80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

散財日記in FL チェンジマン

2009-08-29 01:37:18 | 散財日記・雑記

 週末という事で、ハードオフや雑貨屋、ショッピングモールなどを回ってみました。

LSIゲーム・FLチェンジマン・(中古/バンダイ) 2,500円

 特にこれといっためぼしいものはなく、どちらかというと不発でした。玩具関係だけでなく、中古のPC機器も欲しかったのですが、目を付けていたものが売り切れているなどこちらも不発。ゲーム、玩具に限らず、ちょっとめぼしいものは直ぐになくなっちゃいます。最後に寄った雑貨店でこれを購入。チェンジマンは、すでに持っており紹介済みなのですが、あまり綺麗なものではなかったので予備として確保しました。特にレトロ専門の雑貨屋ではなく、若い子が行くようなお洒落系の店で、私は車、バイク関係のキーホルダー、ステッカーを物色するだけでまず買わないのですが、この手のお店はちょっとだけ元気になります。また週末にゲームブックや電子ゲームというのも、週末にちょっとだけ彩を添えてくれる気がします。別にたいした金額ではないし、今更遊んだりはしないのですけど。週末といえば、ドリフ、宮崎アニメ(金曜ロードショウ)、ジャッキーの映画(ゴールデン洋画劇場)、それにゲームブック、電子ゲーム、駄菓子やの20円ゲームといったイメージがあります。


 未使用品ではないけど取説・保証書もついており、そこそこ綺麗な固体でした。子供が遊び倒したものではないようです。ただ、電池が入ったままになっており液漏れしてました。この手のものは、G&WやGD、FCソフトなどに比べると人気はありませんが、筐体デザインがいいですね。


 蛍光表示管は、真空管の一種だそうでネオンサインのように暗闇に映えます。今の最新型のゲーム機と比べても洒落てると思います。ぼーっと眺めているだけでも楽しいです。

フロントライン(FRONT LINE)・タイトー/ニデコ

2009-08-27 20:53:48 | MSXゲームReview

 『フロントライン』(FRONT LINE)は、1983年にタイトーより発表された(アクション)シューティングゲームです。MSX版は翌84年、ある意味アーケード版より有名かもしれないFC版は85年に登場しています。PCへの移植版は、当時PCの周辺機器などを開発、販売していたニデコより、ニデコムのブランドで発売されていました。(このMSX版フロントラインに関しては、開発/製造元タイトー、販売二デコ)。ゲームは、この時期としてはかなり珍しい、歩兵を主人公とした縦スクロールのシューティングゲーム。この後の戦場もの“戦場の狼”(カプコン)や、“怒 IKARI”(SNK)の原型となった作品と言ってよいと思います。(リンク先youtube)

 プレイヤーは歩兵となって、同年のヒット作“ゼビウス”でも採用された2ボタンで機銃と手榴弾を使い分けながらジャングルを抜け、単身敵地へ乗り込むことになります。操作系が少し変わっていて、ダイヤル式のスイッチで方向を決め、(進行方向とは関係なく)攻撃が出来るようになっています。これは、同社“ワイルドウェスタン”(82)に続いての採用ということです。また、任天堂“シェリフ”(79)でも採用されていました。“怒 IKAR”(SNK)でも似たシステムが使われていましたが、これらの共通点として自機が宇宙船でなく人間ということで、(プレイヤーの)自由度を増すという意味合いがあったのかもしれません。もう1つ『フロントライン』の最大の特徴(発明)として、戦場においてある装甲車※や、戦車に乗り込めるということがあります。ジャングルでは歩兵同士の戦いなのですが、荒野に出ると敵の装甲車や戦車との戦いとなります。歩兵として心細い状態から、戦車に乗り込むと反撃できるようになり、爽快感が生まれるというのが、このゲームの肝だったわけです。このシステムは、“戦場の狼2”、“ラッシュ&クラッシュ”(カプコン)や、“怒 IKARI”(SNK)でも踏襲されていました。※パッケージではJeep


 80年代には映画『ランボー』シリーズのヒットなどがあって、ゲームでも戦場を舞台としたものがたくさん出ましたが、このゲームの特徴として“コミカルさ”が挙げられるかと思います。この当時のハードの限界もあるのでしょうが、キャラ絵もこのようにゆるいです。ほとんどノートの片隅に書いてある、小学生のイラストのようです(でもいい味出してます)。ナムコなどは、80年代のものはキャラも音楽もゲーム性も完成されたものが多かったですが、タイトーのこの時期の特色として、アイデア重視でキャラなどはわりとゆるいものが多かったように思います。一作ごとに作風が変わる多彩さが、タイトーの魅力だった気もします。このMSX版『フロントライン』ですが、初期のものということもありかなりシンプルです。移植も成功しているとは言い難いですが、MSX初期のソフトが少ない時期にアーケードからの移植をしてくれたというだけでも、あの時点では意味(価値)があったように思います。


 なんと、これスケルトンカセットを使用しています。FCでスケルトンカセットを使用して印象的だった“沙羅曼蛇”が87年の登場(アーケード86年)ですから、3年程先駆けていることになります。よくわかりませんが、他のタイトー/ニデコのラインナップにも使用されていたのでしょうか?こちらが話題になったというのは聞きませんので、ひっそりと歴史に埋もれてしまったのでしょうね。このゲーム、特殊なレバーがわざわいしてかあまり駄菓子やなどには置いてなく、ゲームセンターでの可動も短かったような気がします。その割には、強い印象が残っている思い出深い一作だったと思います。

散財日記in フロントライン

2009-08-25 20:46:31 | 散財日記・雑記

 いまいち小ネタが多いのは、あんまりめっけものに遭遇してなかったりもする散財日記です。

DVD・スピード・レーサー(Speed Racer)・(中古/ワーナーブラザーズ) 580円
MSX・フロントライン・(中古/タイトー・ニデコ) 300円

 貯金は多少は増えつつあるのですが、何かと物入りもあるっぽいので小さな買い物ばっかりしています。80年代はジャンプ(少年誌)の黄金期でもあるので、80年代をテーマとしたブログとしては、漫画なども紹介するとよりネタが増えるわけですが(漫画は80年代のものも入手しやすいですし)、ただそうなると置き場所の問題が大きかったりします。金額はたいしたことなくても、そうやたらと買うわけにもいかないですね。DVD“スピード・レーサー(Speed Racer)”は、すでにネタとして紹介しましたが、ツタヤのレンタル落ち。トランスフォーマーもありましたので、次はこれかな。タイトーの“フロントライン”は、ニデコより発売のMSX版。フロントラインは、1983年発表のアーケードゲームよりの移植版で、MSX2の頃になるとタイトー自らがMSX市場に参入していますが、初期の頃は(PC関係は)ニデコよりの発売でした。歩兵となって戦場を駆け抜ける、縦スクロール型のシューティングゲームなのですが、ダイヤルスイッチにより移動と弾の方向が分かれていたり、装甲車や戦車に乗ることで攻撃、防御力を増すことが出来るなど、(当時としては)かなり斬新な内容でした。金額としては少し微妙な感じですが、500円だったら買わなかったかも。それにしてもMSXものは久々ですね。またネタとして紹介します。


赤羽がんこモータース1~2巻・(古本/小学館) 各200円

 “赤羽がんこモータース”は、車漫画家の田中むねよし氏作のエンスー漫画。代表作“ボルナツ”は車雑誌のTipo誌連載ですが、これは一般誌のビックコミック増刊号に連載されたものです。職人気質で、頑固な車修理工のおやじを軸に、マニアックな車ネタが満載されています。車や機械に詳しい人には、かなり突っ込みどころがあるようで、ネットなどではいろいろ言われていましたが、一般誌でわりと年齢の高い層が読者のビックコミックスでの連載ですから、物語優先ということでこれでいいと思います。ただ若者の車離れなんて言われていますが、こういう漫画も少しずつ難しくなっているんでしょうかね。またネタとして紹介します。

スピード・レーサー(Speed Racer)・ワーナーブラザーズ

2009-08-23 16:46:28 | 映画・DVD・CD

 『スピード・レーサー』(Speed Racer)は、2008年に公開されたアメリカ映画です。元ネタは、いわずと知れたタツノコプロの『マッハGoGoGo』(67)で、監督は『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟。なぜ彼らが、マトリックスの次の作品にこのアニメの映画化を選んだのかというと、かって『マッハGoGoGo』がアメリカで『Speed Racer』のタイトルでTV放映されており、人気を博していたという背景があります。ただ40年以上前のアニメですから、どれだけ需要があったのか興行収入が制作費に届かず、劇場でも打ち切りとなってしまったところがあったようです。また予告編などを見ると、原色ギラギラのCGで作成されており、今ひとつ原作の雰囲気が出ていない感じがして、私も見ていませんでした。けれどアマゾンのレビューなどでは、意外と高得点だったりして、気になる作品でもありました。ということで、例によってツタヤにて安く手に入れましたのでレビューをしてみます。物語は、レーサー家の次男“スピード”(長男はレース中に事故死)が、レースを通じて裏でレース界を牛耳る巨大組織の陰謀を暴くといったものです。通常、実写による映画化の場合、リアリティを出すためにアレンジが施されているものですが、父親や弟とペットのチンパンジーなど、レーサー家(三船家)のキャラが見事にそのまま再現されており、原作と同じようにミスターXも登場します。マッハ号の特殊機能も(かなりそのまま)再現されており、雇われ監督が人気作品を(仕事として)映画化したというよりは、自分達の作りたいものを作ったウォシャウスキー兄弟のオタク魂が炸裂した作品に仕上がっています。


 実際に見た感想としては、実写映画というよりは、CGアニメの中に(ロージャーラビットのように)役者さんが登場してくるといった感じになっています。実写のセットもCGにあわせて原色で揃えてあるなど、あえてリアルにしようとはしておらず、40年前のアニメを最新の技術でCGアニメとして作ったらどうなるかという作りになっています。レースのシーンなどはまんまTVゲームで、レースゲームのムービーを見ているようです。そもそも原作の『マッハGoGoGo』自体が、奇想天外な話(製作者自身もレースの事など詳しくない状態で作ったそう)で砂漠だったりサバンナだったりを、ノコギリやジャンプ装置(オートジャッキ)を装備して、潜水艦にもなる車でレースをするという話ですから、これを忠実に再現しようとするためにこういう世界観になったのでしょう。序盤のサーキットでのレースシーンでは、原色でチカチカのCGが不安な気持ちにさせるのですが、中盤のラリーシーンで特殊機能を使って、ライバルの妨害を避けながらレースを続ける展開にいたって、拍手喝さいになります。下手に現実味を出すよりも、この方が正解だったように思えます。また、サーキットでのシーンは“F-ZERO”、山岳地帯のシーンは“リッジレーサーレボリューション”などTVゲームから着想を得ているようなイメージも随所にあります。


 また、どこかミニ四駆的な雰囲気もどこかあって、そのあたりに熱中した層には刺さる部分があるかもしれません。傑作とはいえないけれども、失敗作ではないと思います。私は、『マッハGoGoGo』はりアルタイムでは見ておらず、再放送で見た世代なのですが、この映画を見て一番思い出したのは、90年代頃のSFCや、プレステのゲームでした。なにかあの辺りの、キッチュなCGの魅力が詰まった映画だと思います。(リンク先youtube)

散財日記in ツルモク独身寮

2009-08-18 23:58:40 | 散財日記・雑記

 お盆を過ぎると暑いことは暑いのですが、朝晩は秋の匂いが風に混じるなど、なんだか急に季節の変化をふと感じる散財日記です。

DVD・ツルモク独身寮・(新品/日本ビクター) 100円
マイコンBASICマガジン別冊・THE BOOK OF DRAGON SPIRIT ドラゴンスピリットの本・(古本/電波新聞社) 100円

 お盆にはちょっと遠方まで出かけてみようかとも思っていたのですが、結局ぐだぐだして終わり。200円という金額で散財も何もないのですが、DVDは処分品で500円(もとは2,980円)だったものが、レジに持っていったらセールということで100円でした。『THE BOOK OF DRAGON SPIRIT ドラゴンスピリットの本』は、ブックオフにてたまたま見つけたもの。発行が1989年の当時モノということでゲットしました。『ツルモク独身寮』は、1988年よりビッグコミックスピリッツに連載された漫画が原作。作者は、窪之内英策さん。1991年に映画化され、主演は当時人気だった男闘呼組の前田耕陽さん、監督は『アイコ16歳』の今関あきよし氏。前田耕陽さんは、この前1987年にもおニャン子クラブの国生さゆりさんと『いとしのエリー』に出演しています。80年代後半から90年代にかけては、少年誌が『タッチ』、『うる星やつら』、『北斗の拳』、『ドラゴンボール』、『聖闘士星矢』など黄金時代を迎えていた頃で、その読者層がそのまま流れ込んだのか、スピリッツ、ヤンジャン、ヤンマガ、ヤングサンデー、モーニングなど、青年誌にもすごく勢いがあった頃でした。ということでこの時期漫画を原作とした青春映画(アイドル映画)というものがたくさん作られていました。(この時期に限ったことではないですが、多かった)。『ビー・バップ・ハイスクール』、『湘南爆走族』、『めぞん一刻』、『あいつとララバイ』、『バタアシ金魚』、『冬物語』、『YAWARA』・・・。これはそんな中の一本ですね。漫画『ツルモク独身寮』の方は、かなり人気があったようで、現在でも評価は高いようです。映画の方は、あまり知られてないみたいで、ネット上での評価も微妙な感じですね。まあ今となっては、あの頃(バブル期)の空気みたいなものが感じられれば、よいのかも知れません。まだ見てませんので、またネタとして紹介します。


 『マイコンBASICマガジン別冊・THE BOOK OF DRAGON SPIRIT ドラゴンスピリットの本』の方は、よくある攻略本ではなく設定・資料集。この時期電波新聞社より、『ALLABOUT namco オールアバウト・ナムコ -ナムコゲームのすべて』という書籍がでていましたが、それの流れを汲むような感じの本です。ゲームの攻略というのはほとんどなく、設定画、ポスター、ゲームデザイナー自らの手による漫画、小説、ゲームで使われた音楽の楽譜という感じになっています。この時期は、今ほど大量のゲームが出ていませんので、ナムコの新作が出るのを待って、新作が出るとゲームセンターに出かけてゆくという感じでした。一作一作が重く、新作は心ゆくまで遊び尽すという時代の一冊ですね。この頃は、攻略本自体も読み物として何度も読み返していたような気がします。『オールアバウト・ナムコ』も欲しいのですが、オークションなどで見ると1万円などという値段が付いていたりしますので、ブックオフなどで100円で手に入るということは難しいでしょうね。


 これは、この時期に電波新聞社より発売されていた『ゲーム・ミュージック・プログラム大全集Ⅲ』の広告。グラディウスやスペースハリアーなどの音楽のプログラムが掲載されていますが、対応機種がファミリーBASIC、FM-7シリーズ、MSX/MSX2、PC-88mkⅡSR以上、MZ-2500などとなっているのが泣かせます。この頃は、(出版数や、頻度が少ないでしょうから)ゲーム関連本もよく作り込まれていて、面白かったですね。これも希少価値が付いていて、オークションでは5,000円~ほどになっているようです。