信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

御柱祭終わる

2010年09月20日 22時45分49秒 | Weblog
4月の雪が降った寒い日に始まった諏訪の御柱が各諏訪郡のそれぞれの地域に散らばって
この9月から10月で地元の神社に立てられ終了する。
この原村は19日に津島神社に2本の御柱が立てられ7年間に1度の大行事は終了した。



 

立派な柱には地元の若い中学、高校の男子が3人登る。将来の若い希望の名誉の役割だが太い何10メートルもある樅の木によじ登り危険な役でもある。

諏訪では死亡事故にもなったほど高い柱にしがみつき、降り落とされないようにする
ので高所恐怖症は到底無理である。


 


御柱を立てるには一日かかりで、プロの手が必要。




建築屋さんが何10人かかりで木に足場を施し、装飾をしてクレーンで穴を掘り、4本のワイヤーで横になっている柱を引き起こし立てて行く作業は3時間近くかかった。


 




 

この役回りは全て男の世界。
何10もの役回りがあるのでユニフオームも異なる。
普段働いている村の男の人たち全員借り出され、この日のために1年を掛けて準備してきた。

地域の人々は目的に向かって1丸になって結束し寝不足を重ね神様のために力を合わせて
神社へ柱を立てて行く。
地方でしか見られないご先祖様から代々引き継がれてきた重要な行事を今年目の前で見られて幸運だった。