1月6日〈木〉の日中から降り出した雪は夜にはかなり積り、神社の大きな欅の枝に積った雪は外灯の明かりを下から受けてまるで夜桜を見るような風情があった。7日(金)朝、8時過ぎに普段ごみステーション見回りで巡回しているコースを雪見散歩と洒落込んだ。妻が年を考えて止めたらと言ったが、めったに雪見などできない地域なので滑らないように気を付けると返事をしたところカメラを持って行った方が良いとのこと。確かにカメラで写真を撮るつもりなら歩く歩幅も短くなって、立ち止まる回数も増えるのでその分滑る機会も減るかなと納得。
市役所裏手の駐輪場は朝日は届かず一面の雪景色だった。すでに通勤する人は行った後で、亀岡八幡宮には誰もいなかったが、本殿前の狛犬と狛亀は雪のマントを羽織って新年の装いをして、社務所入口脇には提灯が下がり門松と共に7日の幕の内最終日の風情を留めていた。鳥居を出て市役所入口前では職員か2名の方が歩道の雪かきをされていた。雪が氷付いてここが一番滑り易いと言っていた。京急踏切側の役所前歩道は雪の積りが少なかったのか朝日で雪が解けてしまっていた。
八幡通りの合掌作りの家は屋根が急こう配なので雪の積りは少なかったが写真を撮っている。前の路地から撮ったので左横の家の枝のみ残した喜樹が写っていた。
この時期、椿や山茶花の赤い花が目立つ時期だが積った雪の白さの中では鮮やかさが違っていた。寅年なので黄色の蜜柑、柚子、檸檬の実なども写真に収めたが写真を見ると目とカメラのレンズとではどうも鮮やかさが違っている。
亀井児童公園では近道で通る人が1人いただけでお地蔵様が解ける前の公園の雪景色を見守っていた。
教会前のチャイニーズホーリー(右)と紅千鳥(左)の鮮やかな赤い実を見てそういえば2月4日~22日の北京冬季オリンピックまで1か月を切ったことが頭に浮かんだ。その先の赤い仲町橋までが逗子5丁目で川向うは逗子4丁目なので橋の上から桜山の雪景色を見上げ、反対側の市役所の建物も遠望、流れの止まった川面も見て戻ってきた。風もなく紺青に近い空で、手のみ冷たさを感じた散歩だった。(yoo)