80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

名たんていカゲマン・山根あおおに/小学館

2010-07-31 21:14:14 | 書籍・漫画

 『名たんていカゲマン』は、70年代から80年代にかけて小学館の学習誌やコロコロコミックに連載されていたギャグ漫画です。作者は、山根あおおに氏。かっててんとう虫コミックスより全11巻が発売されており、2004年には復刊ドットコムのリクエストに応えて全3巻の復刻本もてんとう虫コミックスライブラリーとして発売されました。また内容はオリジナルとは異なっていますが、2001年には『探偵少年カゲマン』としてTVアニメ化もされています。この時代(70年代後半~80年代前半頃)に小学館の学習誌や、コロコロコミックを読んでいた世代にとっては、忘れられない作品のひとつといってよいかと思います。写真は、てんとう虫コミックスライブラリー版の名たんていカゲマン第一巻。


 物語は、少年探偵カゲマン(影万太郎)が相棒である自分の影(シャドーマン)とともに、悪党や難事件に立ち向かうというものです。作品の一番の特徴としては、カゲマンのピンチ時には意思と実体を持った自分の影(シャドーマン)が、(本人に代わって)活躍をしてくれるというところで、トレードマークである懐中電灯と、“シャドー”の掛け声と共に印象に残っている方も多いのではないでしょうか。(あらためて読み直してみると、ジョジョのスタンドの元祖みたいな感じ?何か影響はあるのでしょうか)。また“怪人19面相”を始めとして、“ギャング団のボス”、“ハイドマン&ジキール探偵”、“オオカミ男”、“クモーラーマン”、“ゴキブリ小僧”、“ミスターX”、“つきゆび男”、“ポリスマン”など、多彩な悪役や、登場人物も魅力でした。それにドリフや当時のCMなど時事ネタやパロディが多いのも特徴で、わりと堅めだった当時の学習誌の漫画の中でも異色の作品だったように思います。(まあ当時は、子供向けとは思えないお色気漫画も多かったですが)。シャドーマンは影ということもあって、敵に攻撃されることもなく、車や飛行機などどんな形にも変形できる無敵の存在ですが、明かりがないと存在できないという影ならではの弱点もあって、そのピンチをどう切り抜けるかがこの作品の肝だったように思います。


 名たんていカゲマンは、2007年に復刻された大人のコロコロ“熱血!コロコロ伝説”のVOL.2(1979-1980)にも収録されています。この頃はゲームセンターあらしが登場してきた頃で、時期的には同じような時期の作品だったのがわかります。他に有名どころとしては、あさりちゃん、おじゃまユーレイくんなど。また作者の山根あおおに氏とは別に、もうひとり山根あかおに氏という漫画家もいて、当時は謎だったのですが、あらためて調べてみると2人はともに田川水泡氏の弟子で実の兄弟だったようです(ペンネームも水泡氏によるもの)。この当時教科書などに『泣いた赤鬼』という児童文学が掲載されており、どこかそれを連想させる秀逸なペンネームだったと思います。


 ということであらためて読み直してみると、カゲマン、シャドーマンというキャラ設定や多彩な敵役といい、非常によくできた作品だと思います。カゲマンには“新名たんていカゲマン”という続編もあるようで、平成9年(1997)には“平成名たんていカゲマン ”としてCOMIC GON!創刊号にも登場したようです。またてんとう虫コミックスライブラリー版には、書き下ろしの新作も収録されています。今でも通用する作品だと思いますので、ぜひオリジナルに忠実なアニメ化を希望したいものだと思います。

参考:Wiki名たんていカゲマン、山根あおおに、山根あかおにの項、てんとう虫コミックスライブラリー・名たんていカゲマン/小学館

MTB日和(マウンテンバイクビヨリ)・辰巳出版

2010-07-31 12:25:04 | 原付趣味&Bianchi

MTB日和(マウンテンバイクビヨリ)・(古本/辰巳出版)
CAR MAGAZINE No.345/アバルトは生きている・(古本/ネコパブリッシング) 各100円

 ということで前回より少し間が空いてしまいました。その間なにをしていたかというと、自転車でアウトドア生活だとか、資格試験のため準備で忙しかったのではなく、単に仕事して過ごしてました。一応仕事はしているわけで無意味な時間ではない筈ですが、気分的にすごくもったいなかった時間というような気も。休み前にはあれこれ考えるのですが、大抵暑くてぐだぐだになってしまいます。散財もしていなくて、この2冊はこの間に買ったもの。“MTB日和(マウンテンバイクビヨリ)”は、辰巳ムックとして同社から発行されている“自転車日和”のムック本で、MTB(マウンテンバイク)に焦点を絞った一冊。2009年の発行。自分の趣味的にはミニベロ→ロードバイクという方向性で、バイクの方もオフロードには乗った経験がありません。MTBに関しては全然知識がないのですが、カタログ的におおまかに全体を俯瞰できるムック本は好きなので買ってみました。“CAR MAGAZINE No.345/アバルトは生きている”は、アバルト復活がうわさされていた2007年頃のもので、フィアット600を基にしたレーシングアバルトの特集。日本の軽自動車でも、このフィアット600みたいにシンプルで趣味性の高いものがでないですかねえ。


 とりあえず休みの日には車の洗車をしたいと考えているのですが、これも暑くて延び延び。ドリーム用も兼ねて5-56とレザーワックスをホムセンにて購入。以前はカー用品店に行くと、あれこれと効果を謳った製品を購入していたのですが、使い切ったことがない状態でしたので、最近では基本的なものだけ買うように。5-56なんて一度買ったら10年以上もっていたのですが、ドリーム号に使うようになってからは3ヶ月~半年ペースで消費してます。5-56が約300円、レザーワックスが200円ということで、新商品を買うよりこれらのものをマメに使った方がよいです。


 新しい遊びとして自転車を始めて、ミニベロ→ロードバイクへと行く予定だったのですが、Bianchi号も相変わらずそのまま。


 実用の道具としては使っていませんので、改めて見ると小さなミニベロは、とにかく全ての部品が小振りに感じてオモチャそのまま。


 写真を撮るために、少し移動させる程度でも暑くてげんなり。週末にポタリングなんてやりたいのですが、自転車のある生活という部分だけを実現している状態。


 暑くて外に出る気が失せてしまいますが、夏の空は確かに自転車日和ですな。※この後、結局洗車をして買い物に外出しましたが、汗だくでした。

The Door into Summer (2)

2010-07-18 13:37:13 | 原付趣味&Bianchi

 ということで昨日のプチ磨きに続いて、プチ手バフをやってみることに。昨年のこの時期には、ストップランプの交換、メーターバイザーを取り付け、ミラーの交換とだいぶ凝っていたのですが、随分放置してしまいました。9月くらいから生活の環境が変わった事情もあったりして、そう考えるとバイクの状態というものが、生活の変化や心境の移り変わりを意外とよく表しているなと思ってみたり。


 ここは“マザーズ・マグ&アルミポリッシュ”等で検索すると上位に表示されるため、それ関連で来られる方も結構います。磨いたのは一年半以上前のことですから現状ではこんな感じ。アルミは定期的に磨いてやらないと、表面に酸化皮膜ができてしまいます。


 皮膜ってますなあ。


 30~40分程かけて磨いてみた状態。まだ皮膜っており、鮮明に写っているとはいいがたいですが、今の時期だとこの位の時間でも汗がだらだらと流れてきます。何回か磨いてやると、多少は鮮明に写りこむようになるでしょうか。


 トップブリッジ周辺もこんな感じ。ここが綺麗だと見違えるようになります。錆が浮き出てしまったミラーは気分的に交換するつもりなのですが、ネバダルで磨いてやると目立つ錆びはほぼ落ちてしまいました。


 だいぶ輪郭が鮮明になった印象。梅雨が明けた初夏の日差しのせいもあるのでしょうが。


 実際には、油汚れや錆び、埃などで、まだまだくすんでいます。少しずつ汚れを落としてやったり、磨いてゆくことで、もう少し綺麗になってゆくと思います。


 これで夏の準備はOK!といってドリームで海岸線を走ったりするような機会は、まずないと思います。


 ということで、時間にして一時間足らずのプチ・手バフでした。あまり乗らなかったり、活用する機会はあまりないとはいっても、やはり綺麗にしておくべきだなあと思ったり。10代の頃のような高揚感はありませんが、初夏の日差しの中のバイクを見ていると夏を感じます。

The Door into Summer

2010-07-17 18:38:27 | 原付趣味&Bianchi

 ということで梅雨明けの夏間近な3連休です。あれもこれもしようと思いつつ、いつも結局そのまま終わってしまいます。それもあれなので、ドリーム君をちょこっとだけプチ磨きすることにしました。とりあえず時間をかけずに磨くということであれば、マザーズかネバダルということで、半年以上ぶりにネバダルで磨いてみることにします。


 金曜日には、前回ホンダのディーラー店に注文しておいたブレーキレバーも交換に行ってきました。20数キロ程度の距離だったのですが、ドリーム君で行くとプチ・ツーリング気分。ついでに市街地の雑貨店などをまわって来ました。バッテリーも充電されたのか、タコの動きも正常に。予定としては、バッテリーレスキットもいずれ付けようかと思っています。


 本格的に錆び落としをしてやって、アルミ部分をマザーズで鏡面状態にもっていくとなると、半日では終わらないかも。とりあえずは、ネバダルでマフラーなどのメッキ部分だけを磨いてやることに。これだと時間にして1時間程ですみます。


 まだ全体的にはくすんでますが、これだけでもえらい違いです。くすんで錆びてしまったバイクは、今の自分の心情を表しているのかも。


 磨いてやって多少なりとも輝きを取り戻したバイクは、気分も良いです。いっぺんに綺麗にしようとすると、時間もかかり負担にもなりますので少しずつ綺麗にしてやることに。これを購入した時も、錆び錆びだったバイクを少しずつ磨いてやって復活させたのでした。市街地を走らせていて、やっぱりこのバイクは磨いてやって乗るべきものだと再度実感しました。


 ということで、本日はここまで。移動して磨いてやって写真を撮って、時間にして1時間足らずのプチ・メンテナンスでした。 

じてんしゃ日記2008・高千穂遥/一本木蛮・早川書房

2010-07-13 20:40:29 | 原付趣味&Bianchi

じてんしゃ日記2008・高千穂遥/一本木蛮・(古本/早川書房) 550円

 『じてんしゃ日記2008』は、SF作家・高千穂遥氏とコスプレ漫画家・一本木蛮氏による自転車漫画『じてんしゃ日記』の第2弾になります。高千穂遥氏のあとがきによると、前作は入門編という趣旨で書かれていましたが、こちらは実践編となっています。内容は輪行による自転車旅行、自転車部の結成、ローラー台やユニフォーム、手袋、スニーカー、サプリメント、心拍数計などグッズ類、小径車&折りたたみ自転車、競輪やイベント関係など、自転車と自転車のある生活に付随してくるあれこれが詰め込まれています。自転車に限らず趣味関係のものは、ただ道具として使うだけではなく、それを持つことによって広がってゆく世界が楽しいのだと思いますが、この本はまさに自転車を持つことによって広がってゆく楽しみに関して書かれています。何かが流行るといろいろな書籍が出版されたり、競技やイベントが増えるなど、人が多くなることにより何かしら活気付いてくると思いますが、まさにその自転車のブームを楽しむための一冊だと思います。(ブームとは関係なく、昔から乗っている人など)そういう流行を良く思われない向きもあるかと思いますが、バイクの販売台数が最盛期の1/10にまで落ち込んだというニュース等を見ると、人が多くて賑やかな時期というのは、その時期でないと味わえない楽しさというのもあるのではないかと思います。


 そうは言いつつ、前作の『じてんしゃ日記』を手に入れたのが今年の1月くらいでしたから、半年くらいは経っています。少し興味の方向が変わったりして、自転車関係の書籍も見ることがなくなっていたのですが、また少しづつそちらの方も動かしてみようか、という事で手に入れてみました。今も自転車ブームが続いてるのかどうかは知りませんが、休日などに色とりどりのユニフォームを着て、ロードバイクに乗っている集団を目にする機会は増えましたね。


 で、乗ってなかったBianchi号ですが、前回タイヤの空気が抜けたという件について書きましたが、人が乗ってない状態でこのような感じです。自転車屋は、最低2ヶ月に1回は空気を入れろといっていましたが、結構抜けるものですね。


 さすがにチェーン等に錆びは見られません。この辺りは、まだいかにも新車の輝き。


 自転車通勤でもできれば、乗る機会も自然に増えるのでしょうが。自転車置き場がなく駐車場の片隅に置く(当然屋根なし)という環境のため、それもなかなか難しいです。未だにスタンドなし、鍵なしという状態ですし。まあ、でも少しずつ機会を探して乗り始めようかと思案中です。