先日、夏休みの消化で平日休みを取りました。
たまたま妻と休みを重ねることが出来たので、一緒に出かけてきました。
行き先は妻が「秋バラが咲いているかも」というため、兵庫県宝塚市にある宝塚ガーデンフィールズというところに決定。
うちから60kmくらいしか離れていませんし、ほとんど高速道路だけで行けてしまうため、所要時間は1時間弱です。
ここには英国風の庭園があります。
そしてたまたまだったのですが、
入場無料の日でした。
これはやはりうれしいですね。
宝塚の街中にあるのですが、一歩中に入るとそこには英国風かつ野性味のある庭園があります。
これがちょっと不思議な気分でいい感じ。
上を見上げると、
高いビルがそびえているんですよね。
平日の昼頃でしたが、結構お客さんはたくさん入っていました。
やはり無料の日だったからかな。
こちらのブログ記事で、先日拝見したばかりですが。
肝心のバラも多くはありませんでしたが、いくつか咲いていました。
妻と春頃にきたらすごくキレイだろうねと話していたのですが、残念ながらここは今年の12月で閉園されてしまうとのこと。
やはり存続できるほどには、お客さんがないということなのでしょうか。
なかなかいい雰囲気のところだけに、少し残念ですね。
庭を見た後に、ここの隣に面白そうな場所があるので、そちらにも寄ってみました。
そこへの移動中に見たNAロードスター。
純正っぽいけど、初めて見たカラーですね。
さて話を戻して、件の施設の入り口はこんな感じになっています。
火の鳥がいます。
そう、ここは、
宝塚市立手塚治虫記念館というところなんです。
手塚氏は大阪府豊中市で生まれ、5歳時からこの宝塚市で暮らしたそうです。
ここ宝塚は氏の故郷なんですね。
宝塚市育ち→宝塚歌劇団→リボンの騎士誕生。
なるほど。
エントランスに、手塚漫画に登場する有名キャラクターの手形足形がありました。
これ、アセチレンランプという名前だったんですね。
こちらもハムエッグっていうのか。
どちらも、多くの手塚漫画に悪役系で出てきますよね。
こういう共通するキャラクターが、作品の枠を超えて登場するというパターンを考案したのは手塚氏だったそうです。
館の中も手塚キャラクター満載でしたが、メインの常設展示はこちらになります。
氏の生誕から晩年までの漫画家活動が詳細に紹介されています。
これは見入ってしまいますね。
あるカプセルには、こんな古い雑誌が飾ってありました。
古~いビッグコミック。
これは、
創刊号なんです。
この時には既にさいとうたかお氏の作品も載っていたようですが、さすがにゴルゴ13ではなかったですね。
古い手塚作品もいっぱい展示してありました。
私が最初にふれた手塚作品はTVで見た「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」の再放送ですね。
もちろんこのリボンの騎士のアニメも、夕方に何回か再放送されていましたので、結構夢中になってみていました。
好きだったなあ。
火の鳥も中学校の図書室に揃っていたので全部読みました。
リアルタイムで雑誌連載していたのを初めて読んだのはこれでしたね。
小学校の頃、釣りキチ三平目当てで手に取っていた週刊少年マガジンに載っていたのを読みました。
1970年代ですね。
当時は少年チャンピオンではブラックジャックをやっていたのかな。
氏はピーク時には、同時に13本も連載を抱えていたそうです。
今の漫画に要求されるものとは、書き込み密度の水準が違いますから単純に比較できないですが、それでも信じられない仕事量ですね。
妻も私もとにかく夢中で見て回りました。
そんなに大きな施設ではありませんが、漫画を読む人ならかなり楽しめると思います。
常設展以外の特別企画でやっていたのは、なぜかマクロス。
超時空要塞マクロスは、高校生の頃に第一作を日曜午後2時という変な時間帯に放送していてそれを見たきりでしたが、随分とたくさん続編が作られたんですね。
これはこれで見ていて楽しかったです。
ここは入場700円、JAF割引で630円でしたが、実に見応えがありました。
たまたまガーデンフィールズの隣にあるのに気づいて入ったのですが、思わぬラッキーでした。
秋晴れでひんやりした空気も気持ちいい日でした。
今年の124冊目です。
大崎梢氏作「平台がおまちかね」
「作り手と売り場を結ぶ糸をたくさん鞄に詰め込んで、出版社の新人営業、井辻智紀は今日も本のひしめくフロアへと向かう。―でも、自社本をたくさん売ってくれた書店を訪ねたら何故か冷たくあしらわれ、文学賞の贈呈式では受賞者が会場に現れない!?他社の先輩営業マンたちにいじられつつも、波瀾万丈の日々を奮闘する井辻君の、こころがほっとあたたまるミステリ短編集第一弾。」
非常に珍しい、出版社の営業職を主人公とした小説。
その日常や仕事ぶりについて知るだけでも価値ありと思います。
本屋さんは私にとって大好きな場所ベストスリーに入れられる場所ですが、こういう営業さんが出入りしていることは知りませんでした。
今後、ちょっと注意して見てみようかな。