信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

一心不乱

2007年05月30日 23時06分51秒 |  日記
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天気予報では午後から雨になりしかも雷の予定。
いつもそういいながら原村では朝から雨が強く降ることが多く
そのため昨夜から今日の予定を考えておいた。
しかし朝起きてみたら、晴れているではないか。
大急ぎで洗濯し、あほ犬の散歩をする。
雨降りが2日も続けば犬たちは退屈するので、今日のうちに死ぬほど疲れさせようと遠出の散歩をした。
よれよれになった犬を連れて帰るが、それでも晴れている。
昨日から大家さんのお庭の植木の剪定に植木職人が入っており、
私の家の傍のもみじの木も、毛虫がつき始めたし、葉っぱが茂って
家の中が暗くなってきたので、枝を切ってもらうことにした。

午後からズームライン沿いに山菜を取りに出かけ、その足で筋肉痛の解消のため先日行った富士見のヒルサイドの温泉に行く。
5月はじめに大家さん親子と山菜を取った林は大分緑が濃くなっていた。
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カッコーが啼き、野鳥が結構大きな声でさえずっている。
カッコーは家の傍でも1週間くらい前から啼き出したが、いつ聞いても胸にジンと来る。
温泉に行く頃には雨も降り始め、丁度先週と同じ場面になった。
今日はとても客が少なく、のんびりゆっくり温泉に浸かった。
露天風呂では、多分原村の農家の主婦であろうおばあちゃん達が
話をしているのを傍で何となく聞きながら情報収集する。
お風呂での会話を聞くのは結構、楽しい。
知っている人は誰もいないのに、何とかさんと何とかさんが・・・とか
○さんのとこの嫁さんがうつ病で入院したんだととかうわさ話が聞こえてくる。
離婚やうつ病は都会だけのものかと思っていたが、この農村でもこれまで聞こえてきた範囲ではかなりの数でいるようだ。
やはり仕事が厳しいだけに、それが原因になるのかもしれない。ただ、専門病院や相談相手がいないのが発症してからは辛いかもしれない。
温泉ですっかり温まり、筋肉痛や膝の痛みが取れたような気がしたので
帰ろうと思ったが、休憩室が空いているので、ツイ寝転んで昼寝をした。
この私が昼寝とは・・・あろうこともないことが起きた。
何時間も寝たような気がして目覚めたが、15分しか寝ていなかった。
湯冷めしたのでもう一度温泉に入り直しして温まって、雨上がりの森の中を歩いて森林浴して、思う存分木の香りを吸って家に帰る。
大分自分の時間を負い目を感じなく、慌てることもなく過ごせるようになって来た。
今日は丸田さんの1周忌だった。
会社からは回想録の本が送られてきた。ページをめくると、丸田さんの写真にじんとくる。
丸田さんを見送った後、昨年の今頃からこの一年は私自身も激動の日を送った。仕事終え、こうして想像もしなかった場所で暮らしている。
それも丸田さんの故郷の信州である。
私自身もこの地で気持ちを癒され、周りの人々に暖かく受け入れられ、幸せと思う日々を過ごしている。
それで十分。
帰りの山の景色が雲がかかり、劇的な場面であった。

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