クルマとバイクと読書の雑記

他のブログサービスから引っ越してきました。
クルマとバイク、ミステリーやライトノベルなどを楽しむ日常を綴るブログです。

読書の覚書、8月は・・・

2009-08-31 20:25:14 | 読書ネタ

何をよんだか記録するようになったら少しはペースが以前に戻るだろうかという目論見もありました。

8月に読んだものを整理すると、

8

早速効果があったのか、そこそこ読んでいたようです。

7作品読んでいました。

上下巻のものが2作ありますから、9冊読んだことになりますね。

ちょっと未読本が減りました。

やはりどんなことでも客観的な視点を持つことって大切ですね(^-^ )

8月に読んだものの中で一番圧巻だったのはこれでしょうか。

44

タイトルは「チャイルド44」。

一応ジャンルはミステリーですね。

内容は子供ばかり何十人も殺した犯人を追跡するというものです。

珍しいのはその舞台。

作者はイギリス人ですが、スターリン体制下のソヴィエト連邦の話なんです。

旧ソ連にはアンドレイ・チカチーロという実在の女子供を殺した犯罪者がいます。

15年ほど前にこの殺人者について書かれた「子供たちは森に消えた」というドキュメンタリーを読みましたが、「チャイルド44」は明らかにこの事件をベースにしているようです。

私が何に衝撃を受けたかというと、それはとにかく全体に表現されているスターリン体制下のソ連全体の空気の重さにです。

主人公は国家保安省(後のKGB)の捜査官なのですが、共産主義体制を維持するためにそれに対する不穏分子を排除することがその主な仕事になっています。

その方法がとにかく恐ろしい。

たとえばとある獣医がアメリカ大使館の人間の飼い犬の治療をしたとします(全くもって単なる仕事で)。

それを見た誰かが「彼はアメリカ人と接触した」と噂をします。

それが国家保安省の耳に入り聞き込みに来ます。

その時点で噂をした人は「彼は怪しくない」と言うか「彼は西側のスパイかもしれない」と言うかの決断を迫られます。

前者を選ぶと「こいつはスパイをかばった」ということになり、後者だと不穏分子を国家に通報した功労者になります。

つまり噂が国家保安省の耳に入った時点で獣医は不穏分子決定で噂をした人は密告者になるしか生き延びる選択はなくなります。

いったん逮捕されたら何が何でも「自白」させられ、その後はあっさり処刑されます。

ちなみに件の獣医は雰囲気を察して逃亡しますが捕まりますし、その途中で小屋を使った家の家族は幼い姉妹とその両親なのですが、追跡してきた国家保安省の人間に両親は捜査官の独断で家の庭先であっさり銃殺され、幼い姉妹も主人公に救われますが銃殺される一歩手前でした。

物語の犯人は44人の子供を殺していますが、「理想的な共産社会には資本主義世界の歪みの現れである犯罪者はいない。犯罪を犯すものは正常ではない、つまり共産社会のメンバーではない」という考え方で、浮浪者や精神遅滞の障害者など「共産主義社会の落伍者」で「適当な」犯人が見つけられ、一応それぞれで解決されてしまっているため、連続殺人自体が見逃されてしまっています。

現実にチカチーロの事件でもこれに近い状態だったようです。

自由と身勝手をはき違え、義務を果たさず権利ばかり主張する人間の問題がクローズアップされる世の中ですが、そういう人間でも普通に存在が許される状況というのはある意味世界の長い歴史の中でようやく達成された、極めて珍しい状況なのかもしれません。

一度しかない人生。

この時代の日本に生きているというのは、実はとても幸せなことかもしれないと思わされました。

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行けるかな?

2009-08-27 18:26:00 | ロードスター

昨日の仕事帰りに少しイオンモール京都ハナに立ち寄りました。
行ったついでに目に入ったもの。

Photo

シュークリームを家族のお土産に買いました(^-^ )
たまにこういうものを買って帰るとみんな喜んでくれますね。
妻も子供も夕食のすぐ後に「甘味は別腹」って感じでパクついていました。
家族の喜ぶ顔が見られるのがお父さんの最高の喜び・・・、とか考えていなかったわけではないですが、実は自分が見た瞬間食べたくてたまらなくなって買ったのが正直なところです(笑)

お菓子はついでのことで、ハナに行った目的はコチラ。

Jtb

10月に出張しますので、その宿の手配です。

行き先は千葉県幕張。

昨年も同じく秋に行きました。

前回はロードスターでロングドライブしていくつもりだったのですが出発直前に次男が喘息を起こしてしまったため、急遽新幹線での日帰りに変更したという経緯があります。

今年はそのリベンジとしてなんとかロードスターで行きたいと思っています。

出張そのものは1泊2日で済みます。

ですが、幼い子持ちで共稼ぎ家庭の父親としては滅多にできないソロでのロングドライブの機会ですので、この貴重な機会を生かすため妻の許しを得て1日有給休暇をくっつけて、もう1泊して遠回りする予定にしました。

そのまわる予定の地はコチラ。

Photo_2

これはマンガの本ですが(笑)、タイトルに書かれているところです。

このマンガ、マニアックではありますが40過ぎの同世代にはそれなりにご存じの方がいらっしゃるかと思います。

写真は最近まで連載していた、いわゆる「続編」にあたる「軽井沢シンドローム SPROUT」というものですが、今から20年以上前に「軽井沢シンドローム」という作品がありました。

私が高校から予備校生の頃にビッグコミック・スピリッツで連載されていましたものです。

当時のスピリッツの看板連載は高橋留美子氏の「めぞん一刻」だったかな。

他に有名どころでは「美味しんぼ」や「YAWARA」の連載が始まった頃と被ってるかも(古い話ですいません)

ちなみに「SPROUT」は「シンドローム」の登場人物達の子供世代の話ですね。

当時原付を乗り回し、車や自動二輪にあこがれていた私は、車やバイクが結構出てくるこの作品がお気に入りでした。

旧作にはS110やS12のシルビア、DR30スカイラインのRSターボ、S130Z、ルノー・サンクにロータス・ヨーロッパ、バイクではハーレーやカタナ(時代だなあ・・・)。

「SPROUT」ではBNR34GT-RやRX-3、RX-8、S13シルビア、フェアレディのZ32にZ33、ゼファー、ハーレー、ドウカティMHレプリカなんかが出てきていました。

きっと作者がスポーティな乗り物(特に日産系?)がお好きなんでしょうね。

加えて作品中に描かれている風景を見て、「軽井沢って実際はどんなとこ?」と舞台に対する興味を抱いておりました。

特にこの作品は下の写真のように、

Photo_3

シーンが変わるたびにコマの外にその描かれている土地の名称がきっちり書かれています。

ということで頭の中ではかなりの軽井沢の地名がお馴染みになってしまいました。

元々、本で読んだ土地を実際に訪れるのが大好きなタイプですので、いつか一度は行ってみたいと思いつつ、年月を随分重ねてしまったわけですが。

ロードスター乗りとしては軽井沢ミーティングに参加するのが正統派の訪れ方なんでしょうけど、なかなかそれだけで仕事を休んで家を空けるのも難しいところです。

ですのでこの機会にちょっとまわってみることにしました(^-^ )

なんとか宿は確保できましたので、あとは昨年の二の舞にならないことを祈るばかりです・・・(笑)

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バイクの点検

2009-08-25 18:15:00 | TMAX

最近暑さがかなり和らいできました。
朝夕などは肌寒さを感じるくらいです。

先日の23日、日曜日の朝のこと。
前日の夏祭りの疲れか、いつも5時前に目が覚めるのが6時起きになってしまいました。
ちらっと外に出ると朝日と冷たい空気があまりに気持ちよかったので、この貴重な時間を有効にと考え、犬にはちょっと散歩を我慢してもらうことにしてロードスターに乗り込みました。

Photo

真夏の昼間には暑くて屋根なんて開けてられませんが、こんな時は当然オープンです。

朝の一瞬だけのドライブのつもりでしたので、そんなに遠くには行けません。

今回は嵐山に行ってみることにしました。

Photo_2

朝6時半頃の渡月橋。

さすがに早朝散歩をされている観光客の方がそれなりにいらっしゃいましたが、日中と比べるとガラガラでした。

Photo_3

日曜の昼間だったらこんなところに車を止めてのんびり写真を撮ったり出来ないでしょうねえ。

そう考えるとなかなか楽しい気分になりました(^-^ )

その後は帰宅し犬の散歩へ。

家族と朝食を済ませて一段落したあと、長男をアドレスV125に乗っけてバイク屋さんに向かいました。

18日から預けているTMAXの受け取りのためです。

Photo_4

ちょうど1年前の8月に納車でしたので、12ヶ月点検に出していました。

今まで付き合いのあったバイク屋さんでは特に6ヶ月や12ヶ月の点検はやっているけどすすめられませんでしたが、このお店からは点検時期を知らせるダイレクトメールが届きます。

今までバイクでそこまで見てもらう習慣はなかったのですが、実際のところ毎日通勤で五条通や国道1号線など交通が激しいところの通勤に使っているバイク。

トラブルがあったら命取りです。

このお店の点検は預けると時間をかけてきっちり見てくれます。

それなりにお金はかかりますが、私や家族の命を預けるバイクですから点検時期にはきっちり見てもらうようにしています。

TMAXは納車1年で9000km走りましたが、異常箇所はありませんでした。

ただ4月時点でグリップヒーターが機能しなくなっていたのに気づいていましたので、そのチェックをお願いしていました。

ヒューズが切れたくらいと予想していたのですがもっと大きな障害だったらしく、保証期間内ということもあって新品に換えてもらえました。

それはありがたいのですがなぜダメになったかはわからず。

新しいのが真冬に同じ故障をしたらイヤですね・・・。

TMAXを受け取り、代わりにアドレスV125を6ヶ月点検に置いてかえりました。

こちらも特に異常なく、この日の夕方にあがりました。

今度はバイクを回収するだけですのでバスに乗ってバイク屋に行きます。

いつもは妻に車で送ってもらうのですが、次男とともに微熱を出していましたので自宅安静のためです。

バスとバイクに乗りたくてたまらない長男がお供してくれます(笑)

Photo_5

普段は完全に自家用車生活ですので、うちの子達はバス、電車の移動をとても喜びます。

春から小学校に入った長男は乗車賃がかかるようになっています。

それがうれしいのか、ニコニコしながら料金箱に入れていたのが印象的でしたね(^-^ )

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夏祭り

2009-08-22 22:06:16 | 小ネタ

今日は住んでいる町の自治会の夏祭りでした。
その自治会は更に区、班とグループ分けされているのですが、本年度はその班長にあたっていますので、お祭りは主催者側で参加です。
前回主催者側をしたのは長男が0歳の時でしたから6年ぶりです。

皆さん何らかの担当の出し物に役割が与えられます。
前回は福引き担当でした。
本年度は焼きそばになりました。

焼きそばは実は一番ハードといわれているものです。
真夏の日中に熱い鉄板の前で長時間ソバを焼き続けるのは相当きついという話でした。
どうしてこの係に当たったかといいますと、役割分担を決める集会の時、日曜日でたまたま私が休日出勤だったため、妻に代理出席を頼みました。
その時、「焼きそばはかなり体力的にきつい仕事なので出来れば男性の方にお願いします」という話があって、妻が

「うち、ダンナが参加ですからそれでいいですよ。こき使ってやってください。ホホホホホ」

って言ったかどうかは知りませんが、仕事から帰って何に当たったか聞くと、

「焼きそば頼まれたし、引き受けといた。頑張ってね」

とアッサリ言われてしまいました(笑)

焼きそばは毎年行列が出来る人気商品ですし、確かに焼いている人たちはハードそう。
まあでも露店の焼きそば焼きって興味がありますし、ちょっと楽しみでした(^-^ )

そして本日。

Photo

天候には恵まれてほっとしました。
焼きそば担当は午後3時に集合し、フル稼働で焼き始めます。

Photo_2

ノリのいい人たちで、大汗かいてヒーヒー言いながらも楽しく盛り上がりました。

写真を撮っていると上の写真でポーズしている方から「ブログでもされてるんですか?」って聞かれました。

いきなりでなんかドキドキしちゃって、「えっ、え・・ええ、まあそんなもんです・・・」って挙動不審になってしまいました(笑)
なんか気恥ずかしいものですね。
実際に何もお教えしていないのできっとこの記事は見られないだろうけど・・・。
ブログで知り合った人に会うのは平気ですが、逆に元々オフで知っていた人にブログを見られるのはなんだか恥ずかしい・・・。
不思議なものですね(^-^ )

Photo_3

上の会話の後、件の方は「撮ってあげましょう」って、親切にも私が焼いている写真をわざわざ撮ってくださいました。
これもちょっと恥ずかしかったです。
うれしくもありましたけどね(^-^ )

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ラーメンとカメラバッグ

2009-08-19 21:28:22 | TMAX

和歌山に行く前日の16日、日曜日。
妻と子供達がまだ帰省中で夕方まで帰ってこない予定で、日中一人の時間がたっぷりありました。
特に予定もありませんでしたので昨夜に続いてお昼はどこかラーメンでも行こうと思い、ネットでお店選びをしてTMAXに跨り、フラッと出かけました。

とりあえず行こうと思ったのは京都府宇治田原町にある「新立麺館」というお店です。

バイクで走っていくのにもいい感じの距離ですしね。
行き方としては「R24を奈良に向かって南下し、R307で左折」と憶えておいて走りました。

ところがどうやらついうっかり曲がるポイントを見落としていたらしく、

Photo_3


道端に鹿がいるぞ・・・。

気づいたら奈良県にまで走って来ちゃっていました(笑)

Photo_4

古都奈良です(京都もですが)。

まあ奈良公園にまで来ていたのは意図的ですが、道を見落として奈良県に入ってしまったのはマジボケです・・・。
久しぶりに奈良公園の鹿を見られたので、まあ別にいいんですけどね。
そういえば高校のバス遠足でここに来たとき、ベンチで弁当を広げていたら肩越しに鹿が顔を突っ込んできて弁当を食べられちゃったなあ・・・(笑)

で、肝心の昼食をどうしようと考えました。
奈良県のお店は全然知りませんし、一乗寺にも支店のある有名な「彩華ラーメン」は夕方からですし・・・。

と、しばし悩んでどうせここまで来たのならと更に南下することにしました。

Img_0712

やってきました天理教の町、奈良県天理市。
天理教関係の巨大建造物がいっぱい建っている、なかなか不思議な雰囲気の街並みでした。
じつはこちらには宗教以外に有名な(?)ラーメンチェーンがあります。

Photo_5

その名も「天理スタミナラーメン

あれ?天理ラーメンって憶えてたんですけど、コチラが正式名称だったのか・・・。
関西の人には有名ですよね。
私は10年ほど前に滋賀県の水口店に行ったことがあります。
もちろん本店は初めてです。

メニューです。

Photo_6

もちろん看板の「スタミナラーメン」を注文。
小が普通の1人前で大が1.5人前だそうです。

Photo_7

なんだか具がごった煮って感じです。
10年前に食べたのはもっと違ったような・・・。

スープは豚骨らしいですが独特の味わいです。
ニンニクが効いていて濃厚な味わいでとても美味しい。
豚肉、ニラに白菜が具に入っていますが、スープにとても合っています。
そういえばたまたまですが、この翌日に行くことになった和歌山のRAGUMANのラーメンも白菜が具に入っていましたね。

食べた後は京都に引き返しました。
ところで今回、前に購入したこのコンソールバッグを装着し、中にデジイチを積んで行きました。

Photo_8

これがなかなか便利でした。

Photo_9


こんな感じにバイクに跨ったままバッグを開けてカメラを取り出せるんです。
以前はシート下のメットインに入れていましたから、いざ写真を撮ろうと思うとバイクを止めて降りてメットインを開けて、そらからカメラを取り出してと面倒でした。
このバッグならヘルメットがジェットタイプで見やすいのもあり、バイクに跨ったまま撮ることが出来ちゃいました。

ということで帰りにちょっと思いついて京都駅に向かいました。
行き先はここ。

Photo_10


ビックカメラの京都駅前店です。
ここでこんなのを購入しました。

Photo_11

エツミのクッションボックスです。

これを使ってカメラとレンズをこんな感じで収納。

Ca390334

今後、このコンソールバッグをカメラバッグとして使っていこうと思います。

一麺一甘味ということで、最後にこちらに立ち寄りました。

Photo_12

甘味のお店として結構有名なところ「中村軒」です。
せっかく京都駅に行ったので伊勢丹に入っている「都路里」に行こうと思ったのですが、すごい行列で断念しました。

こちらもさすがに有名店だけあってすごいお客さんですね。
でも町外れにあるおかげで、まだ待とうと思えるレベルです。
実際、5分程度の待ちで入れました。

最近毎年夏場に1回は行っていますが、頼むのは毎回これ。

Photo_13

夏の風物詩ですねえ。
涼しいお座敷で甘味を楽しみながら本を読む。
最高でした(^-^ )

コメント (6)
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