大雑把な日常

日常のあれこれ。

STAND BY ME ドラえもん

2014-08-18 | 見た
CGってマジですごい。
のび太の部屋の窓の外側が
雨粒の跡で汚れているのとか
吹雪の空に揺れる木とか
ぞくっとするほどのリアリティでした。

「ドラ泣きしませんか?」

というキャッチフレーズでおなじみ
ドラえもんの最新作で全編CGの映画。
ドラえもんの名エピソードをつなぎ合わせた2時間。
見ました。

わたしは人より涙もろいので
構えていったのが悪かったのか
しみじみ泣いたのは1度きりでした。

エピソードを知っているので
次にどんな展開になるか分かるし
エピソードの表現が
初めてマンガで見たときの印象を
私の中で超えなかったのが原因かと思います。

映画はより感情的です。

藤子先生のマンガは
押さえた表現の中に感動がある。
静けさの中に
優しさや強さが眠っているから
また違ったもの
として見れれば良かったかな。

泣きに行くにはいいのかもしれないです。

あと娘が
感動的そうな場面で
いちいち顔を覗き込んでくるのが
うざかったです。
涙ひっこむっつーの。

娘は「こっそり2回泣いたよ」といってました。
まったくもって子ども目線で泣いたようです。
のび太がつらそうなところで
つらくなったのだそうです。

わたしが泣いたのは
しずかちゃんのお父さんとの結婚前夜のところです。
映画だからっていうか
あそこは
セリフの持つ力強さが半端なくて
何回見ても泣いてしまいます。

子どもを持つということの
底しれない幸福感と愛情を
あそこまではっきりと
1ミリも取りこぼすことなく
きっちりとセリフにしたところが
子どもたちの夢をかなえる魔法の道具や
親しみやすいキャラを作っただけでない
ドラえもんというマンガを作りだした人の
才能を物語っていると思います。

わたしがしずかちゃんのお父さんだったら
あの状況で
あれを言えるかどうか分かりません。
自分の宝物を
(しかものび太に!)喜んで手放す心の強さと愛情を
揺るがずに持ってられるだろうか。

藤子先生がそのような気持ちで子どもに接し、
そうやってマンガを書いているのだと思うと
胸がいつもジイインと熱くなります。

結果
見に行って良かった。

CGがリアルであればあるほど
そこにいるドラえもんの違和感と
のび太のキューティクルが
気になる映画でした。
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