徒然なるままに~とでも言おうか
最近私は自身あまり飲めないお酒であるがビールを少々夕食前に頂くことを始めた。酒は百薬の長とでも言われている「お酒」(適量のお酒はどんな良薬にも勝る)また(徒然草1331頃一七五「百薬の長とは言えど、万の病は酒よりこそ起これり」)とある。夕食が食膳に出そろう迄の間、日替わり肴を相手にTVを見ながら、グイ~といぱいやって待つのが夕方の楽しみなのだ。その時相手をしてくれるTVはBS/TBSで毎週月曜日21:00~22:00放映されている
「吉田 類」さんの《酒場放浪記》である。
酒場という聖地へ
酒を求め
肴を求めさまよう がキャッチフレーズ
不在の時は毎週録画をしておいてそれを開いて見ている。この放送は連続放送1054回を数えている人気番組でもある。先ずはJR・私鉄の都内駅前にある類さんの選んだ「大衆酒場」が舞台となる。僅か15分程の4話が放映されている。酒豪の類さんは言うまでもないが、その酒場で調達された数々の銘酒の日本酒に挑戦する。尚、その酒場で工夫された得意な多くの酒の肴がこの番組の主役でもある。我々見る方も、そのありとあらゆる肴の種類の豊富さに興味が増してくるのだ。ここで気になるのが「肴に銘酒を合わせて飲む」が頻繁に出てくる。見ているうちに美味しそうな味や匂いがして来る様な錯覚さえ覚えるのである。新型コロナ禍のまん延防止が出ている状況下、せめても家でTVで雰囲気を味わうことが出来れば幸せと感じる。
尚、その番組の前座を務めている5分間くらいの駅前付近の名物を紹介していて興味深い面がある。最近、全体的な趣向として類さんの出身地:高知県の酒場放浪記・遥か北の大地北海道:札幌の酒場巡り・類さんの趣味:低名山巡り等が放映されている。その飲みっぷり、食べっぷり、その他店主との会話、お客とのジョークを交えたやり取り、そして退出後門前で得意の「川柳」で感想を詩って、その酒場を後にするのが最後の極めつけとなっている。
15分に区切って1話ずつ録画を見ることもできる。私にとって癒しの夕方のひと時である。
(ysa)