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グーニーズ・ハワード ザ ダック~暗黒魔王の陰謀・(85・86/米)

2007-07-04 23:59:48 | 映画・DVD・CD

 グーニーズハワード・ザ・ダック~暗黒魔王の陰謀は、80年代に公開された特撮映画です。共通項としては、どちらも子供向けであること、スピルバーグ&ルーカスという80年代を代表する監督が製作を担当した作品ということ。それにどちらも、“いかにも80年代という感じのする作品”という部分も共通していると思います。
 

 グーニーズ(原題:The Goonies)は、1985年に製作されたアメリカ映画。製作総指揮はスピルバーグ、監督はスーパーマン、リーサル・ウエポンのリチャード・ドナー。主題歌はシンディ・ローパーが歌っておりThe Goonies "R" Good Enough(グーニーズはグッドイナフ)、こちらも大ヒットしました。スピルバーグは、この前年にインディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(84)を発表しており、そちらで表現し切れなかったこと(やり残したこと)を、こちらであらためてやり直したような、子供版のインディ・ジョーンズといった趣の作品になっていました。また大人になったピーターパンを描いたフック(Hook.1991年)にも、同様の雰囲気を感じることが出来るように思います。


 物語は、町の悪ガキ『グーニーズ』の一員である主人公マイキーが、たまたま伝説の海賊ウィリーの宝の地図を発見。グーニーズにマイキーの兄とその恋人を加えた7人は、ギャング団・フラッテリー一家の追跡を避けながら大冒険を繰り広げることになる・・というもの。


 子供たちが、洞窟内に仕掛けられた様々な海賊の罠を解いてインディばりの活躍をみせながら、最後には洞窟内に残された海賊船上でギャング団と対決をする、という夢のある話になっています。当時は、わりと楽しい作品だと思ってみましたが、今見ると遊園地のアトラクションそのものといった感じですね。この当時のスピルバーグは、大人の作品が撮れない作家などと言われてました。今の時点より見ると、それはある意味スピルバーグの最も良い部分(持ち味)であったようにも思えます。この作品は、そのスピルバーグの趣味が全開になった作品だとも言えるでしょう。またコナミよりFCとMSX用にゲーム化もされており、個人的にはMSX版グーニーズの音楽を聞くと、当時を思い出して非常に懐かしい気分になったりします。 グーニーズ - goo 映画 


 ハワード・ザ・ダック~暗黒魔王の陰謀(原題:Howard the Duck)は、1986年に製作されたアメリカのSF映画。製作・総指揮はジョージ・ルーカスで、当時アメリカで人気のあった漫画(アメコミ)を映画化したもの。この映画、興行的にコケてしまったことでも有名でルーカスの最大の失敗作などとも言われています。


 映画批評的にもさっぱりで、最低の映画を選ぶゴールデンラズベリー賞で4部門を受賞しています。主演は当時人気だったリー・トンプソン。無名時代のティム・ロビンスも出演していて、今となってはここがこの映画の見所になるのかもしれません。ただし可愛くてコミカルな(子供向けの)キャラに対して寛容な日本では、興行成績はそれほど悪くはなかったとか。


 物語は、ある時アヒルが文明を持つ星より、アヒル型の宇宙人“ハワード”が地球に飛ばされてしまう。ハワードは、ふとしたきっかけで知り合ったビヴァリー(リー・トンプンン)とともに、元の星へと戻る方法を模索することになる。実はハワードを地球に呼び込んだのは、ジェニングス博士の実験のせいであった。しかし博士の実験により、宇宙に棲む暗黒魔王も地球へとやって来ていた・・。ということで、漫画が原作ですから、厳密なSF的設定や考証があるわけでもない娯楽映画ですね。一言でいってしまうと、ストーリーが盛り上がりに欠けて、あまり面白くないといった感じでしょうか。それでもハワードや暗黒魔王など、奇妙なクリーチャーは多数登場しますので、週末の夜に子供と一緒にTVで見る分にはそれほど悪くはないと思います。


 個人的には、ゴールデン洋画劇場で見たような記憶があって、ゴールデン洋画劇場的な(週末の夜の)イメージの強い映画ですね。そういう見方をするならば、一般的に言われるほどひどい映画でもなく、むしろ賑やかで楽しい実に80年代的な娯楽作品だったと思います。ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀 - goo 映画


 この頃の80年代の映画は、特撮や特殊メイクのクリーチャーを見せることに重点がおかれていて、ストーリーはわりとおざなりなものが多かったような気がします。CGが当たり前となった今となっては、特撮が見たくて映画をみるという感覚はなくなりましたが、この頃までは見たこともないようなすごい映像(特撮)が見たくて、映画館に足を運んでいるような部分もありました。




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