Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

山梨・徳和渓谷の滝

2009年09月06日 | 滝・渓流
「夢窓の滝」と「長尾の滝」
(1)

山梨市三富地区は西沢渓谷に人気が集中し、徳和渓谷は訪れる人が殆どいない地味な存在です。
でも、私は数年前から一度は訪れたくて仕方がありませんでした。
旧盆の8月15日に訪れることが叶い、まずは入口の滝二つとご対面!

これは「夢窓の滝」の落ち口を覗きこんだところです。
薄暗い渓谷に落ちている滝だけに、木漏れ日のように当たっている光を活かしてみました。
曇りがちのお天気でしたが、お陰さまで何とか変化をつけることが出来たようです。

撮影地:山梨県山梨市三富「徳和渓谷」(共通)
撮影機材:キャノンEOS40D シグマ18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM(共通)
撮影データ:ISO100 f13.0AE(SS1.3秒) -0.3EV 18㎜(29㎜相当)
撮影年月日:2009年8月15日(土)



(2)

落ち口からさらに下って見たところです。
結構不安定な場所で、気を抜くと大変なことになります。
西沢渓谷と比べて小さな渓谷に落ちる滝とは思えない豪快さを感じました。

徳和渓谷は笛吹川の支流にあたり、数多くの滝が待ち構えています。
それだけに今回は「関係者以外立入禁止」で、これ以上奥に進むことが出来ないことが残念でした。

撮影データ:ISO100 f11.0AE(SS2.0秒) +0.3EV 18㎜(29㎜相当)


(3)

さらに下ってみると「!」・・・何と、簡単には滝の正面に回れないではありませんか。
写真で見る限りでは困難に思えないかもしれませんが、苔は生えていて岩は滑りそうですし・・・
流れも急で深さも結構ありそうなんです。

一緒に行った仲間は果敢にも正面に立ちましたが、それはいささか「無謀」というものです。
後で話を聞くと「飛沫はまともにかかるし、強い風が吹いてきてバランスを崩しそうだった」と・・・
そうなると完全装備で滝の正面に立つのが礼儀のような気がしてなりません。
いつかは・・・

撮影データ:ISO100 f7.1AE(SS1/3秒) -1.0EV 25㎜(40㎜相当)


(4)

「夢窓の滝」はそこそこにしておいて、次は近くにある「長尾の滝」へ行きました。
この滝は林道の際にあって、落差こそ5m少々と小規模ながらも水量はたっぷりとありました。
まずは印象的に見える部分を切り取ってみることにします。

撮影データ:ISO100 f22.0AE(SS1.0秒) +1.0EV 32㎜(51㎜相当)


(5)

急に日が射してきて明るくなってきました。
絞りを絞ってもスローシャッターにはならないため、NDフィルターを噛ませての撮影です。
水に濡れた岩の質感を損なわせないために、C-PLフィルターは一切ここでは使っていません。

撮影データ:ISO100 f22.0AE(SS1/6秒) +1.0EV 18㎜(29㎜相当・ND8フィルター使用)


(6)

「長尾の滝」を正面からほぼ全景を入れて撮影したカットです。
小規模な滝ですが、岩を流れ落ちる姿と手前にある黒光りした岩がポイントだと思います。
駐車場から歩いても30分程度の距離ですから、足に自信がない方でもここまでなら大丈夫だと思います。

撮影データ:ISO100 f22.0AE(SS1.3秒) +1.3EV 18㎜(29㎜相当・ND8フィルター使用)