信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

幸せです。

2007年05月07日 22時26分47秒 |  日記
GWの客が帰った。別れる時にこれまでそれほど感じなかった寂しさが去った後にじんわりと来た。これぞ遠く離れたために味わう感情だ。天気が回復したので洗濯を始めたが干さないうちに、Sさんご夫妻が訪ねていらした。
1昨日、息子夫婦とともに、蓼科の別荘を訪ね、そこで夕食をご馳走になった。
旬菜料理を食べさせてくれる
リンクはこちら杣人の家という和食の食事どころである。
焼き物中心の料理でたまらなくお肉が美味しかった。そのときの写真をわざわざ帰り道届けて下さった。
東京の自宅に帰られるのを見送ったが、このときも物悲しかった。
今回は訪ねてくれた人たち全員、この原村へ引っ越したことを誉めてくれた。初めて泊まったのだが、お天気も良かったので
一層、花が咲き乱れるこのすばらしき景色の中での時間は思い出作りに輪をかけたのであろう。
自分がここに居て親しき友人や家族が訪ねて来る・・・・この地を選んで住み始めて、2ヶ月近く経ってそういった気持ちを持てたのは、幸せを手にしたことなのだ。
午後は庭で草花の手入れ。昨年の誕生日に息子夫婦からクレマチスの苗を5本も買ってもらった。
今年は気候が不順な寒冷の土地に引っ越して果たして根付くかどうか見ていたが、ぐんぐん伸びて、早いものは蕾まで持った。
クレマチスばかりでなく、バラたちまで中央林間の時よりも立派な大きな芽を伸ばしている。
しかも犬まで今日は大家さんから、背中に肉が付いてがっちりしたねと言われた。植物も動物もしっかりこの地に定着したようだ。

買い物に夕方車で走ったら、あちらこちらいたる所に山桜や八重桜が咲いていて、それも数が多いので、先日のソメイヨシノなどよりも目立つ。山桜ってこんなに多かったんだと、ここに住んでいるから初めてわかったのであり、季節に1回くらいしか来なかった今までは知ることもなかった。
夕方の温かい日差しの中で咲いている桜を見ながら車で走っていたら、とてつもなく幸せな気持ちが、心の中を満たして行った。
原村はいいなあぁぁぁ。

買い物から帰って、大家さんと立ち話。
そろそろ畑にヤーコンを植えてはどうか。遅霜が心配なら根元にわらを敷いて上げれば良いとまでご指導頂く。
きゅうりやスイートコーン、茄子、トマトなどの苗を植え始めても良さそうになった。そうなるとこれから毎日忙しい。
先週植えたジャガイモや人参、インゲン、枝豆などが今月末には芽が出始める。
生まれて初めて畑を耕し、野菜を植える。これこそ60歳の手習いである。
さらに大家さんが、コシアブラの芽を一杯持って来て下さった。
http://www4.ueda.ne.jp/~farm-yamazaki/kosiabura.html 山菜の女王といわれる美味の芽。
これを先日頂いた椎茸、独活、などとともに早速天ぷらに揚げた。
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うーん、美味しい!
一人で食べるのは何と贅沢だろう。しかも採りたての産直だから、贅沢の極み。
美味しい食べ物と景色にほろ苦い寂しさは帳消しになった。