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Zapf 2004-2011

2000年代の暮らし。自転車・ゴルフ・Yセツ・城・リコーダー....
今に続くいろんなことが芽吹いた季節

ファインディング・ニモ

2004年07月06日 | movie
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おまけの休日。たまには平日のロードショーでもという意見もありましたが、暑いし明日から会社だし、せっかく家にいられる日は家でという結論になりました。で、ファインディング・ニモ。

魚のお父さんが魚の子供を探す話だというアウトラインは知っていました。PIXERには多大な敬意を払うものですが、キャラクターの基本デザインがどうもセンスに合わないことも多く、作品によって好き嫌いがあります。今回も「けっ」になるかもという不安を抱きながら見始めましたが・・・・、いやあかなり引き込まれて見ました。この映像はすごいわ。これ、ハイビジョンですか。そう言われても信じます。525本とか720本とか、そういう問題ではないんですね。映像って。

レンタルもので、そこそこ特典映像も入ってこの品質。市販の2枚ものや、コレクターズBOXと画質同じなんでしょうか。多少はレート落としてるんでしょうか。とにかくこれで充分きれい。ストーリーはまあ、どうでもいいって言えばそれまでなんですけど(シンプルだけどよく練られた脚本だと思います)、とにかく映像だけで最後まで行っちゃいました。特典映像のコメンタリーまで、ほとんど2回連続で見たと同じような気が。

家に来た人にプロジェクターを見せる題材としてすごくいいかも。買おうかな。


ハルク

2004年06月14日 | movie
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二日続けて主人公の名前が「ブルース」。

マッド系科学者のお父さんに、遺伝子操作で怪物にされてしまった息子の悲劇。2時間少々、それなりに楽しかったです。娯楽物なんで考えたり退屈することもないし。原作のコミックを意識したらしい画面の分割コマ割などは、手法として面白いと思いました。今時のVFX映画にしては、ちょっと合成が雑。実写の中にCGがそのまま組み込まれた印象です。まあ、あの緑の物体を「リアルに」はめ込むのは難しいのかも知れませんが。

恋人役のジェニファー・コネリーがなかなか美しく凛としてました。ビューティフル・マインドでアカデミーとってた人でしたね。


ブルース・オールマイティ

2004年06月13日 | movie
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「オールマイティ」という単語、日本では「有能」程度の感覚で何気なく使われることもあるけど、欧米ではもっと宗教的に重くて、神様だけの「全知全能」というような言葉なのだ、とかなんとか書いてあったコラムかエッセイを最近どこで読んだんだっけ。忘れた。

ジム・キャリー。我が家では特に私に人気。このジャンルでこの人と比較できる人を知らない。

モーガン・フリーマンな神様から、全てのパワーを与えられたTVレポーターが巻き起こすドタバタ。最初に起こす奇跡が、モーゼの十戒さながらに、スープカップの中のトマトスープを二つに割ってしまうこと。こんな感じで、突然全能の力を与えられてもその使い道が極めて地味。ニュース番組のメインキャスターの地位を得るために、隕石まで落としてしまう。

アメリカ映画っぽい宗教臭さ説教臭さや、テーマのモロ語りもあるけど、ジム・キャリーの怪演を見るためとあらば、それも厭うまい。とても面白い。100分少々の長さもよし。一時期、精神を病んでしまったようなニュースを聞いてたけど、元気そうで何より。

原語のジョークやシャレがそのまま理解できたら、何倍も楽しいんだろうなあ。字幕いらずの友人がうらやましいぜ。



ザ・コア

2004年06月07日 | movie
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地震発生装置によって地球の核(コア)の回転が止まり地磁気に異変が生じて電離層に穴があいて太陽の放射線が地球に振りかかって人類が1年以内に絶滅する。という危機に立ち向かう映画。危機の設定そのものが科学オンチの私にはもう何がなんやらさっぱりです。『隕石がぶつかって危ない!』とかだと分かり易いんですけど。

「パニックものが見たい」という妻の提案で借りてきました。案外面白かったです。こういう映画はどこまで思考停止状態になれるかどうかですね。マントルの中を進む船の映像なんて映画でははじめてではないでしょうか。何事も最初にやる人は大変です。

「サージ博士」をやっていた俳優が、妙に記憶に残っていたのだけど、調べたら何のことはない。先週見た「ニキータ」でニキータを訓練した人でした。チェッキー・カリョさん。こいつはシブいです。



ニキータ

2004年05月30日 | movie
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午前中は「みんゴル」3ラウンド。トーナメントで優勝して、対戦モードでアメリカのプロレスラーみたいのを僅差で倒し、練習生試験に合格。その勢いでまたトーナメントに出て優勝したら2級にランクアップ。それにしても、自分でも思うんだけど、たかがゲームに緊張しすぎ。どうも修行僧のような気持ちになってしまう。真剣すぎ。

昼は福しんで冷やし中華。外は異常に暑かった。買えって缶ビールを飲みながら録りっぱなしの「ニキータ」を見る。お話そのものは専門外だけど、案外最後まで面白かった。汚れた野良猫のような女が、訓練と化粧でイイ女の工作員に変化していく様はなかなかのものそれにしても。フィフス・エレメントとかジャンヌ・ダルクとか、この監督は一貫して野良猫系女が好きなんですね。

私はもうネコ系はいいです。


ラストサムライ

2004年05月16日 | movie
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休日の昼間、暗幕を閉める午後。天気がいい時は少し気が引けるんだけど、今日みたいな天気なら堂々とですね。
「ラストサムライ」はちょうど今日からレンタル開始だったようです。よく借りられたな。

なかなかいい映画ですよ。途中までは。ニュージーランドあたりでセット組んだらしい明治初期の横浜の風景も妙にシブいですし、トム・クルーズが徐々に武士道に染まっていく演技もいいです。武士道な渡辺謙が、英語話すのはちょっとありえないだろうNOVAでも行ったんデスかという疑問は置いといて、(だって渡辺謙とトムクルーズが意思の疎通が図れなければ、ストーリーが成立しないから)、村の生活も細部まできちんと作ってあります。小雪も(普段はキライだけど)今回はまあまあ。
多少ガイジンから『見た誇張はあれど、ニッポンってやっぱいい国じゃんと思わせてくれます。途中までは。

問題は、一番の見せ場であるはずの官軍との戦闘シーンの後半から。だんだん製作者(原作者)がミズシマシンジな幻想というか妄想の世界に入って行きます。新式の機関銃で派手に撃たれた渡辺謙が、かなり時間かけて死亡した後、それを見守っていた官軍の兵たちが、ラストサムライの尊大な死に敬意を表して、いきなり全員で土下座するあたりから。ネタバレなのでこれ以上は書きませんが、私的な「許せる」と「ありえねー」の境界を越えてしまいました。

とは言え、150分、娯楽映画としての楽しみは充分すぎるくらいでした。
まあ、見ておいて損はないかと。