80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

散財日記 in 電子タバコ

2010-09-30 22:42:15 | 散財日記・雑記

トゥモローマイルド コンセント用・(新品/株トップランド) 1,480円
交換用カートリッジ・(新品/株トップランド) 580円

 散財日記というか、ちょうどタイムリーなネタということで雑記。10月1日よりタバコの価格が100円以上値上げということで、駆け込み需要や禁煙グッズがニュースでも取り上げられています。駆け込み需要を見越したタバコのカートン販売だけでなく、禁煙グッズとしても今が商機なのでしょう。ドンキにいったところ、たまたまこれが置いてありましたので買ってみました。電子タバコとは、香料などで匂い付けをした液体(リキッド)を、水蒸気にして噴霧させる吸引機です。2000年代初め頃に中国(香港)で開発されたもので、海外ではニコチン入りのものもあるようですが、国内では薬事法の関係上ニコチンは入っていません。まだはっきりと安全性や効果がわかっていないため、正式な禁煙グッズとしては、認められていないようです。個人的には、ガジェット好きというかギミック小物好きなため、試してみたいと思っていました。ただ国内流通ものは5,000円~10,000円以上と結構値が高く、でなければ980円ほどの使い捨てと両極端だったため手が出ませんでした。最近では、宝島社がコンビニや書店で流通させた2,500円ものもありましたね。とりあえず、これは1,500円ほどで充電式ということで、お試しとして購入してみました。


 だいたいどの製品も構造は共通しているようで、本体(バッテリー部、噴霧器(ヒーター部))、カートリッジからなっています。カートリッジ内部にたばこやフルーツ系の香料の入った液体(リキッド)が入っており、ヒーター部で熱して液体を霧状化するという仕組みのようです。ニコチンが入っていないため気分の問題なのですが、たばこ系の匂いのする水蒸気を吸ってみると、意外に満足感はあります。1ミリグラムの薄いタバコを、さらに半分くらいにしたような感じです。タバコが止められないのはニコチンが原因ですが、それだけでなく習慣になっている部分も大きいと思いますが、その部分の代用品としては使える気がします。人により個人差が大きいとは思いますが、煙草の本数の節約という意味でなら使えるでしょうか。(これでいける人は、多分パイポでもいける筈)


 ただ水蒸気でもガンガン吸えれば満足感もあるのですが、充電が3~4時間程度しかもたなかったり、カートリッジも半日もたなかったりと(1個あたり200円)、禁煙具や嗜好品として使うには微妙なところで、まだまだ玩具の域を出ていない気がします。ネットなどで調べてみると、海外よりニコチン入りのものを個人輸入したり、カートリッジ式でなくリキッド(液体)を含ませるタイプのもの(当然コストが安い)、あるいはリキッドそのものを自作したりと、いろいろと奥が深いようです。今のところは、ヴィレッジヴァンガードあたりに売っているジョークグッズ、アイデア雑貨というように考えれば、この値段だったらまあいいかなという感じでしょうか。

散財日記 in バウリンガル(Bow-Lingual Voice)

2010-09-26 16:59:21 | 散財日記・雑記

 ということで、久々の散財日記(というか雑記)です。

FUJIFILM・FinePix・(中古/FUJIFILM) 3,000円弱

 先週末からの連休は、仕事のため全く関係なかったのですが、出ずっぱりだったためとりあえず週末は3連休に。資格試験の検定料で10,000円ほど、テキスト代で2~3,000円、電気シェーバー3,000円程と、散財とは関係なくじわじわと出費がかさみます。とりあえず3連休ということで遠方に探索でも行くか、バイク&自転車弄りも考えていたのですが、デジカメが壊れたため代替品を探しにハードオフへ行く羽目に。これまで使っていたものは、3年程前にジャンクで3,000円位で購入したもので、十分過ぎるほど元は取っていた(ここに掲載した分だけで1000枚超、実際はその数倍を撮ってますので数千枚)と思います。せっかくですから500万画素程度の少し性能が上のものを購入したのですが、至近距離でのピントが合わなかったり、付属品が揃っていなかったりで、結局2回程交換してまた同じものを購入してきました。デジカメはメーカーや機種によって癖があったりして、画素数が上だからといって、かならずしも綺麗に(前と同じように)撮れないというところが悩ましいですね。それにしてもバッテリーを交換するより、本体ごと買い換えていった方が安いようにも思います。またデジカメは、(バッテリーや記憶媒体が生産中止になるなど)昔のカメラのように愛着のあるものをずっと使い続けるというような使い方には、あまり向いてないような気もしますね。


バウリンガルボイス(Bow-Lingual Voice)・(中古/タカラトミー) 500円

 『バウリンガルボイス』(Bow-Lingual Voice)は、タカラトミーより発売された犬とのコミュニケーションツール。初代は2002年に発売され、2002年度のイグノーベル賞平和賞を受賞するなど話題となりました。犬の鳴き声より感情を分析し、それを表示してくれるというもの。他に猫バージョンの『ミャウリンガル』もありました。こちらは2009年に出た、音声により犬の感情を表現してくれるという新型です。犬は飼っていないのですが、未使用品がこの値段だったため(定価は19,550円、ネットでの実売価格は5~6,000円位)、ついでにつまんできました。


 猫は飼っているため『ミャウリンガル』は持っていたことがあります。これ犬語翻訳機という売られ方をしてますが、玩具ですからどれくらいの精度があるんでしょうか。もっともペットの気持ちがわかるというのは、夢を売る玩具だからこそふさわしいのかもしれませんね。


ぬいぐるみドラえもん・(中古/?) 50円

 ドラえもんは、これを購入した店にたまたま置いてあったので。特に深い意味はありません。ただ、こうやって並べてみると、ドラえもんの道具的な玩具という気もしますね。


 季節も良くなりましたので自転車のポンプ(4~5,000円)やライト(3,000円~)、ドリンクホルダーなどパーツを購入して、自転車をそろそろ動かそうと思っていたのですが、思わぬ出費のため次月に繰り越し。また調べる必要のあるあまり細かいネタもやる時間がないため、次は(小ネタ)ですがこれをやろうかと思っています。復刻版ですから、資料的価値はないのですがね。

エレベーターアクション(ELEVATOR ACTION)・タイトー/エポック(EL-SPIRITS)

2010-09-19 19:14:09 | 電子ゲーム


 これはエポック社のEL-SPIRITS・レトロゲームシリーズ内のひとつとして、2007年に登場したLCD版のエレベーターアクション(ELEVATOR ACTION)です。同時発売は、こちらも往年の名作『クレージークライマー』。前作の『魔界村』、『バブルボブル』では、ミニ電子ゲームの限界に挑戦した作りが(一部のマニアに)注目をされたこのシリーズでしたが、なぜエレベーターアクション?なぜ今になって?と、こちらも予想を上回る展開だったように思います。


 オリジナルの稼動が1983年6月、ファミコン本体の発売が83年7月15日ですから、電子ゲームブームの末期にあたり、当時は電子ゲーム化されていません。キャラクターはコミカルな感じですが、エレベーターで上下に縦スクロールする構成になっていたり、多数登場する敵(警備員)や、扉を開けて部屋への出入りなど、結構複雑なゲーム展開になっていますので、電子ゲーム化は難しかったのだと思います。同時発売の『クレージークライマー』は80年発表のゲームで、80年代当時にも電子ゲーム化されていました。90年代にも1,000~2,000円程のマメゲームとして発売されており、電子ゲームへ移植するための形が出来あがっており、それほど新鮮味はありません。こちらは電子ゲームへの初移植ということで、あれこれ試行錯誤が必要だったと思うのですが、その成果はどうだったのでしょうか・・・。


 ゲームをスタートさせると、まずロープを伝って降りてくるオープニングが再現されています。音程は微妙な感じですが、あの独特なオリジナルBGMも流れてきます。Aボタンで銃を撃ち、Bボタンでドアを開けるようになっていて、残念ながら打ち落とせる照明とジャンプ(キック)は再現されていませんが、扉を開けて部屋への出入りから、エスカレーターでの移動、地下から車での脱出までほぼオリジナルと同じ展開が再現されています。ハードの制約上仕方がないのですが、キャラが極小になっており、おまけにキャラに左右の概念がありますので、どちらを向いているかわかり難いところはあります。ただこのサイズ(価格)で、確かに極小の『エレベーターアクション』を再現しているところは賞賛に値する点で、なにかひどく精巧な玩具を遊んでいるという気にさせられました。ゲームそのもので遊ぶというよりは、電子ゲームで再現されたエレベーターアクションを楽しむ(再現性を楽しむ)といった感じでしょうか。


 パッケージに散りばめられたアーケード版のキャラや、ゲーム画面が背景として使用されている点など、アーケードから電子ゲームへの移植作として満点に近い出来だと思います。もちろん1,000円のミニゲームですからコストの制約上、ハード的には限界がありますが。オリジナルのエレベーターアクションを知らない(思い入れがない)層が楽しめるかというと微妙なところですが、電子ゲーム好き、エレベーターアクション好きにはお勧めしたい一品だと思います。



参考:エポック社(EL-SPIRITSサイト)、エレベーターアクション取扱説明書、まんだらけ・電子遊戯広場、PLAY & TIME

エレベーターアクション(ELEVATOR ACTION)・タイトー/メディアカイト

2010-09-19 18:51:03 | レトロゲームReview

 『エレベーターアクション』(ELEVATOR ACTION)は、1983年にタイトーより発売されたアクションゲームです。稼動は83年の6月からで、2年後の85年6月にはFC版も登場しています。同じ83年には『ちゃっくんぽっぷ』、『フロントライン』等が発売されており、前年(82年)の『ジャングルキング』と同じ基盤を使用していたようです。タイトーのアクションゲームとしても有名なタイトルのため、FCをはじめMSX、PC-88、X-1などの8ビットPC、SG-1000、GB、GBC(エレベーターアクションEX)、GBA(エレベーターアクション OLD&NEW)、SS(エレベーターアクションリターンズ)、PS2(タイトーメモリーズ)、PSP(タイトーメモリーズポケット)など様々な機種に移植されています。1995年には続編『エレベーターアクション リターンズ』(ELEVATOR ACTION Returns)、2009年秋には、ガンシューティングとなった『エレベーターアクション デスパレード』(ELEVATOR ACTION DEATHPARADE)が登場しています。


 ゲームは、プレイヤーはスパイとなってビル(敵のアジト)に潜入し、機密文書を持ち帰るというものです。機密文書は赤い扉の部屋に隠されており、エレベーターで移動しつつ部屋に入って機密文書を集め、地下駐車場からビルより脱出する、というのがゲームの流れになります。ビルには(黒服の)警備員が多数徘徊しており、プレイヤーに向けて銃を撃ってきます。プレイヤーは銃の他、キック攻撃、天井の照明を打って敵の頭上に落とす、エレベーターで敵の頭上より圧縮して倒すことができます。また天井の照明を撃つと一時的にビル内が停電の状態になり、この時には敵を倒した時の得点が上がるようになってます。エレベーターアクションのタイトル通り、エレベーターを使った移動が特徴になっていて、この時期だとあまり類似のものがない独創的な作品でした。敵のアジトであるビルも、どこか団地やマンションを連想させるもので、同じ時期の『フロントライン』と同様にシリアスな題材なのにどことなくコミカルで、どこかのんびりとした世界観がこの作品の特徴だったように思います。


 個人的な思い出としては、ゲームセンターではなくデパートの屋上のゲームコーナーで遊んでいた印象が強いです。機密文書を集め地下より脱出すると、また最初に戻り4面で一周するようになっているのですが、結構難しいゲームだったため一面クリアだけで満足してしまい、あまりやり込んだ記憶はありません。BGMも軽快な感じで、(どこか洒落れた)コミカルなスパイものの世界観を楽しむといった感じでした。続編の『エレベーターアクション リターンズ』(ELEVATOR ACTION Returns)は、テロリストと特殊部隊の戦いを描いたシリアスなものになっており、プレイヤーも能力の異なる3名の中から選択できるようになっています。新作の『エレベーターアクション デスパレード』(ELEVATOR ACTION DEATHPARADE)の方は、(実際に遊んだことはないのですが)筐体に扉が開閉するギミックが付いており、こちらもシリアスなガンシューティングになっているようです。ということで、コミカルな世界観を持つものは、この一作目だけの特徴だと思います。これは、当時のハードの制約もあるかと思いますが、のんびりとした時代的なこともあるのでしょうか。


 このゲームの稼動が1983年6月からで、ファミコンは83年7月15日に発売されていますので、電子ゲームのブーム期には間に合わず、当時電子ゲーム化はされていませんでした。印象としては、どちらかというとファミコンの時期のゲームだと思います。それが2007年になって、突如として電子ゲームとなってエポック社より発売されました。(数あるゲームの中から)なぜエレベーターアクション?なぜ今頃になって?と思いつつ、けっこう驚きだったと思います。ということで、電子ゲーム編に続きます。


参考:Wiki エレベーターアクション、タイトーの項、エレベーターアクション デスパレード公式(タイトー)

バブルボブル(Bubble Bobble)・タイトー/エポック(EL-SPIRITS)

2010-09-15 02:06:33 | 電子ゲーム


 これは、2005年にEL-SPIRITS・レトロゲームシリーズのひとつとしてエポック社より発売されたLCD版のバブルボブル(Bubble Bobble)です。発売元が㈲ハンドヘルド、販売元がエポック社となっており、この㈲ハンドヘルドのLEDゲームは以前は増田屋コーポレーション、現在ではハシートップインに販売元が変わっています。これ1,000円ほどのミニゲームなのですが、同じ時期にスペースインベーダー、魔界村、ぷよぷよ、少し後にハングオン、クレージークライマー、エレベーターアクション、コラムス、(ハシートップインに販売元が変わってからは)ペンゴ、ファンタジーゾーンと、電子ゲーム(FC)を知っている世代にとっては微妙に刺さる題材を電子ゲーム化しているシリーズの内のひとつです。


 元ネタのバブルボブル(Bubble Bobble)は86年のゲームですから、電子ゲームというよりFC、マークⅢなど8ビット機の後期から16ビット機にあたり、電子ゲームブームの頃には移植されていませんでした。それが突如として2005年になって登場しましたので、これ(と魔界村)が発売された時には、(ごく一部で)話題となっていました。ゲーム画面やイラストがふんだんに使われたパッケージに本体デザインやロゴも良く、1,000円のミニゲームとしては力が入っていて、なかなかイカシテルと思います。


 ゲーム画面です。米粒よりちいさな泡の中に、ゴマ粒よりちいさな左右のバブルンが配され、上にモンスター、下にウォーターという配置になっていて、この大きさでウォーターバブルも再現され、全120ステージの構成になっています。ちゃんと泡をあててモンスターを閉じ込め割って倒すようになっていて、オリジナルの要素としては泡に乗る代わりに泡の中に入って画面内を移動できるようになっていたり、ボス戦もあったりします。


 特筆すべきは、BGMや様々な効果を持つスペシャルアイテムも再現されており、クロス(泡パワーUP)、マジックキー(面ワープ)、シューズ(スピードUP)、ダイナマイト(敵全滅)、エクストラライフ(1UP)、時計(モンスターSTOP)などが出現します。


 80年代の電子ゲームや、FC、SEGA・マークⅢ、8ビットPCでは、性能的に劣る家庭用にオリジナルのアーケードをいかに再現しているか、というのが関心事の一つでした。無理やり移植をしたり、あるいは家庭用機の性能を最大限に引き出したり・・・。これも画面の小ささや操作性などは1,000円のミニゲームのものであり、ゲームウォッチのように熱中できるものではありませんが、コストや本体の性能など限られた条件の中でなんとかオリジナルを再現しようという電子ゲームの魂(無理やり移植への熱意)は、入っているように感じます。店頭で見つけることは難しいかもしれませんが、アマゾンなどには在庫があるようですから(2010年現在)、興味のある方にはお勧めしたい一品だと思います。



参考:エポック社(EL-SPIRITSサイト)、バブルボブル取扱説明書、まんだらけ・電子遊戯広場、GAME&WATCH ゲームウォッチ カンストへの道