『モーラー』とは、増田屋コーポレーションが1970年代に発売した子供向けの玩具。ちょっと小ネタになりますが、これを紹介して見ます。
このおもちゃ、しくみなどはごく簡単で、テグスを先端に結び付けた(手芸などに使う)モールに目玉をつけたものです。テグスを引くことで、まるで生きているように操れるというおもちゃです。しかしこれが発売された時には、TVCMも打たれ実演販売なども行われて爆発的なヒット(初年度200万個)を飛ばしたようです。今から見てもなにが面白いのかよくわかりませんが、これは日本だけでなく世界的にヒットした商品だったようです。Wikiによれば、オーストリアの24才の青年が特許をとって路上などで実演販売をしたものが、これのオリジナルだったようです。ミュンヘンオリンピックの会場で実演販売をして10万個、それがアメリカのバイヤーの目にとまり商品として販売されて500万個、ドイツ、フランス、英国など世界中で知られているおもちゃなんだそうです。
日本では、ラジコンやブリキの玩具で有名な増田屋コーポレーション(マスダヤ)が販売。日本でも大ヒットとなったようです。オリジナルだけではなく、パチ物や果てはガチャガチャにまで登場するほどの人気だったみたいです。そういえば、この頃ってスライムだとか、伸びる人形だとか、ちょっと意味不明のおもちゃが流行っていました。あれはなんだったんでしょうね。駄菓子屋にあるクジとか、駄玩具、ポケットメイトのパチ物の野球ゲーム、アスレスチックゲーム、20円のコスモス(77年~88年)のガチャガチャなど、なんだかよくわからないものに、子供はより好奇心をひかれるのでしょうか。それにしても、モーラーは日本に限ったことではないですから、芋虫みたいなものがひょこひょこ動くさまは、(昆虫を捕食していた太古の記憶みたいな)人間共通の深いところに引っかかるのかもしれません(ちょっと大げさですか)。
ちなみにこれはパチ物でもなんでもなく、増田屋コーポレーションより現在も発売されている正規品です。※オリジナルの当時物はパッケージが違ってました。ガチャガチャに入っていたパチ物は、残念ながら画像が見つからず。現在では、これ以外にも電池でボールを追いかけて動く『じゃれっこモーラー』(猫などを遊ばせる玩具)や、お風呂で遊ぶための『すいちゅうモーラー』(水中モーターの駄洒落)などのシリーズがあるようです。
参考:Wiki モーラー、増田屋コーポレーションの項、増田屋コーポレーションのサイト
このオモチャ、なつかしいですねえ。
その昔、狂ったように遊んだことあります。
たしか、あれは小学生のころだったかなあ・・・
(年がバレますね)
TV CMが衝撃的で、ほんと、
どういう仕組みなのかが気になり、
親にねだって買ってもらいました。
そのころから「ドライバーが友達」な
機会好きでした(笑)
でも、
手に入れてみると、
分解の必要は全くなかった(笑)
そういえば自分が買ったのは亜流品だったかも。
新品なのに、パッケージが無くて、
ハダカで売っていたように
記憶してます。
「スライム」も よく遊びましたねえ。
ご存知かもしれませんが、
実は ホウ砂と洗濯ノリ(PVA)を
使用しての自作も可能なんです。
試したことはありませんが(爆)
今後の楽しい記事にも期待しています!
それにしても増田屋が発売してたとは・・・。
全然知りませんでしたよ。
>retrogamerさん
裸で売っていたのは『つちのこ』という奴かも知れま
せん。『スライム』は、自分で買ったかどうか、記憶
が定かではありませんが、ガチャガチャで手に入れま
した。これはしばらくすると色が変色(茶)して、サラ
サラになってしまった記憶があります。バッタ物だから
製造方法がいいかげんだったのかもです。ただこの玩具
で遊んでいたおかげで、ドルアーガやハイドライドに
スライムが登場しても違和感なかったですよね。
>rath_7さん
増田屋は、ハナヤマと同じく流行やキャラクターに左右
されないいい玩具メーカーですね。WikiによればFC流行
時にも、冷静で距離をとっていたのだとか。HPのライン
ナップが渋すぎで、利益出ているのかと心配になったり。
また増田屋の電子ゲームといえば、PLAY&TIMEでした。
「バッタ物」まさに、80年代の響きですね(笑)
このころは 世に、モドキ商品があふれ
かえっていて、バッタ物が近年まで「本家」と
思っていた
商品も多数(笑)
当時は田舎の小学生だった私。 なぜか、
学校帰りに、怪しげな おじさんが
いろいろな路上パフォーマンスをしていて、
そこで、そういう いかにも子供が欲しそうな
不思議なオモチャを何回か買ったのを
思い出しました。
そのオモチャはすぐに壊れ、壊れたころには、
そのおじさんも行方不明だったのは、もはや定番。
ちなみに、そこでも
スライムもどきが売っていました。
でも、
私の買ったスライムは、緑のバケツ型ケース
に入っていたので、たぶん本家。
スライムと同時期に 気に入っていた玩具は、
スプリング(けっこう細い 何層にもなっている)
が階段などを しゃくとり虫のように降りて
いったりするオモチャ。
ピエロとかがもっていそうなスプリング。
(なかなか文章では表現しずらい)
最後は、引っ張りすぎてバネがダメになって
捨ててしまいました。
どういう名前だったか忘れてしまいましたが、
TV-CMもよくみかけましたし、
かなり有名なオモチャだったと思います。
もし、現存すれば ひさしぶりに遊びたいなあ
と思う今日この頃です。
子供相手に実演販売すれば、子供はころっと
だまされて欲しくなっちゃうんですね。
今から思えばまさに『子供だまし』でした。
しかし今だったらすぐ通報されて、ああいう
のは許されないでしょうね。ある意味、昔は
おおらかだったのでしょう。
階段を降りるバネは『スリンキー』(トムボーイ)
というようです。
http://digimoba.com/products/srinke/srinke.html
笑い袋やスライムなども現在でも売ってますので、
ザラスなども時々要チェックだと思います。
そう。まさにそれです!!!!
名前が分からなかったので、調べようもなくて
助かりました。
情報を頂き、ありがとうございました。
さっそくリンク先で購入・・・
を考えてみました(笑)
リンク先の情報によると
現在でもこの動きが物理的に証明
されていないとのこと。
その事実に驚くとともに、
このまま謎のままのほうが
「ロマン」が残って
良いような気もします(^_^)。
「偶然の産物」とは いつでも
おもしろいものですね。