CLUB103 (103系電車好きの独り言)

CLUB103ブログは、管理人の独り言をアップグレードしたものとお考え下さい

マイブームは電車運転工学

2007年10月22日 19時24分06秒 | 撮影・調査・研究
いやぁ、夏頃に力行ノッチ曲線から各種の運転線図が書けることを知ってから、今まで運転台のかぶりつきもしたことがない、時速何キロで走っているかも知らないし、ブレーキもどの程度でかけていたかも知らない私が「運転に関しての話題」についていっちょまえにうんちくたれています。

というより、自分としては、運転曲線なんて作るのには、それはもう内部のすごい資料が必要で、そのすごい資料をすごい手間を掛けて作っていたのだと思っていました。
確かにダイヤの元になる運転曲線については、線区の勾配情報、曲線情報、制限速度情報、信号機の制限情報が無いと線図自体を引けません。
ですので、本当にある区間を運転するために作る運転曲線図は非常に多くのデータが必要で、それはやっぱり個人が手に入れれるものではありません。
どの区間に何パーミルの勾配やRいくらのカーブがあるかについては、小学館から「勾配・曲線の本」というのが出ていて、ほぼ全線区についてはこれで調べることができるのですが、駅と駅との間に35パーミルの上り勾配があるとわかっただけでは運転曲線は書けません。
その勾配が線区の起点から何メートルの地点から始まって何メートルの地点で終わっているかがわからないとダメなのです。
さらに、駅間を何分で走れば良いかという点、ピーク電流は何Aまで容認できるかという点で、区間の最高速度の設定も変わってきます。
電車が発車して、ノッチを入れている時間が長ければ通常は速度は上がり続けます。
ただし、ある速度からはじわりじわりしか速度は上がらないのですが、それでもそういう運転を続ければ、駅間の時間は短縮できます。
その代わり、それだけ一生懸命走ったのだから電気はたくさん使うことになります。
運転曲線図を書くには、線区のそういう条件も知っておく必要がある・・・というより、それは運転させる鉄道事業者の考え方によって選択肢がいくつもあって、個人レベルで決めれる話ではありません。
そんなことで、正確な運転曲線図なんて作るのは絶対に無理なのですが、自分が勝手に様々な条件を想定したシミュレーションならできます。

私が今やってるのが、駅間などを度外視して、まず平坦な勾配の無い場所を走らせたらどうなるかという点です。
ブレーキのところまでまだ勉強していないのですが(笑)とりあえず条件を一定にして101系や103系などを走らせたと仮定して、いろいろな曲線を書いてみます。
速度距離曲線とか、速度時間曲線とかいろいろあるのですが、そういうのを手作りで作りながら、電車の設定(乗客の数や電車の編成、モーター車の数、限流値など)を変えてみてどうなるか計算していっています。
それをグラフ化して比較したりして楽しんでいます。

本当に、まさか自分がこんなことをできるようになるとは思っていなかったのですが、できるようになるとあれこれとやりたいことは広がってきて、過去に調べた101系や103系の設計当時の資料とつきあわせながら、あれこれとひもといて行きたいと思っています。

いやぁ、こんなにおもしろいものだとは・・・・という感じです。