大雑把な日常

日常のあれこれ。

言葉のない世界

2018-01-22 | 日記
言葉がこの世から消えたら、どうします。

最近、小川洋子さんの小説講座を見てましたら、
人間がどうして言葉を獲得したのか
ということを言ってました。
人を統率するため、
コントロールするために言葉が整備されていったと。

それで口伝えから書き言葉に
印刷技術を発明し
文明を作り出した。

そいでもって、
小川さんは、
言葉によって、人間は寿命を知るようになる
と言ってました。

つまり、死です。

なるほど。
動物はきっと「あんた、大体、〇歳くらいに死ぬよ」って教えられていない。
人間は知っているから
「あれ、そろそろかな?」とか
「ああ、もう死に向かっている」とか
センチメンタルな気持ちになったり、
そこにドラマを生み出したりするんだって。

動物は、知らない。
もしかしたら、
言葉がないほうが幸せに生きられる?

終わりがあると知っているから
幸せを感じるっていう考えもあるよね。

ねえ、どう思います?

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