信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

原村では少し胸が痛みます

2007年04月09日 22時53分26秒 |  日記
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今日の南アルプスからの日没は18:05分でした。

いつもの火の見やぐらからオルゴールがなっている間も、まだ沈みきっていません。対面の八ヶ岳がその夕日を受けてピンクに染まって、何度見ても美しさに見とれます。

午前中、昨日約束したアネモネ農家の伊藤さんの温室を訪ねました。刈り取る前に写真を撮らせて頂くためですが次から次へとつぼみを出してアネモネが一面に咲きそろっている姿は圧倒されました。これを明日は一気に刈り取るのはさすがに初めて手伝う素人は胸が痛みます。
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車で原村内を走りましたが途中で出会う畑で働いている農家の人は皆若くない人ばかり。家の前で働いているおばさんたちも腰が曲がっていたりする若くない人で耕運機やトラクターに載っているオジサンはやはりかなり年配のおじさんである。

こうして働かないでいる自分は原村のこの旧家が並んでいる地域では特殊人間。年寄りが生涯現役で、日曜日も働いているのを引越しして来てから毎日見ていると生業を持っていない自分が申し訳なくなる。大家さんだって78歳なのに朝8時には畑へ軽トラックで出掛けているではないか。頭が下がる。

そんなことを考えていたら、午後からこうして入られないと庭と畑を綺麗に整理することにした。いつもの富士見のJマートに出掛け洗濯物の干し台を購入し、帽子をかぶり長靴姿で前の居住者の置いていった物干し台を片付け新しく買った物干し台を取り付けた。

土を掘り石を拾い集めごみを集めているうちに収拾がつかなくなったが、明日は働きに出るので今日中に終わらねばと大体やり遂げた。庭が広くなり、物干し台は見た目に邪魔にならない場所に移しまあまあ満足できる庭になった。むさくるしいじゅうたんやごみを片付けるのが一番汚い場面だった。虫がうようよ出てくるので鳥肌立ちながらやっつけた。

広くなった庭は、何を植えようか?嫁が最近凝り出したハーブをここに植えようかな?なんて考えていたら、ターシャ、テユーダの庭が思い浮かび、庭造りだけでも時間が足りないなとそこで考えをストップしあほ犬2匹に引っ張られて夕方の散歩に出掛けた。

今日も原村の農家の人の働く姿に負い目を感じ、外での作業をしてしまった。あちこち自分の住まいが綺麗になっていくのは楽しいし気持ちが良い。

古い家だが手入れをすればかなりいいところまでイメージチエンジが出来るのではないかなと思えた。秊