80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

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2999-11-30 00:00:00 | INFORMATION


 電子ゲーム内の記事に、いくつかGIFアニメを追加しました。
学研 平安京エイリアン、学研 フロッガー、学研 ジェットファイター、トミー スクランブル、エポック スーパーギャラクシアン、バンダイ ビームギャラクシアン、ツクダ グレートエスケープ、バンビーノ サファリ、バンダイ FLモビルスーツガンダム、学研 パックモンスター、ツクダ ドラキュラ、エポック ドラキュラハウス、学研 ペイントローラー、学研 インベーダー1000、トミー ケイブマン、学研 ディグダグ、エポック デジコムベーター、トミー ウイリークロッサーを追加。
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散財日記 in 日本懐かし夏休み大全 (タツミムック)

2016-07-27 21:43:52 | 散財日記・雑記

 ここのところAmazonばかりで久し振りにヤフオクを使ったのですが、なかなか物が届かないので、とりあえず小ネタですが散財日記。

日本懐かし夏休み大全(タツミムック)・(新品/辰巳出版) 780円

 日本懐かし大全シリーズが好調な辰巳出版より、新刊が出ていたので買ってみた。日本懐かし夏休み大全ということで、実にタイムリーな企画。この懐かし大全は、(仮)の状態で予告されてから発売まで数ヶ月はかかるのですが、こちらはかなりのスピードで発売されました。この時期をねらった企画なのだと思います。


 これまでの懐かし大全では、レトロ食品自販機だとか10円ゲームだとか、カセットテープ、アイス、インスタント麺など、ニッチな隙間を狙って企画されたシリーズでしたが、こちらは夏休みということで、広い層にアピールする一冊だと思います。特別編ということなのか他のシリーズ違って版が大型で、ページ数も100ページ足らずと少なめ。価格も780円とかなり安い。書店の店頭に置いてあったら、懐かし大全シリーズを知らない人でも思わず手にとってしまいそうな感じがします。


 内容は、70年代~80年代あたりの小学生位の年代の夏休みを広く扱っている。海水浴、プール、山、キャンプ、夏祭り・・・。


 夏休みの友。毎日少しずつ進めていく形式でした。毎日の天気なんかも書かなければならなかったため、溜めてしまうと後で困った。


 夏の定番、風物詩ともいえる商品郡。CMがいかにも夏という感じがして印象的でした。


 冷蔵庫に麦茶などを冷やしてあったアイスポット。家にあったのは、真ん中のオレンジのやつ。


 当時のアイスから、家庭で作るシャービック、ゼリーエース、フルーチェ。雪印の宝石箱は、掲示板の懐かしい話題では必ずといってよいほど貼られる定番。それだけインパクトがあったんでしょうね。


 ビン入りのジュース、スターウォーズ、スーパーカーなどのコーラの王冠。


 朝の6時半には、近所の広場や学校に集まってラジオ体操。自宅に帰ってから朝の子供劇場でアニメを見た。


 カブトムシの飼育セットと、今は珍しい昆虫採集セット。


 薄い本なので、掲載されている商品数が少なかったり、夏休みに関する思い出やエッセイなどの記事も少なかったりと、喰い足りない部分はあります。しかし、リーズナブルな価格ですし、このようなワンテーマに沿って懐かしものを集めてくれたムックは、それほど多くないと思いますので、この表紙やタイトルにビビットくる人にはお勧め。


はじめてのファミコン―なつかしゲーム子ども実験室・(古本/マイクロマガジン社) 1円(送料250円)

 はじめてのファミコン―なつかしゲーム子ども実験室は、2005年に出版されたファミコン本。ゲームサイド誌の前身ユーゲー誌上で連載されていたまるやきくんのなつかしゲーム人体実験というエッセイをまとめたもの。


 ファミコンのゲームを、今時の子供であるまるやき君に遊んでもらい、その反応を見るというもの。ファミコンで遊んでいた世代の子供がそろそろゲームをする年齢になり、そういった意味でも興味深い企画だったのでしょう。


 あまり詳しく読んでいないため、詳しい内容やまるやき君の反応はいまひとつわかりません。ただ連載開始時期2001年に中学生で、連載終了時には高校生になっていたということですから、今だと30歳前くらいになるのでしょうか。プレステ懐かしい~とか言っていそうです。


 子供はすぐに大きくなりますから、次はまるやき君と同世代の人が、子供にセガサターンやらプレイステーションをやらせて、反応を楽しむ時期が来ているのかも知れませんね。時代は繰り返します。


 ということで、ファミコンの時期も懐かしいし、セガサターンやらプレイステーション1の時期も懐かしいし、一冊で2度懐かしい本と言えるのかもしれません。


Final Re:Quest ファイナルリクエスト(1)(シリウスKC)・(古本/講談社) 1円(送料250円)

 Final Re:Quest ファイナルリクエストは、2014年より講談社月刊少年シリウス及びニコニコ静画で連載されている漫画作品。作者は、日下一郎氏と株式会社ヒューガということで、セガガガのゾルゲ市蔵氏の新作だと思います。


 新感覚の全編ドット絵漫画、すべての元勇者に捧ぐ、勇気と再出発の8ビットファンタジーと謳っています。


 この作品の凄いのは、新感覚の全編ドット絵漫画と謳ってあるとおり、全編がスーパーファミコンみたいなドット絵でしかもフルカラーで描かれていること。ユーゲー誌で長い間連載を続け、8ビット読者をくすぐる手を知り尽くした、実にゾルゲ氏らしい作り。


 書籍の冒頭は、取り扱い説明書の体裁を取っており、冒険の手引き、キャラクターの紹介、使用上の注意など、ゾルゲ節が炸裂している。


 物語は、ファイナルクエストという架空のRPGゲーム内での出来事。最終ボスを倒し大円団を迎えたゲーム内で、ある一人のキャラが目を覚まします。異変を感じたそのキャラ(主人公)は、他のキャラに話しかけ彼らが止まったまま動かないことを知る。


 異変の正体は、BUGによりゲーム内の世界が消え去ろうとしているということ・・・。ネバーエンディングストーリーですね。


 この異変を食い止められるのは、勇者様(かってのプレイヤー)しかいないということで、主人公の旅が始まります。途中で人間になりたいと願うモンスターを仲間に加えたり、悪のトルネコみたいな商人が仲間になったりと、どこかで見た事のあるような懐かしい展開が待っています。


 単なる色物っぽい漫画のようにも見えますが、まるで火の鳥未来編を読んでいるかのような重厚な読後感が広がったりもします。誰しも、経験してきたRPGの数だけカセット内にセーブされた(思い出と)キャラクターがいるはずで、何かどこかで忘れ物をしてきたような、そんなポイントを付いた作りになっています。連載中で、現在3巻までが刊行中…。果たして物語の顛末はどうなるのか、気になります。



ドラゴンスレイヤー(ロールプレイングゲームブック)(古本・MIA/日本ファルコム) 300円(送料250円)

 ドラゴンスレイヤー(ロールプレイングゲームブック)は、1986年に発売されたゲームブック。著者は、日本ファルコムとファルコムの宮本恒之氏。このゲームブックの題材になっているドラゴンスレイヤーは、当時日本ファルコムに在籍していた木屋善夫氏が、1984年に発表したアクションRPGの傑作。これと、この続編のザナドゥで木屋氏は80年代のスタープログラマーの一人となりました。


 内容は、4つの話に分かれた4部構成になっていたり、後戻りも可能でマッピングもできる迷路が入っていたりと、かなり本格的。世界観もシリアスになっており、ドラゴンスレイヤーというよりザナドゥのモンスターが登場している。ドラゴンスレイヤーのモンスターだと、足とかピロエースだとか、タモリだとかなので、やりようがなかったのでしょうが。


 特定の部屋に入るとNPCがいて、イベントが挿入される。


 このゲームブックの一番の特徴と言えるのが、巻末に魔法やアイテム、装備品などのページが用意されており、ページには折れ線が入っている。アイテムや情報を入手したときには、対応するページを折り曲げてしおりのように検索がしやすくなるという仕掛けがしてある。アイデアとしては面白いと思うが、本を折り曲げるのには抵抗があるし、素直に記録用紙に書いた方が良いかなと思う。


 このMIAというのはアスキーの出版ブランドで、ゲームブックや攻略本を当時出版していた。このドラゴンスレイヤーは、数が出たのか1,000円以内くらいで入手できるのだが、ストラットフォード・コンピュータセンター(マジカルズー)と東本昌平氏により書かれた魔塔バイアスの謎―ザ・スクリーマーの方は、10,000円超という希少本になっている。これは、ドラゴンスレイヤーと同じくパソコンのゲームが原作でゲームブック内に東本昌平氏の漫画が挿入されるという作りだった。これが当時欲しくて、今も欲しいゲームブックの一つになっている。もうひとつは600超ページという分厚さながら、そのほとんどが500枚にも及ぶ迷路のイラストのみで構成された魔城の迷宮。こちらもプレミア価格になっている。


 ということで、ドラゴンスレイヤー(ロールプレイングゲームブック)でした。これは、また詳しく調べてネタとして紹介します。
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ピクセル Pixels・ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

2016-07-23 22:02:26 | 映画・DVD・CD

 ピクセル Pixelsは、2015年9月に公開されたアメリカ映画。80年代のゲームキャラが現実化して、街を襲ってくるという奇想天外な話を、ハリウッドが約100億円という金額をかけて実現してしまった作品。


 物語は、1982年にNASAが宇宙に送った友好のメッセージには82年の全米のゲーム大会の記録が収められていた。2015年になって突然、その友好のメッセージを誤解した宇宙人が、メッセージに収められていたゲームキャラを再現して地球に来襲してくる。未知の宇宙人から挑まれたゲーム勝負には、米軍もまるで歯が立たない。そこでゲーム大会の元世界チャンピオンで、現在ではさえないオタクおやじとなった主人公たちが救世主として召集される…。元ネタは、2010年に映像作家のパトリック・ジャン氏が作った2分半ほどの短編映像が原作。古いテレビから登場したゲームキャラが町へと襲来し、やがて世界をゲームのようなキューブ状のドットで作られた世界へと変えてしまう。


 ゲームに興味のない人、あるいはこの時期のゲームについて知らない人にとっては、なにがなんだかという映画ですが、80年代のゲーム好き、映画好きな層にとっては、中学生の妄想をそのまま実写映画化したような夢のような作品。世界的にも大変な反響を呼んで243,700,000ドル(約260億円)という大ヒットとなった。


 主演は、全米の最も稼いだ男優ランキング常連のアダム・サンドラー氏。よくこんな映画に出演してくれたなと思いきや、自身が製作も務めている。1966年生まれなので、世代的にもドンピシャなのでしょう。監督は、グレムリン、グーニーズの脚本、ホームアローン、ハリーポッターシリーズの監督を務めたクリス・コロンバス氏。ということで、B級映画っぽい設定ですが、実は超豪華な布陣で作られたハリウッドA級の作品ということになります。


 登場してくるゲームキャラも架空のものではなく、実際にゲームメーカーに許諾を得て実在する有名作品が使われている。代表的なところでは、米国のATARI社からセンチピード、ミサイルコマンド、ペーパーボーイ、ナムコからパックマン、ギャラガ、ディグダグ、タイトーからスペースインベーダー、アルカノイド、任天堂からドンキーコング、ダックハント、コナミからフロッガー、その他にもQバート(パーカー・ブラザーズ)、テトリス(アレクセイ・パジトノフ)、ディフェンダー(ウィリアムス)、ロボトロン2084(ウィリアムス)、ジャウスト(ウィリアムス/バルーン・ファイトの元ネタ)、バーガータイム(データイースト)などが登場している。以下ネタばれがあります。


 友好のメッセージを誤解した宇宙人は、メッセージに収められていたゲームキャラに姿を変え、ネタ元となったゲームのルールに則ったゲーム勝負を地球人に仕掛けてきます。一本目は、米軍グアム基地を襲ったギャラガ勝負。これは、何がなんだか分からないうちに一方的に負けてしまう。二本目は、インドの宮殿を襲ったアルカノイド。ここまできて、ようやく地球人側にも事態が飲み込めてきます。三本目は、当時のゲームを良く知るゲームオタクに救援を頼んだセンチピード勝負。元ネタは、1980年製作の米ATARI社のきのこ畑をあらすムカデ退治のシューティングゲーム。


 アメリカ映画なので、ATARI社やウイリアムス社などの日本人には馴染みのないゲームも数多く登場する。アメリカ市場向けに作られているので仕方がないが、ある程度マニアな人でないと分かりにくい部分。逆にナムコのパックマンやコナミのフロッガー、データイーストのハンバーガーなどは、日本以上にアメリカで人気が出たため、アメリカ人に受けるポイントとしてしっかりと入っている。


 四本目は、市街地で車を使ったパックマン勝負。パックマンの生みの親である元ナムコの岩谷徹氏が岩谷教授として登場。岩谷徹氏本人もオープニングにちらっとカメオ出演している。


 アメリカではパックマンは、テレビアニメ化されるほどの有名なキャラクターで、日本よりも圧倒的な人気を誇っている。そのため、劇中のパックマンも敵役として登場するが人は襲わないとか色々と配慮して作られているそう。


 パックマン勝負に勝った景品としてQバートが登場。味方側のキャラとしてマスコット的な扱いになる。ここで、ひとつのエピソードとして、オタクの一人が子供の頃に惚れ込んだドージョークエストという架空のゲーム内のキャラとのバトルが入る。ここは、ちょっと惜しいところで、ワルキューレとかワンダーモモとか、アテナとか、麻宮アテナ(サイコソルジャー)とか幾らでもいそうな気がするけど。一応82年縛りがあるし、これらはアメリカでは人気、知名度ともないため仕方のないところでしょうか。


 ラスボスはこの方。堂々の登場。ドンキーコング版のマリオも市街地を襲来するシーンでちょこっと写っている。すべてCGで作られていると思いきや、メイキングを見ると俳優が演技するステージの方は実物大のセットが作られている。日本だと予算の問題ですべてCGでやると思いますが、リアリティを重視するハリウッド映画ではCGを使うシーンでも実際のセットも併用することが多いよう。


 ということで、ゲームオタクの友人の一人が大統領になっているなど、脚本はかなりご都合主義で、オタクを戦場に立たせるためだけに無茶な設定になっている部分も多い。映画を見た人からの不評の原因も、それらの脚本や物語の流れによるもの。ただ、元々がゲームキャラに扮した宇宙人が攻めて来るという荒唐無稽な話なので、スムーズに物語が進んでくれれば、脚本の矛盾点などはそれほど気になりません。それよりも惜しいのが、登場するゲームキャラが少ないということ。一応82年のゲーム大会からのメッセージを元にしているという縛りがありますが、テトリス(84年)、ペーパーボーイ(84年)、アルカノイド(86年)と例外があって、矛盾が見られます。それならば、いっそスーパーマリオやゼルダの伝説、グラディウス、ラリーX、ボスコニアンなどもっと詰め込んで欲しかったところ。ディグダグが万里の長城を侵食するというネタが中国への配慮で削られてしまったため、余計にそう感じてしまうのでしょう。


 そうはいっても、小中学生の頃に誰しも抱いた妄想を100億もかけて具現化してくれた遊び心に対して個人的評価は星★★★★。Queenを初めとする80年代の楽曲が散りばめられている点、82年縛りでゲームキャラを出し渋ったのも、続編のためかもという期待をこめて星★★★★★とします。この頃のゲームに思い出がある人、ファミコン好き、ATARI好き、任天堂好きな人にはお勧め。

参考:Wiki ピクセル(映画)、アダム・サンドラー、クリス・コロンバス、ATARI、ウイリアムス、センチピード、ドンキーコング、ペーパーボーイ、ロボトロン2084、ジャウスト、Qバートの項、パトリック・ジャン氏の公式サイト、OLD GAMERS HISTORY Vol.5 アクションゲーム黎明期編・メディア・パル
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冬物語/原秀則・小学館

2016-07-22 15:27:25 | 書籍・漫画

 冬物語は、1987年から1990年まで少年ビッグコミック、ヤングサンデー誌にて連載された原秀則さん原作の漫画。


 それまで青春漫画の舞台というと、その読者層を反映してか高校が圧倒的に多かったのですが、この作品ではこの時期としても珍しかった予備校での生活を描いている。時代背景としては、そろそろ世代数の多い団塊ジュニア世代の受験期にかかってきており、受験生の数が多くなり予備校で浪人するということが珍しくなくなってきていたということがあります。4年制の大学数も、少子化といわれている現在では約800校近くあるものが、1990年頃だと約500校と少なかったこともあって、偏差値や競争率が急激に上昇した時期でした。この漫画の連載時期にあたる1987~90年頃はバブル期にあたっており、社会に余裕ができたこともあってか予備校生のイメージも、それまではキテレツ大百科の勉三さんみたいなものから少しずつ変わってきていたのだと思います。


 そのような時代背景もあってか冬物語はスマッシュヒットを飛ばし、全7巻が刊行されて第33回小学館漫画賞を受賞している。


 物語は、主人公の森川光は偏差値が最低レベルといわれる大学まで全て不合格となり、専修大学に合格した彼女とも別れて浪人生になる。予備校の受付で出会った雨宮しおりに一目惚れをし、彼女と同じコースを選択することを決める。だがそこは、東大専科コースだった…。出だしこそ漫画的ですが2巻からは私立文系コースに進路を変更し、もう一人のヒロイン倉橋奈緒子が登場してきます。勉強そっちのけで女の子の顔色を伺う優柔不断な生活がたたってか、第一志望だった日東駒専レベルの大学はすべて落ちてしまい、現役のときに落ちた偏差値が最低レベルといわれる八千代商科大になんとか合格する。それでもあきらめきれない光は、大学を休学し仮面浪人を決断するが…。


 バブル期ということもあってか、予備校での勉強シーンが多いのは2巻ぐらいまでで、喫茶店でしゃべったり、飲みに行ったり、旅行に行くなど遊んでいるシーンが多くなってくる。服装もそれまでの浪人生というイメージからは遠く、かなりファッショナブルな格好をしている。人気が出たためか大学に入った後も物語は続き、必ずしも浪人生の物語ではなくなったという事情もあるでしょうが、意外に今でいうリア充な話になっています。また主人公は、ひたすら偏差値や知名度で大学を決めており、何学部かだとか、何を学びに行くのかといったことは、すっぽりと抜け落ちている。ただ、これはこの時期の文系の学生としてはそれほどおかしなことでもなく、わりとそんなものでした。


 個人的には、浪人していた時期に読んでいて、あの頃の予備校独特の空気感とかが上手く表現されている2巻ぐらいまでしか読んでいなかった。


 奈緒子という可愛い子に熱心にかまってもらい、いくらおしゃれなお店や飲み屋に立ち寄る生活であっても、予備校という場所、身分は一時的なものであり、常にリミットは迫って来る。また大学生のようにバイトできるわけでもないし、金もなく自由な生活でもない。そのような限られた時間の刹那が物語の主題だったのかなという気もします。


 1989年に東宝で映画化され公開された。当時上映は、同じ小学館のビックコミックスピリッツで連載されていて浅香唯さんの主演で映画化されたYAWARA!。残念ながら、どちらもDVD化されてない。


 監督は、佐賀のがばいばあちゃんの倉内均さん、主演はパンツの穴の山本陽一さん、水野真紀さん、ビーバップで人気の出た宮崎萬純さん。公開当時、映画館に見に行ってYAWARA!を途中まで見たところで寝てしまった。唯一記憶に残っているのは、YAWARA!に仲本工事さんが出演していたことで、全員集合が終わってからも活躍されているのを見て良かったと思ったこと。


 どのような内容だったのかはまったく覚えていませんが、原作のイメージや雰囲気は良く出ていると思います。


 個人的な思い出としては、予備校の寮に入って浪人生活をしていた頃にこの漫画を読んでいた。門限が20時で消灯が0時など、入ったばかりの頃にはカレンダーに丸をつけてこの生活が早く終わればいいのにと考える日々だった。ただ少しずつ予備校での生活にも慣れていき、同じ高校の同級生も何人かいたことから、夜中に誰かの部屋に集まって遅くまでしゃべったり、門限後も塀を越えて寮を抜け出しラーメンを食べに行ったり、オールナイトの映画を見に行ったりするようになった。予備校は高校とは異なり、大教室で選択した講義を受けるという形式なので、朝入り口で出席のタイムカードを読み込ませれば後は出席は取らず、自習室に行こうがさぼって街に行こうが自由になる部分もあった。慣れてくるにつれて開店前のパチンコ屋に並んでおっさんと席取をしてみたり、代ゼミに行った友達とボーリング場で待ち合わせをしてゲームをしてみたりと、予備校生なりに楽しい生活となった。ただ基本的に金はないし、田舎者ということもあって、この頃流行っていたディスコなどに行ったことはなかった。街中をあちこちウインドウショッピングして大型の書店で立ち読みをし、お気に入りの漫画を買い帰って寮で読むというだけで満足していた。


 もちろんそんな自由な生活も大学生ではないため、長く続くものではなく、あくまでも一時の場でしかなかった。夏期講習が終わり模試の結果なども出てくるとあせりも見え始め、受験が近づくにつれてからは、寮の部屋にこもって朝から夜中まで勉強をするという生活に切り替えた。1月の終わり頃には予備校での講義もなくなり、寮を出なければならない時期も近くなって、まだその時点では合格発表も出ていないため、どこにも行くところがなかったらどうしようという現実を見つめる羽目になった。同時に、この楽しかった時間もいつかは終わってしまう、ずっと過ごせるわけではないのだと、感傷的な気持ちになった。その予備校は、今はもう取り壊されてありません。少子化や大学全入時代を迎えて、代ゼミが全国27校を7校に縮小するという、この頃が嘘みたいな時代になっています。大学も社会人や留学生に門戸を開くなど生き残りに懸命で、もうこのような予備校にスポットがあたる時代はないのでしょう。


 この作品は、そんなバブル期特有のふわふわとした空気感、若さゆえどこで何をしても新鮮で楽しいという期待感、まぶしさ、高校生でもなく大学生でもないという予備校生特有の焦燥感、所在感のなさなど、いろいろなものが混ざり合っている作品だと思います。あの頃に受験生だった人、予備校での生活を経験した人には、今読んでもなかなか楽しめる作品になっているよう思います。



参考:冬物語/原秀則・小学館、Wiki 冬物語(漫画)、原秀則、倉内均の項、各種偏差値データ、DVDで見れない傑作映画、幻の黄金時代 昭和50年代 80年代、バブルの時代 バブル経済
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散財日記 in 昭和カルチャーズ ど根性ガエル DVDブック

2016-07-16 01:13:29 | 散財日記・雑記

 ということで、散財日記。前回より一週間ほどしか経過していませんので小ネタ。溜めてからまとめてやると、作るのも結構大変なので、なるべく小出しにしていきます。

昭和カルチャーズ ど根性ガエル DVDブック(角川SSCムック)・(古本/KADOKAWA/角川マガジンズ) 900円

 こちらは、KADOKAWA書店より2015年に発売された昭和カルチャーズ ど根性ガエル DVDブック。この昭和カルチャーズ シリーズは、現時点までに天才バカボン feat.ウナギイヌ 、侍ジャイアンツの3冊が発売されています。DVDと書籍をひとつにした、いわゆるDVDブックですね。書店に行くとトムとジェリーとか、ディズニーものとか良く見かけます。


 なぜこれを買ったかというと、1,000円ほどという手頃な価格で、ど根性ガエル8作品が見れるということで、そのお手軽さにひかれたため。DVD-BOXとかだと、30,000円~ほどしますので、そこまで出すのは躊躇するけれど、1,000円くらいのムック形式であれば、ちょっと懐かしさを感じるには丁度いいと思います。DVD-BOXとか買っても、時間が取れないため結局見ないですし。


 DVDブックとはいっても、ムックの方は18ページほどしかなく、あくまでDVDがメインの作り。DVDの解説がちょっと詳しく、豪華になったものと考えれば良いでしょうか。


 古本扱いですが、DVD未開封。書店に並べられて、返品されたものかもしれません。ど根性ガエルは、週刊少年ジャンプ誌に1970年から1976年にかけて連載され、アニメ版は1972年と1981年には新・ど根性ガエルとして、2度アニメ化されている。72年度版の全206話の中から8本を収録。他にテレビのオープニング2本とエンディング、ど根性ガエル音頭が収録されている。


 記念すべき第一話から、ゴリライモ、五郎、京子ちゃん、ヨシコ先生、梅さん、町田先生など、それぞれのキャラクターが活躍した印象的な話がピックアップされている。


 2015年には、松山ケンイチさん主演でテレビドラマ化もされました。このムック本は、ど根性ガエル45周年の記念の時にそれに合わせて発売されたもののひとつだと思います。


 薄い本ですが、キャラクターの設定画や原作版との比較なども収録されている。ひろしのかあちゃんの推定年齢は意外なことに34歳。教師生活25年の町田先生でも40代後半くらいになる。30代のかあちゃんの仕事が内職というところに時代を感じる。


 多分、このムック本の一番の売りと思われる、原作者の吉沢やすみ先生のインタビューも収録。先生の娘さんである大月悠祐子さんの手による、大ヒットの裏側を描いたど根性ガエルの娘なども話題になっていますから、連載開始時から何度目かのど根性ガエルのリバイバルの時期なのかも知れません。


 個人的には、72年度版は夕方の再放送で見た記憶がある。ひろしの食べる朝食のめざしが美味そうに見えて、めざしの朝食が食べたかった。とんねるずが主題歌を歌った新・ど根性ガエルの方は、リアルタイムで見ていて、こちらの方はちょっと印象が薄いでしょうか。ということで、書店の店頭にもまだ置いてあると思いますので、ど根性ガエルに思い出のある方にはなかなかのお勧め。


ピクセル・(新品/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント) 1,000円

 前回、到着が遅れてバビル2世と入れ替わってたのは、こちら。こちらをメインにしようかと思っていた。ピクセルは、2015年9月に公開されたアメリカ映画。2016年の2月にDVD&ブルーレイが発売されていましたが、2016年の7月に半年もたたない内に廉価版が発売されたので、早速購入してみた。


 物語は、1982年にNASAが宇宙に送ったメッセージには82年の全米のゲーム大会の記録が収められていた。2015年に突然、そのメッセージに収められていたゲームキャラを再現した宇宙人が地球に来襲してくる。ゲームに興味のない方には、何がなんだかというストーリーですが、ここを見に来られる人はすでに視聴された方も多いかと思います。元ネタは、2010年に映像作家のパトリック・ジャン氏が作った2分半ほどの短編映像が原作。古いテレビから登場したゲームキャラが町へと襲来し、やがて世界をゲームのようなキューブ状のドットで作られた世界へと変えてしまう。


 その2分半ほどの短い映像作品をハリウッドが約100億という費用をかけて、本気で作り上げたのがこの作品。パックマンやドンキーコングなど往年の名作ゲームのキャラが立体化し実像となって町を破壊していく。


 ゲーム好きの間ではとても話題となり、期待されていた作品。ただし作品の評価はすごく分かれてしまった模様。宇宙人がゲームキャラになって地球を侵略してくるという無茶苦茶な設定、それを迎え撃つのは、今はただのオタクなおっさんとなってしまった80年代のゲームチャンピオンたち。それを可能にするために、主人公の友人が大統領というかなりご都合主義の設定などが、評価の分かれるところなのだと思います。


 個人的には、ドンキーコングやパックマンが実体化して街で暴れまわるという設定だけで星5つを付けてしまいたいほど楽しい作品だった。この82年ごろの作品を知っているかどうか、思い入れがあるかどうかで、評価が変わってくる映画だと思います。ということで、こちらはまた詳しくネタとして紹介します。


OLD GAMERS HISTORY Vol.5 アクションゲーム黎明期編・(新品/メディア・パル) 1,200円

 OLD GAMERS HISTORY Vol.5 アクションゲーム黎明期編は、メディア・パルより2014年に発売されたレトロゲーム関連本。レトロゲームについてまとめたOLD GAMERS HISTORYシリーズのアクションゲーム編。1972年から1986年に登場したアクションゲームが収められています。ピクセルを買うついでに、その資料としてということで購入。


 アクションゲームに関しては、Vol.5 アクションゲーム黎明期編、Vol.6 アクションゲーム黄金期編、Vol.7 アクションゲーム戦国時代編と3冊に分冊して取り上げられている。元々このシリーズ、2005年のOLD GAMERS白書というところから始まっており、2010年のARCADE GAMERS白書で高井商会を取材した成果が生かされたのか、このVol.5 アクションゲーム黎明期編では貴重な筐体の写真が表紙を彩っている。


 OLD GAMERS白書の頃は、ファミコン、PC-エンジン、メガドライブなどのゲームを並べて紹介しただけのわりとライトな作りだったのだが、このシリーズ段々と本気度が上がっているように思う。


 ライトなゲームの歴史本だと、せいぜいブロック崩しやサーカス、へたするとスペースインベーダーから始まってしまうものも多い中、ちゃんとATARIのPONGから掲載されている。日本だとインベーダーゲームのヒットからビデオゲームが始まったかのような印象も持ってしまいがちですが、そこに至るまでにも数多くのゲームが発表されていた。これらの古いゲーム機は、80年代以降ビデオゲームが主流となってからもエレメカなどと一緒にデパートの屋上やゲームコーナーの片隅に置かれており、この時点でもまだ遊ぶことが出来た。


 OLD GAMERS HISTORY Vol.3のRPG編では、ちゃんとパソコンのRPGゲームから取り上げられていたことに驚いたが、このアクションゲーム編でもその本気度は生きている。


 もちろんドンキーコングやパックマン、クレージークライマーなどの有名どころは、しっかりと押さえられている。72年から86年までなので、スーパーマリオもナムコの黄金期のゲームも収録されている。その上で、セガのトランキライザーガンやSNKのファンタジー、アルファ電子のJump Bugなど、かゆいところにも手が届く作りになっている。


 それだけでなく、ATRI2600やぴゅう太、カセットビジョン、MSXなどアーケードやファミコン以外のゲーム機からも入れられている。ただあまりにも風呂敷を広げすぎたのか、これらのゲーム機からは1~2本程度と少なめ。書籍の半分くらいまでいったところで、やっとファミコンのゲームが登場するというなかなかマニアックな構成になっている。


 それらのゲームを搭載していたゲーム機の紹介やテレビゲームの成り立ちなども入れられている。


 ただ、風呂敷を広げすぎたのか、どういう基準で取捨選択をしているのかという問題はあります。3冊に分冊されているとはいえ、ファミコンのアクションゲームだけでも紙面が埋まってしまうほどの量があると思われますので、あれが入ってない、これが入ってないという不満は残る。それでも、近年発売された1,000円程度のゲーム本としては、異例の本気度を誇るシリーズだと思います。こちらも、もう少し詳しく調べてネタとして紹介します。
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