲームはスタジアム(球場)型、フットボールゲームはフットボールグラウンド型と、電子ゲームは形から再現してくれるところがGood


 スポーツゲームは対戦できるのがお約束みたいです。


 展示品(未使用品)ということで、説明書は付いているのですが、フットボールのルール自体知らないため、遊び方がいまいちわかりません。


 電源のある1P側がスクリーンの反対側という珍しい構成になってます。


 ルールやゲームの面白さ自体はよくわかりませんが、爽やかな箱絵やフィールドを模した筐体は、クールでなかなかいい味出していると思います。


 デジコムシリーズのスポーツラインナップ。これ以外にデジコムベースボールというのがあるみたい。



マテル・オート・レース (Mattel Auto Race)・(中古/マテル) おおよそ500円ちょい

 これは米国マテル社のマテル・オート・レース (Mattel Auto Race)。発売は76年で、日本での発売は77年前後くらいでしょうか。ゲームのタイプはLEDゲームで、これが世界最初の電子ゲームということみたいです。日本では、マテル社より発売されていた他、バンダイからも販売されていました。


 内容は3車線の道路を左右に移動し、上からやってくるライバルカーを避けます。ギアを上げると自車が画面上方に移動をして、下方より再び出てきます。これを制限時間内に4往復繰り返し、タイムを競うというもの。バンダイより発売された同じLEDゲームのチャンピオンレーサーの原型とでもいうようなもの。



 昔のLEDゲームですから、写真などで見るイメージとしては、トミーなどのエレメカ程度の大きさを連想していたのですが、実はものすごく小さくてコンパクト。


 ゲームウォッチよりひと回り大きい程度です。


 表示部も小さいし、LED表示も線のような感じで、遊んで楽しいかといわれればそれなり。ただ歴史的な意義のある一台といったところでしょうか。



杏野はるなのレトロゲーム読本・(古本/株式会社ウェッジホールディングス) おおよそ500円

 レゲーアイドルとして有名な杏野はるなさんのレトロゲーム本。2010年に出版されたものです。世代的にはFCすら知らないと言う世代のアイドルですが、レゲーというニッチなところに焦点を当てて、それなりに知名度や人気を獲得しているのですから、上手い戦略だと思います。


 内容は、杏野はるなさんのフリマ、リサイクルショップ巡り、懐かしいスポット探方、ゲームの攻略、高橋名人、遠藤雅伸氏との対談など。表紙は、べーしっ君の荒井清和氏と(ある一定の世代には)豪華。


 右手にパワーグローブ、腰にジョイボール、背中にスーパースコープと、レゲーアイドルとしてのパッケージングは完璧。


 惜しむらくは、電子ゲームネタが一ページのみであること、攻略記事が誌面の大部分を占め少し多すぎること。あくまでもレゲーアイドル本なので、そこまで深いネタはないことでしょうか。でも近年出たレゲー本としては、なかなか良くできているほうだと思います。