蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

例えばこんな話し…

2009-12-14 19:03:05 | Weblog
今日、お客さんとお話をしていて、ちょっと考えたんですが、工事的な事で、お客さんに説明をするのって、ちょっと難しいですよね。

蛇口屋のやっている工事のメリットって、使用できなかったものが使用できる様になる。今まで無かったものが新たに追加されてとっても便利。って言う事なんですよね。

工事が終わって、簡単な説明をして終了なんですが、中には、今回の問題の説明を求めてくる方もいらっしゃいます。

確かに問題を解消したなら、その原因となっていた事を知りたいですからね。

だから掻い摘んで説明をするんですが、その説明にどうしてもお客さんの聞きなれない言葉とか出てきます。

つまり用語ですね。

排水だけでも、ドレインだの、トラップだの、封水だの、通気だの、ってもう、一つ一つ説明していたら大変です。

なんか、もっと簡単に言い換えられないかなあ、なんて、考えつくのは「例え話」にたどり着きます。

この前のINAXのお風呂の新しいトラップの排水が、マスの方のトラップの排水の水を押し出せず、あたかもお風呂の水が詰まっているように見えた事件でしたが、そのことも、お風呂側のトラップの水を、辻・加護に、マスのトラップを朝青龍に例え、
二人掛かりでシーソーの片側に乗っても、朝青龍はビクともしなくて、朝青龍が持ち上がる前には、シーソーから大量に乗った辻加護がすっかり飽きてしまうのか、ほかの用事が出来たのかシーソーから降りてどこかへ行ってしまいます。って話で納得して頂きました。

つまり、外のマスのトラップに排水の為に高低差からの水圧力が、かかる頃には、バリアフリーに近い深さの洗い場パンから脱衣室に向かって浴槽の排水は漏れてしまうって話です。

設備系の話じゃあないんですが、お隣同士さんで違うお宅で2件並べて物置を建てたんですが、片方は凍上でブロックが持ち上がり、もう片方が平気って言う状況に、凍上する側のお客さんが、なにか工事に不備があったんじゃあないかって言われた事がありましたが、釣りをする方だったので、氷上釣りの話をして、たった30センチも離れていない氷にあけられた穴でも、爆釣する穴と、全く釣れない穴があるようなものです、話すと、納得がいったみたいでした。地面の中も、数センチ違うだけで状況が変わってきます。
たぶん、地中に含まれる水分量、地中の水の通り道によって状況は変わってくるんですよね。
凍上って、地中水分が凍って膨張する現象ですから。
言っていて思ったんですが、こういう話も、釣りに全く興味がない方なら返って混乱しますよね。

つまりは使いようって事ですよね、たとえ話って。

それでも、変わったお客さんがいいて、洗濯機のカランが使いにくいって言われたので訪ねてみると、普通に横水栓が付いていたものですから、万能ホーム水栓か、自在水栓に下方がいいですね、っていったら、その使いやすさを、例え話にしてくれないか? って言われました。

このお客さん、蛇口屋にトイレとか、ボイラーとか交換したお客さんですから、蛇口屋はたぶん、例え話を多用した方ですね。

えー、この話を例え話にするの?
難しいなあ

別に断って普通に話したんですが、その前に真剣に考え込んでしまった蛇口屋でした。