80年代Cafe

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ポピニカ魂 PX-01X ・マジンガーヘッド・バンダイ

2009-02-14 23:15:41 | 玩具・雑貨

 ポピニカ魂 PX-01X マジンガーヘッドは、2000年12月22日にポピニカ魂シリーズとしてバンダイより発売されました。PX-01Xという品番よりわかるように、もともと2000年5月27日発売のポピニカ魂・第一弾 PX-01 ホバーパイルダーの台座として製作されたものが、あまりに販売の要望が多かったため市販されたものだそうです。70年代~80年代に一世を風靡した“超合金”を現在の技術でリニューアルする企画として“超合金魂”というブランドが立ち上げられ、1997年の12月に第一弾 GX-01 マジンガーZが発売されました。当時のレトロブームもあってこれが大ヒットとなり、現在まで続く息の長いシリーズとなりました。少し遅れて、“ポピニカ”ブランドのリニューアルとして“ポピニカ魂”も登場しました。こちらは、2000年にPX-01 ホバーパイルダー、PX-01X マジンガーヘッド、PX-02 サイクロン、2004年にPX-03 金田バイクと発売され、2001年にはビッグスケール ポピニカ魂BPX-01 宇宙戦艦ヤマトも発売されましたが、それ以降は新商品は登場していないようです。
  

 2000年の4月に、超合金魂ブランドよりGX-01X マジンガー大格納庫が発売されました。これは、TVアニメの設定ではプール下にある、マジンガーZの格納庫を商品化したもので、超合金魂マジンガーなどを収納し、電動リフトで地下より上がってくるギミックを再現していました。マジンガーヘッドも同じく独立した商品というより、ポピニカ魂パイルダー用のアクセサリーといった位置付けですね。材質はソフビ魂などと同じ塩化ビニール製で、当時の販売価格は3,150円でした。ポピニカ魂パイルダーが5,040円のため、セットで8,000円程の価格設定がされていたということですね。熱心なファンの集まる掲示板などでは、材質やお値段の問題もあって出来の方は微妙という評価がされているようです。アニメや特撮などの場合、形の方は造形師の解釈にもよりますので正解はないと思いますが、先にポピニカ魂パイルダーがあって、それにあわせて作られているでしょうから、マッチングはなかなか良いと思います。
  

 上から見たところです。マジンガーの頭部を真上から見る機会は、そうそうないと思いますので、こうなっていたのかと新鮮だったりします。材質が塩ビのため、パイルダーを収納すると小傷が入るのがちょっと難点です。パイルダー用の台座として企画されていますので仕方ないですが、頭部がちょっと幅広すぎるかなという印象です。一般的に一番なじみのある頭部のシーンは、アニメOP冒頭のパイルダーオンの部分だと思いますが、もう少し収納部が深いような気もします。写真のパイルダーの下に発光装置のスイッチがあり、パイルダーを置くとスイッチが入るようになっています。この写真では、マジンガーヘッドよりポピニカ魂パイルダーのコックピットの再現の方が、見所かもしれませんね。


 自宅の前にバイクのように止めてあるパイルダーに飛び乗って、いくぜ!。関係ない話ですが、今の技術だったら、このパイルダーくらいは実現できそう。


 永遠のジャッキーチェン・石丸博也氏の甲高い声で、マジーン ゴー、パイルダーオン!!と、おやじがにやにやしてしまう瞬間ですね。マジンガーヘッドの内部は空洞になっており、単3電池2本と豆電球による発光装置が入っています。頭部にパイルダーを置くとスイッチが入り、マジンガーの目が光る唯一のギミックが設けられています。本体の材質は、ソフビと同じ塩ビですから、当時の販売価格3,150円は、高いのか安いのか微妙なところだったかもしれません。ただポピニカ魂パイルダーは、お宝ショップなどでよく見かけますが、マジンガーヘッドは再販がされていないため(生産量も少なかった?)、今では8,000円~15,000円程のプレミア的な値段がついていたりします。数年前に再販がかかるという噂もあったのですが、どうなったのでしょうか。


 ジェットパイルダーと比較しても、メカの美しさが秀逸なデザイン。原案では、バイクだったんですよね。


 希少価値はともかくとして、出来の方は圧倒的にパイルダーが力が入っています。(もともとポピニカ魂パイルダーの台座として登場したわけですし)。ポピニカというブランドは、ポピーのミニカーという意味なのだそうで、(超合金自体が、ポリエチレンや塩ビで作られていたロボット玩具を、ミニカーと同じダイキャスト製にして高級感(重量感)をもたせようというところから始まっている)甦った“ポピニカ魂”は、ちょっと高価だけど精密な大人向けのミニカー的な雰囲気があります。付属している兜甲児のフィギュアも手足が可動して、コックピットに座らせたり、立たせてポーズを決めたりできます。こんなに小さいのに、似ているというとこもまた泣かせます。


 このコックピットとキャノピー感。たまらないものがあります。

 

 もともと『パイルダー』というのはギミックの少ない玩具ですから、よく出来ていれば出来ているほど、余計に物足りなさを感じるのかもしれません。そういう要望に答えて販売された、(かゆいところに手が届くような)玩具だったのでしょうね。実は、パイルダーの縮尺に合わせたこの“マジンガーヘッド”、そんなに大きくありません。全身を作って“ジャンボマシンダー魂”という方向性でも有りだったかもしれません。しかしお値段が凄いことになりそうなんで、こういう形に落ち着いたのでしょう。ということで、今となっては再販される見込みは薄いですから、プレミアが着く前にポピニカ魂パイルダーにぜひ一緒に欲しい一品、マジンガーヘッドでした。
 


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