80年代Cafe

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散財日記 in レリクスRELICS MSXテープ版・ボーステック

2018-07-31 19:04:29 | 散財日記・雑記

 というわけで、久しぶりの散財日記。定価販売に戻ったファミコンミニなども届いておりますが、ここのところレトロゲーム、玩具などからは離れた生活を送っていて、そもそもあんまりものを買ってない。一応アンテナは立てており、ネオジオミニなど注目されたガジェットは購入しています。といいつつ、ファミコンミニジャンプバージョンは買えてなかったり。


レリクスRELICS MSXテープ版・(中古/ボーステック) 580円 870円(ともに送料込み)

 こちらは、ボーステック社より1986年に発売されたゲームソフト・レリクスRELICS MSXのテープ版。レリクスに関しては、ファミコン版の暗黒要塞とWin版のアンソロジーを紹介済みで、今さら(しかもテープ版を)というところなのだけれども、このパッケージが欲しかった。当時、MSXのテープ版とMSX2のロム版を所有していたのだけれど、レリクスに限らず、昔のパソコンゲームソフトはファミコンと比べても流通量が1/10以下くらいだったため入手し難い。ショップやネットでも、5,000円~程度はするかと思われます。ランクB品、破損品がこの値段だったため思わず入手した。


 レリクスは、プロジェクトエッグの象徴的な作品であり、ネット上でも攻略記事などが溢れているのだけれども、パッケージ情報は意外と少なかった。本編も変わった作品だったが、パッケージも変わっていた。少なければ、自分で紹介しておくかということで。


 パッケージ最大の売りであり特徴が、この発泡スチロール製のレリーフ。ソフトを梱包している保護財が、こんな素敵なオブジェに変身していた。ギーガーのエイリアン風のキャラクターが彫られている。説明書には、これに着色をしたものが掲載されている。


 こちらが変わっている点2つ目の説明書。一枚の紙を四つ折りにしたごく簡素なもの。


 裏にはスタッフが掲載されている。この当時としては多かったと思うけれど、何百人の人が関わる現在から見れば、きわめて少ないスタッフで作られていた。ゲーム作りが素人にも手が届いた、幸福な時代だったのかもしれない。


 マニュアルとは別に、操作法やテープ、ディスクの起動法などを書いた紙が2~3枚付属してきた模様。これが全部そろっていないため、B級品として、この値段で買うことができた。


 もっとも安かった最大の理由が、これがテープ版だったこと。果たしてゲームが再生できるのかも定かではないし、フロッピー版、ロム版に比べても敷居が高すぎる。暗黒要塞もびっくりのあまりにもの惨さだっため、後にロム版との有償交換がなされたほどの伝説級の一品。


 マニュアルは4つ折の簡単なもので、操作法と光と闇が交錯する簡単な世界観しか描かれていない。とにかくあいまいでぼんやりとしており自分が何者なのか、冒険している場所がどこなのかもわからない。はっきりいってこれのみでゲームが理解できる人は少数だろう。ただ雰囲気の演出といった意味では、すごく良い味をだしていた。


 ということで、このレリクス MSXテープ版に関してはもう少し詳しい記事を書いてみたいと思います。再発見としては、この当時すでにバーコードが使用されていたということ、当時のパソコンゲームって凄い高かった印象ですが、テープ版ということもあってか意外とリーズナブルだったことですね。


マイコンBASICマガジン別冊 チャレンジ!! パソコン・アドベンチャー・ゲーム・(古本・電波新聞社) 3,500円(送料込み)

 こちらは、80年代当時のパソコンゲームを攻略・紹介した、攻略本の走りとも言えるチャレンジ!! パソコン・アドベンチャー・ゲーム。発行は1985年で1987年あたりに版を縮小した再販版も発売されており、2003年にもリクエストにより復刻されている。チャレアベはどれも高いのだけれども、中でもこの最初の号は5,000円~程度のプレミア価格が付いている。まあ、チャレアベとしては安いと言える価格帯だったため迷わず購入。


 チャレアベは、次号よりRPGが加わってチャレンジパソコンAVG&RPGとなり~AVG&RPGⅢまで持っているのだけれど、どれも版の小さな再販版か2003年の復刻版だった。で、これはなんと1985年の発行の初版。別にオリジナルにこだわりはなくて、綺麗な2003年の復刻版が欲しかったのだけれど、手に入っただけでも良しとしよう。


 再販版ではないので、裏表紙にはデゼニワールドの広告が。


 画面写真が並べられ、その横に解説が付いている。チャレアベらしいレイアウト。それ以降の攻略本と異なり、読み物としても楽しかったのが最大の特徴だと思う。この当時、ナイコンさんも多かったので、読むだけで遊んだ気になれるこの本は貴重だった。


 ハドソンのサラダの国のトマト姫。初期ハドソンはまずパソコンゲームでメーカーとしての知名度、認知度を獲得した。


 T&Eソフトのスターアーサーシリーズ。T&Eソフトもパソコンゲームの世界では、中心的なソフトハウスだった。


 チャレンジアドベンチャーゲームなのだけれど、このころからRPGがヒットの兆しを見せていたためRPGも代表的なものが少しだけ紹介されている。80年代のパソコンRPGといえば、外すことのできないハイドライド。


 在日アメリカ人が作った日本初の本格的なRPG、ザ・ブラックオニキス。


 再販版や復刻版ではないので、綺麗なものではあるのだけれど、紙質が変色して黄色くなっていたのは仕方ない。ただ、初版ならではのメリットとして、当時ものの広告もそのまま掲載されていた。これはフィギュアと模型を使ったデーモンクリスタルの広告。元ネタのドルアーガの塔やザナドゥでもフィギュアやジオラマを広告に使用していた。これがまたかっこよかった。


 エニックス、T&Eソフトの広告。これ以外にも電波新聞社の自社製ソフトや出版物(オールアバウトナムコなど)の広告が。


 1985年発行ということで、1985年に発売されたMSX2対応のソフト、レイドックの広告が掲載されている。この作品のコピーは“魅せてあげよう、1ドットのエクスタシー”。MSX2のハードスクロール機能を最大限に生かしており、デパートの家電売り場でその滑らかさに目を見張ったものでした。


 ということで、とっても懐かしい山下章氏のマイコンBASICマガジン別冊 チャレンジパソコンアドベンチャーでした。こちらも、もう少し詳しくネタとして紹介したいと思います。