ジャズピアニストの上原ひろみさんが
サワコの朝
に出ていた。
サワコの朝ばかり見ているようですが
録画していたものを貯めていたので
一気に見たのです。
音楽については、まったく無知と言っていい私ですが、
すごいことはよくわかる。
なんてったって
ピアノを弾く時の顔が
すごい。
ピアノの顔をしている。
いま奏でているピアノの音色が顔に出ている。
今、娘がピアノを習っているので、
見せてみたら、
二回連続で見ていた。
サワコの朝は
トーク番組なので
上原さんは演奏のほかに
自分のことを話されていたのですが、
なにしろポジティブでマイペース。
２０歳で
アメリカの名門音楽学校へ行き
首席で卒業するのだが、
そのとき
悩んだり辛かったりしませんでしたか
という質問には
ボストンのアパートにネズミがいっぱい出たのが
悩みだった
と明るく言っていた。
壁にぶちあたったら
「壁、きた！」
と燃えると。
どうしたらこんな娘に育つのかしら。
そりゃあ、生まれたときから天才なんだろうけど、
メンタルが素晴らしく伸び伸びと美しい。
わたしときたら、
娘が1カ月ぶりに行ったピアノで先生に褒められた
ときいて
「え？あんなに練習してないのに？」
などと言ってしまった。
これよこれ。
こういうネガティブがダメよね。
個人的にな意見としては
才能がまわりの環境につぶされる
なんてことはない。
才能が
その環境に勝てるほど強くなかっただけだ
と思う。
偉人の伝記とかによると
どんな過酷な環境でも
天才は
それをエピソードとして、自分の勲章にできる。
一握りの天才に限っての話だからまあ自分たちには関係ないけどさ。
今日はそんなことをグルグル考えていた。
娘は
上原さんのピアノに合わせて
お箸でドラムを楽しそうにたたいていた。
親としては
隣で楽しそうに踊ってみた。
こんな子に育つといいな。
と、私とたった二歳違いの上原さんを見て
思う日曜の午後。
