信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

落花生の成長

2016年09月13日 13時56分41秒 | Weblog
今年の春、近所の友人から落花生の種を頂いた。
食べるのは当たり前だが、畑に作るのは初めてである。
しかも通常のサイズより一回りも大きく、ビッグサイズだ。

作り方を説明されたが、注意点は土に埋めてから発芽するまでカラスにほじられないようとのこと。
カラスは頭が良く、落花生は好物で、一度覚えると毎年被害にあうらしい。

春先のことで夏野菜を植えることに気持ちが行き、落花生を植えた場所も忘れていた。
芽が出て来てそうだ・・・と思いだしどうやらカラスにほじられなかったようだ。
枝豆のように茎に豆がぶら下がるのかと思っていたら、全く面白いユニークな成長ぶりだ。

黄色い花が咲き花からひゅーっと長い茎が伸びて来て地面に潜りその茎の先が土中で
落花生になり成長する。









よくよく観察すると白い根っこのような茎が何本も土中目指して伸びている。
掘ってみると白い成長発達中の落花生を発見した。

先日、この時期でまだ収穫にならないのに近所ではもうカラスがやって来て
落花生を掘って食べているという。
被害よけに細かい目の網で覆ってもその上からついばんでぐちゃぐちゃにして
食べられる代物ではなくなったと怒っている。

梨や桃の生産農家はカラスの被害がこの数年どんどん広がり
出荷できない状態までカラスが増えて来ているという。
鳥獣被害は怒りをどこに持って行くこともできない。

麦の季節が終わり、田んぼは今、稲とそばがきれいな景色を作り出している。
土手では曼珠沙華が咲き始めた。







しかし稲刈りが終わると落ち穂を食べに驚くほどのカラスの大群が飛び始めている。
我が家の少しばかりの落花生もどこかからじっとカラスに見張られているような気がしてきた。

雨露

2016年09月13日 12時14分53秒 | Weblog
外は激しい雨が降っている。
昨日までは夕立も期待に反し毎日空振りして乾燥しきった地面に向かい
草取りも体には危うい作業となっていた。

しかし夕方になると日中ひっそりしていた農家の人々はいつの間にか
農道に軽トラが並び、翌日の予報のため野焼きの煙が一斉にたなびいている。

素人の園芸家は暑い最中に黙々と日に照らされながら働き、夕方になり疲弊している。
だが天気予報は的中し、しばしの水まきから解放され、ほっとしている。

外の雨に打たれている草花を見ていたが、種類により雨の露が溜まるものとの差が出ている
ことに気が付いた。
自然の造形の面白さは時間に追われた生活では目にも止まらない事である。



グラジオラスの花



>白蝶草の茎