Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

鹿沢高原に咲く秋の花

2009年09月23日 | 
鹿沢園地・野草園にて
(1)

二日目の宿に選んだ「休暇村・鹿沢高原(かざわこうげん)」は、全体が鹿沢園地となっています。
キャンプ地や林間の散策コース、そして今回ご紹介する野草園などがあって、バリエーションに富んでいます。

これはエゾリンドウですが、残念なことにまだ花が殆ど開いていませんでした。
北海道から本州近畿以北にかけて分布するリンドウ科リンドウ属の日本原産の多年草です。
山地の湿地帯に生え、ホソバエゾリンドウの変種と考えられています。


(2)

これは初めて見たシラヒゲソウ(白髭草)で、本州・四国・九州に分布するユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草です。
花びらの縁が糸状に裂けた独特の花を付け、その花びらを白い髭に見立てて名がつきました。
深い山の木陰や山地の沢沿いの湿った場所を好んで生育しますが、本当の湿地帯は苦手とのこと。


(3)

そのシラヒゲソウの花をアップで見てみましょう。
比較的朝の早い時間帯に撮影しましたから、夜露がまだ花にまとわりついています。
何だか「ミルククラウン」を連想してしまいました。


(4)

これもお初のアケボノソウで、北海道から九州、中国・ヒマラヤに分布するリンドウ科センブリ属の2年草です。
花の点を暁星にみたてて名がついたそうです。
アケボノソウは湿原の周辺草地や山間の小川のほとりなどの湿った場所に生育します。


(5)

まだ蕾が多かったのが残念でしたが、これが全て開くとさらに可憐に感じるのでしょうね。
撮影したのは9月13日と14日でしたが、きっと今は見ごろになっているのでしょう。


(6)

4枚目と全く同じ株を前日の13日に撮影したもので。
4枚目は早朝に撮影しましたから、夜露がついていて印象が全く異なりますね。
5枚目とこの6枚目は植物図鑑的な撮り方と言えるでしょうか?


(7)

気がつくとモンキチョウが止まっていました。
そういえば、今年は殆ど蝶の撮影をしていませんでした。
逃げられないようにそーっと近づいてパチリ!

※今回は撮影データの掲載は勘弁して下さいね。
 撮影年月日は2009年9月13日(日)&14日(月)です。
 カメラは今回お伴させたコニカミノルタ・ディマージュA200とRICOH Caplio GX100の2台です。