80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

S.H.フィギュアーツ マリオ・バンダイ

2017-02-28 19:32:49 | 玩具・雑貨

 S.H.フィギュアーツ マリオは、2014年にバンダイより発売されたスーパーマリオのアクションフィギュア。結構前のものになりますが、昨年12月辺りにも再販されていたので定番商品として売れ続けているのだと思われます。


 箱より出したところ。中古で入手して価格1,000円と安かったが、説明書やチラシなども付属品はすべて付いていた。


 造形は、アニメなどにもなっているわりと最近のマリオ。宮本茂氏がデザインし、小田部洋一氏がリファインした初代パッケージ版マリオもやって欲しいところ。個人的には、このマリオはあまりにもスマートすぎて綺麗なマリオという感じがする。ワールドワイドに展開していく中で、万人に受けるようになっているのでしょうけど。ボブ・ホスキンスが演じたリアルな実写マリオも味があって結構好き。あれもフィギュア化されているんでしょうか。


 S.H.フィギュアーツ ルイージやヨッシー、あそべる! プレイセットABCなどが発売されていて、ある程度そろえるとマリオワールドが再現できるといった玩具。


 マリオにセットになっているのは、キノコ、コイン、はてなボックス、コイン用のスタンド。


 マリオはキノコを抱きかかえられるわけでもないし、フィギュアを支えるスタンド等ないと、これだけでは遊び様がない。造形は、かわいいですけどね。同じ理由であまり飾りようもないという部分はある。パッケージごと飾るという方法が、部品もなくならないし一番しっくりくるかも。


 このフィギュアの最大の売りが、可動関節になっていて様々なポーズが取れるところ。


 肩が球関節になっているため結構動くが、肩を広げることはできない。同様に首と腰も可動しない。


 股関節は意外と融通が利いて、股を開けたり前後に動く。膝関節は90度くらい。足関節も前後に動く。値段のわりには、何気によくできている。


 立位姿勢を保持したり、ポーズを決めれるように下肢は自由度が高くなっているんでしょう。


 コマ撮りアニメを作成してみた。

 画像加工をおこなったもの。容量制限のあるGIFアニメだし15分ほどで即興で作ったものなので、たいしたことないが、もっとセットを揃えて背景や照明にも凝って作れば、それなりものは出来そう。6コマを0,5秒で動かしている。手だけではなく足も動かしてやれば、もっとリアルに見えると思う。三脚固定ではなく手持ちカメラで、ポーズを作成して撮影という感じでもここまで動く。コイン!、コイン!


 以上のように、それほど自由にはポーズが決められるわけではない。ただ、ゲームに登場する基本的なアクションならばポーズが決められるので、簡単なコマ撮りのアニメーションを作ってみるなど遊びの幅は広がるかも。


 ということで、S.H.フィギュアーツ マリオでした。安い価格で入手できれば飾ったり可動させれたりと遊び方の幅が広いので、なにかひとつマリオフィギュアが欲しいということであればお勧めだと思います。

参考:社長が訊くニンテンドーDSi/任天堂、exciteニュース「生涯最悪の作品」スーパーマリオ実写化の"悪夢"

Pitfall! ピットフォール HandheldGame・Excalibur Electronics/Activision

2017-02-25 21:25:38 | 電子ゲーム

 PITFALL! ピットフォールは、米アクティビジョン社が1982年にアタリ2600用に発売したアクションゲーム。こちらは、米Excalibur Electronics社が2003年に発売した、ピットフォールの電子ゲーム版。


 オリジナルのピットフォール!は、アタリ2600でパックマンに次いで売れた当時の人気タイトルだった。400万本を売り上げて1985年にスーパーマリオが出るまでは、もっとも売れたアクションゲームでもあった。作者のDavid Crane氏は、1979年にAtari社を去りActivision社の共同設立者のひとりとなる。その後、このピットフォール!のヒットによって彼はスタープログラマーのはしりとなった。プレイヤーは、Pitfall Harry(ピットフォール・ハリー)という冒険家となって、20分の制限時間内に32個の財宝を求めてジャングルの奥地へと探検を行う。


 これは、ブリスターパッケージですが、箱に入ったバージョンや、カラー液晶版もあった模様。Excalibur Electronics社は、フロリダ州マイアミに本社をおく電子玩具のメーカーで、このような電子ゲームやラジコンなどを多数販売している会社のようです。


 元々がアメリカのAmazonで19ドル(2,100円~)くらいで売っているものなので、そんなに高級感はない。日本のAmazonでも並行輸入で売っていたようだが、現在は品切れとなっている。オークションでも3,000円前後くらい。特にレアものとかでもなく入手は簡単。


 この手のゲームには珍しく単三電池2本で動きます。


 説明書はすべて英語。安価で売られているゲームなので、ぺらぺらのもの。


 日本だと、セガがライセンスを取得し1985年にアーケード用に開発したピットフォールⅡ、ポニーキャニオンがファミコン用にアレンジしたスーパーピットフォールが有名。セガのアーケード版、SG-1000版では、オリジナルを元にアレンジが施されており、オリジナルのピットフォール、ピットフォールⅡを忠実に移植しているのは、日本だとポニーキャニオンより84年と85年に発売されたMSX版のみである。海外では、その人気を反映してかAtari社の8ビットゲーム機、ColecoVision、Commodore 64、Intellivision、Apple IIなど、数多くのハードに移植されている。第2作目のPitfallⅡではLost Caverns(失われた洞窟)というサブタイトルが付いており、Pitfall Harryは横だけの移動でなく、洞窟の奥深く縦軸方向へも冒険を行う。


 1作目のピットフォールでは、横方向と地下への移動のみで255の画面を冒険していく。Pitfall Harryの行く手を遮るのは、蠍、蛇、火、穴、池、丸太などの障害物。このHandheld版では、地上と地下がちゃんと再現され、地下には蠍がいる。宝石は財宝で、この財宝はオリジナルと同じく32個集めることが目標になる。すごい再現度なのだけれども、ピットフォール1は日本ではMSXでしか発売されなかったため、おそらくほとんどの方と感激が共有できない。


 ピットフォールの代名詞といえる、大きく口を開ける穴(池)。こちらもちゃんと再現。


 ツタを使って、ターザンみたいに池や落とし穴を乗り越える。これもオリジナルを再現。


 こちらもピットフォールの名物、ワニが3匹いる池。オリジナルでは、3匹のワニの頭の上を因幡の白兎よろしく踏んで超えるという仕掛けだった。


 全画面表示。蛇、蠍、火、池、丸太などが再現されている。足の振りだけでなく、手の振りまで再現されているところが芸が細かい。実はオリジナルのピットフォールは右方向だけではなく、左方向に逆走もできるのだけれど、この電子ゲームではそこまで再現している。そう高価な玩具でもないのに、できるだけオリジナルを再現しようという情熱を感じる。


 なぜこんなものが2003年にもなって電子ゲーム化されているかというと、アメリカでは大ヒットタイトルで思い入れのある人が多いからなのでしょう。その反面、日本ではピットフォールⅡのみ知名度があって、そのピットフォールⅡもオリジナルに忠実なのはMSX版のみ。個人的な思い出としては、これが一番最初に買ったゲームソフトになる。当時、レイダース、魔球の伝説とインディ・ジョーンズがヒットしており、遺跡探検ものに限りないロマンを感じた。そのため、ハード購入と同時にピットフォールⅡを入手した。セガ版のピットフォールでは、洞窟の奥にトロッコや火を噴いてくる魔人像などがありますが、オリジナル版ではコンドルと蝙蝠の波状攻撃をひたすら避けるのみで終わる。遺跡でインディ・ジョーンズばりの冒険を味わいたかったのに、肩透かしをくらった思い出があります。


 ということで、万人にお勧めではないですが、往年のアドベンチャーゲームPitfall! ピットフォールを、電子ゲームにて再現しようという情熱のようなものは感じられるPitfall! ピットフォール HandheldGameでした。
 
参考Wiki:PITFALL!(英語版)、David Crane(英語版)、GAME&WATCH ゲームウォッチ カンストへの道、バイナリーのレトロゲーム攻略、うさぎ館の物語、スカのホームページ ピットフォールシリーズ

散財日記 in PITFALL! ピットフォール

2017-02-23 20:17:32 | 散財日記・雑記

 あんまり寒いんで、何かと行動を起こすのが面倒な今日この頃。ということで、久々一ヶ月くらいぶりの散財日記兼雑記です。車やバイク関連の書籍類は買っていますが、レトロ関係は低調ですね。

PITFALL! ピットフォール・(中古/Excalibur)・2,100円(+送料)

 PITFALL! ピットフォールは、米アクティビジョン社より1982年にアタリ2600用に発売されたアクションゲーム。日本だとセガがアーケード用に開発したピットフォールⅡ、ポニーキャニオンがファミコン用にアレンジしたスーパーピットフォールが有名かと思います。その電子ゲーム版ということで、レトロな感じがしますが、Excaliburというメーカーより2003年に発売されたもの。


 オリジナルのピットフォール!は、アタリ2600でパックマンに次いで売れた当時の人気タイトルだったそう。1985年にスーパーマリオが出るまでは、もっとも売れたアクションゲームだった。プレイヤーは、ピットフォール・ハリーという冒険家となって、財宝を求めてジャングルの奥地へと探検を行う。


 これは、ブリスターパッケージですが箱に入ったバージョンや、カラー液晶版もあった模様。


 本体。元々がアメリカのAmazonで19ドル(2,100円~)くらいで売っているものなので、そんなに高級感はない。日本のAmazonでも並行輸入で売っていたようだが、現在は品切れとなっている。オークションでも3,000円前後くらい。


 地上と地下が再現され、地下にはサソリが。宝石は財宝で、この財宝を集めることが目的となる。実は、すごい再現度なのだけれども、ピットフォール1は日本ではMSXでしか発売されなかったため、おそらくほとんどの方と感激が共有できない。


 ツタを使って、ターザンみたいに池や落とし穴を乗り越える。これもオリジナルを再現。


 ワニが3匹いる池。オリジナルでは、この頭の上を踏んで超えるという仕掛けだった。


 なぜこんなものが2003年にもなって電子ゲーム化されているかというと、アメリカでは大ヒットタイトルで思い入れのある人が多いからなのでしょう。その反面、日本ではピットフォール1で遊べる機会は、ほぼ皆無でした。ピットフォールⅡのみ知名度がありますが、そのピットフォールⅡもオリジナルに忠実な移植をされたのはMSX版のみ。


 では、なぜこれを買ったかというと、ピットフォールⅡは自分が最初に買ったゲームソフトだったから。そのため思い入れがあります。ということで、これはもう少し詳しくネタとして紹介します。


横井軍平ゲーム館 RETURNS ─ゲームボーイを生んだ発想力・(古本/フイルムアート社) 320円(+送料250円)

 横井軍平ゲーム館 RETURNS ─ゲームボーイを生んだ発想力は、ゲームウォッチやゲームボーイの生みの親である、元任天堂開発者の横井軍平氏が生前に唯一書かれた本。1997年にアスキーより発売された横井軍平ゲーム館の復刻版で、この本が出るまではプレミアの付いた価格で取引されていた。現在では、ちくま書房より文庫本も出ている。


 いわゆるレトロゲーム本としては、超有名で名著のひとつといって良いでしょう。帯付きの綺麗なものが、300円ほどだったため購入。


 横井軍平氏。横井軍平氏の開発した玩具を一章ごとに分けて、ひとつひとつ解説してある。


 横井軍平氏の唯一の著書といっても、インタビューを起こしたもので牧野武文氏と共著という感じになっている。牧野氏は、横井氏の評伝や任天堂の分析本なども書かれている。


 偉大な発明のひとつといわれる、十字キー。それまでのゲーム機は、大概ジョイスティック式だった。横井氏自身は、そうたいしたものだとは思っていなかった模様で、単にコストと耐久性の問題でこれをファミコンに使用したと述べられている。


 ブルボン小林氏の帯の推薦文に尊敬すべきリア充とありますが、横井氏はお洒落で遊びの上手な方だった模様。イメージだと地味で頑固な技術畑の方という感じですが、超遊び人でスマートな方だった。ゲームウォッチにしても、ファミコンロボットにしても、バーチャルホーイにしても、横井氏の作品はどれも機能だけではなくデザインがずば抜けて良いと感じますが、そこにはやはり氏の美学が表れていたのだと思います。


 レトロゲーム好き、ファミコン好き、任天堂好きな方なら、ぜひ本棚に置いておきたい必携の一冊。また、くわしくネタとして紹介します。


アーケードゲーム進化論 アクション編 (OAK MOOK)・(新品/オークラ出版) 430円(+250円)

 アーケードゲーム進化論 アクション編 (OAK MOOK)は、2016年にオークラ出版より発売されたレトロゲームムック。著者は、近年レトロゲーム関連の書籍を書きまくっている、元コナミの前田尋之氏。これより先に出版されたアーケードゲーム進化論 シューティング編の続編。新品が自由価格本(バーゲン本)として400円台で売られていたため購入。


 アーケード進化論のタイトル通り、アーケードゲームをアイテム回収型、敵全滅型、ゴール到達型、ベルトスクロール型と分類して、それぞれのタイプが時間とともにどのように進化していったかを考察するという趣旨になっている。


 各ゲームの紹介記事は、オールカラーの上に写真が多くて文字も少ないので、なかなか綺麗で眺めているだけでも楽しい。


 それで、肝心のアーケードゲーム進化論の方なのですが、氏が分類した4つの類型というのも恣意的で、その分類の中に時代もメーカーも異なるゲームを詰め込んでいるので、まとまりや繋がりに欠けるかなという印象(もともとまったく関係のないゲームを隣り合わせに並べている感じ)。もっとも趣旨にあうように、意図的にゲームを選んで並べると単調になってしまい、バラエティに跳んだ面白みがなくなったと思われるので、これはこれでありかと思う。


 氏の進化論が新しい試みになったかどうかというと・・・どうでしょうか。バラエティに跳んだアーケードゲーム本としてみるのが、正解かと思います。


 前田氏は、レトロゲーム関連の本を書きまくっていますが、氏の新作は負け組ハード列伝 家庭用ゲーム機編、負け組ハード列伝 ホビーパソコン編という、マニアな層にはくすぐられるタイトルになっています。ちょっと高価なのですぐには手が出ませんが、実にマニアのツボを付くのが上手な作家だと思います。

Nintendo amiibo(アミーボ) パックマン、マリオ(クラッシックカラー)、ロボット、Mr.ゲーム&ウォッチ、リンク【ゼルダの伝説】・任天堂

2017-02-22 21:53:11 | 玩具・雑貨

 こちらは、2015年に発売された任天堂amiibo(アミーボ)のパックマンとマリオ(クラッシックカラー)。任天堂amiibo(アミーボ)とは、本体にNFC(近距離無線通信)チップを内蔵した、ゲームと連動して使えるフィギュアのこと。Wii UやNewニンテンドー3DSなどで使うことで、ゲーム内にキャラクターが登場したり、記録できたりするというガジェット。もとは、アメリカにあった玩具のカテゴリーのひとつで、このamiiboも半分はアメリカで売り上げているとか。マリオやカービィなどの主に任天堂系のキャラクターが発売されている。


 パックマンはナムコのキャラですが、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに出演していることからamiibo化された。パックマンのフィギュアは、80年代当時から色々と出ているが、大抵どれも高価。1,000円程度で買える出来の良いパックマンのフィギュアという点で貴重。このamiiboのフィギュアは、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに出てくるキャラのフィギュア化ということで、どれもオリジナルとは微妙にアレンジがされているが、このパックマンはかなりオリジナルイメージに忠実。パックランドのパックマンというか、80年代にナムコの冊子NGなんかに書かれていたパックマンのイメージが良く出ている。


 amiiboや大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに興味ない人でも、安価なパックマンフィギュアとして良いのではないでしょうか。似たようなものとして、セガのソニックやカプコンのロックマンなどが出ている。


  こちらは、任天堂を代表するキャラのひとつとして一つは抑えておきたい30周年 amiiboマリオのクラシックカラー。 さすが任天堂を代表するキャラクターということで、amiiboにはマリオシリーズのスーパーマリオ、ドクターマリオ、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズのマリオ、30周年記念 amiiboマリオのクラシックカラー、モダンカラーと数種類出ている。


 何種類かあるマリオの中でひとつを選ぶとしたらやはりこれでしょうか。ファミコン版のドットマリオをファミコンカラーで再現している。個人的には、マリオブラザーズマリオも再現して欲しい。


 前から見たドットマリオは、こうなっていたのかと新たな発見がある。このようなドットマリオの再現は、食玩などで何度も登場しているので目新しさはないが、どの角度から見てもデザインが破綻していないのは流石。


 こういうのを見ていると、他のマリオも欲しくなってきますな。パッケージも綺麗なので、このシリーズは飾っておいても絵になる。難点としては、ブリスターパックのためパッケージを破らずに中身を取り出せないということ。ここは、ファンの要望でそのうち改善されるかも。


 Wii Uやニンテンドー3DSなんて持っていないという人には、関係ないといえば関係ない玩具ですが、キャラクターフィギュアとしても集められるというところがミソになってる。新し物好きではなくても、レトロなゲーマーにも。


 こちらは、任天堂amiibo(アミーボ)の中のロボットとMr.ゲーム&ウォッチ。元ネタの登場が80年代初頭と任天堂amiibo(アミーボ)のラインナップの中でもかなり異色の2体。任天堂の歴史を感じさせてくれるamiibo(アミーボ)。


 このロボットの元ネタは、いわずと知れた1985年に発売されたファミリーコンピュータロボットで、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにプレイヤーキャラのひとつとして登場することから、amiibo(アミーボ)化された。


 amiibo(アミーボ)は、いくつものキャラクターを立体化していることから、その造形の出来には結構バラつきがある。出来のよいものとあまり良くないものが混在している。そういう意味では、このロボットはかなり出来の良い部類に入ると思う。


 Wii Uもニンテンドー3DSももっていないのだけれど、このロボットの立体化とくれば買わないわけにはいかない。以前、ユージンからNintendo HISTORY COLLECTIONとしてフィギュア(食玩)化されたことはあったが、まずこのような機会でなければ、今後もこれがフィギュア化されることはないと思います。ちなみに動きそうだけれども、ポーズは固定で可動しない。


 こちらは、amiiboのMr.ゲーム&ウォッチ。元ネタは、これまたいわずと知れたゲーム&ウォッチから。ロボットと同じく大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにプレイヤーキャラとして登場することから、amiibo(アミーボ)化された。


 立体化とはいっても平面なキャラなので、パラシュート、ジャッジ、アラーム、基本形と4種類のポーズが付いてきて、差し替え出来る。フィギュアというよりは、キャラを形取ったプラスチックの板。


 これは、UFOキャッチャーの景品としてバンプレストよりフィギュア化されたことはあったのだが、ロボット以上にフィギュア化されたことは貴重だと思う。とりあえず、Wii Uもニンテンドー3DSも持っていない人でも、ゲームウォッチに思い入れのある人なら買いではないでしょうか。


 こちらは、2016年12月に発売されたamiiboの新作amiibo リンク【ゼルダの伝説】(ゼルダの伝説シリーズ)。amiiboのゼルダはこれまで2種類が発売されていて、今回風のタクト、時のオカリナと新たに3種が登場しました。この中でも造形的に優れているのは、(大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ)のトゥーンリンク なのですが、これは再販がされていないのかプレ値が付いている。とりあえず、個人的には一番来る初代ドット絵のリンクがヤマダ電機にて表示価格の2割引で売られていたため購入。


 本来は、Wii Uや3DSと連動させて遊ぶガジェットなのですが、そもそもWii Uや3DS自体を持っていないので、純粋にゲームフィギュアとして。ゲームに限らずフィギュアは高価ですが、1,000円ちょいで造形的にも良く出来たものが手に入るという意味では貴重なシリーズかも。


 ドット絵だと正面から見た位置と、側面からみた所しか存在しないが、立体化されているということで、ゲーム内には登場しない正面と横の中間が再現してある。おお、こんなになっていたのかとよく出来ている。


 見る角度により異なりますが、なかなかかわいいですね。


 ということで、このドット絵の初代ゼルダに思いいれのある人にはお勧め。風のタクトのトゥーンリンクも、造形的には可愛らしいので、風のタクトに思い入れのある方にはそちらもよいかも知れません。

参考:amiibo(アミーボ)公式サイト・任天堂、Wiki ゲーム&ウォッチ、ファミリーコンピュータロボットの項、大収集マキオ NOTOY・NOLIFE!

MSXマガジン永久保存版2・アスキー

2017-02-22 20:48:54 | 書籍・漫画

 こちらは、アスキーより2002年に発売されたMSXマガジン永久保存版の第二弾として、翌2003年に発売されたMSXマガジン永久保存版2。MSXマガジン永久保存版が発売された2002年という年は、アスキーより80年代から90年代にかけて発行されていたMSXマガジンが休刊してから10年目という節目であり、翌2003年はMSXというハードが1983年に誕生してから20周年という節目だった。80年代に発行されていたMSXマガジンが10年ぶりに復活ということで、アマゾンの書籍ランキングで1位になるなど当時は結構な話題となり、その結果MSXマガジン永久保存版は第3弾まで発売された。


 市場では10年ほど前に終了したMSXというコンピュータの規格が、2000年代になってあらためて動き出したということから、当時を知るものには驚きの企画だった。MSXマガジン永久保存版では、公式のMSXエミュレーターであるMSXプレイヤーが紹介され、MSXマガジン2ではUSBでウインドウズPCに接続するとMSXのゲームで遊べるカードリーダーが発表(後に販売)された。MSXマガジン3ではMSXのハードを蘇らせた1チップMSXが登場した。このMSXマガジン第一弾は、アスキーの予想外に売れたようで、MSXマガジン2、MSXマガジン3の発売時にも再販されるほどだった。


 このムックの一番の売りは、当時、市価数千円もした市販ゲームが十数本収録されていること。こちらは、アーケードからMSXやファミコンにも移植されたぺんぎんくんWARS。向かい合ってボールを投げる、卓球とドッチボールを組み合わせたようなゲーム。デパートの電化製品売り場に置いてあったMSXのデモ機でよく遊んでいた。


 アスキーより発売されていた、ロボット対戦のウォーロイド、MSXには珍しかった多人数参加型RPGのダンジョンマスター、ぷよぷよのルーツともいわれる魔道物語1-2-3などが収録されている。


 ゲームも懐かしいけれど、当時の記事を再現したうーくんのソフト屋さん、桜玉吉氏ののんきな父さんなど、紙面そのものも当時のMSXマガジンの雰囲気を再現している。MSXマガジンは、インクが独特の匂いがしていたのだけれど、さすがにそれは無理か。


 なぜ、最近になって2003年という十数年前のムック本を買ったかというと、MSXマガジン 永久保存版1と3だけ持っていて、2は持っていなかったから。保存版3は、2005年当時書店で買い、保存版1の方は同時期にブックオフで買った。2だけ持っていないまま、10年ぶりに3冊揃ったということになる。もうひとつは、この手の書籍はプレミアが付いていて、アマゾンでもオークションでも高かったけど、ここのところ値段が落ちいてきたということもある。保存版1は何度か再版されていて数が多いということと、1と2に収録されているMSXプレイヤーがXP以降のパソコンでは動作しないという事情があるのかも。動かないのは残念だけれど、MSX復活祭りの思い出、記念ということで持っておきたかった。


 この永久保存版2の内容ですが、保存版1が売れたということと、西和彦氏が新しいハードとしてMSXを復活させるということから、期待感に満ちていて楽しい。80年代には孫氏やビルゲイツ氏と並ぶカリスマだった西氏が、MSXという自身が企画したハードを使って新しいことを仕掛けるということが、夢があって楽しいものだった。この02~03年という時点だと、2001年にアスキーを退社した西和彦氏がMSXという規格を使って、何か仕掛けるのではという期待感が持てた時期でもあった。結局、2005年の第3弾の以降は発売されず、その後はMSX関係では表立った動きはないまま。2013年は30周年と言う節目になるのですが、この時はアスキーのウェブマガジンで特集記事が組まれたくらいで、20周年に雑誌とハードが復活した時と比べると寂しいものでした。ということで、MSXという規格自体も懐かしいし、2000年代初頭のインターネットの空気が封じ込められている意味からも、2重に懐かしい一冊でした。

参考:西和彦氏の項、MSXマガジン永久保存版、永久保存版2、永久保存版3・アスキー